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US コルト M1861 ネービー リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#17784) 59 |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【9650】 |
英 名
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Colt M1861 Navy Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、✕、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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352mm |
口 径
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10mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1861 ネービー リボルバー について】
サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1861年頃から1873年頃まで製造された、管打ち式のシングル・アクション・リボルバーです。
本銃は.36口径のコルト M1851 ネービー リボルバーの後継モデルで、銃身がM1860 アーミー リボルバーと同様の流線形のラウンド・バレルとなり、ローディング・レバーもM1860 アーミー リボルバーと同様の回転軸のネジが不要な "Creeping Lever" と呼ばれるタイプとなっている以外は、従来のM1851 ネービー リボルバーと同等のスペックとなっています。 このローディング・レバーは当時コルト社の製造監督であったElijah King Rootによりデザインされたものです。 コルト M1861 ネービー リボルバーは、全て7 1/2インチ銃身となっており、銃身長の正式なバリエーションは存在しません。 トリガー・ガードは基本的に大型の真鍮製ですが、大型の鉄製トリガー・ガードもごく少数ながら存在します。 バック・ストラップについても大半は真鍮製ですが、こちらもごく少数ながら鉄製の物が確認されています。 尚、M1861 ネービー リボルバーの発売当初、シリンダー表面に肉抜きの溝が設けられたフルーテッド・シリンダーのタイプと溝のないラウンド・シリンダーの2種類が同時に製造されたと考えられていますが、フルーテッド・シリンダーの生産数は約100挺程に留まり、現存数は非常に少なくなっています。 ラウンド・シリンダーのシリンダー表面には、M1851 ネービー リボルバーと同様に、1843年のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面がエングレービングされており、M1851 ネービー リボルバーとM1861 ネービー リボルバーの間でシリンダーの互換性があります。 尚、大半のM1861 ネービー リボルバーでは、フレーム右側面のキャップ・カットアウトと呼ばれる切り欠きにキャップ・グルーブと呼ばれるパーカッション・ニップルの装着を容易にする為の溝が設けられていますが、フルーテッド・シリンダーの個体及びごく一部のラウンド・シリンダーの個体はキャップ・グルーブを備えていません。 また、ごく少数 (約100挺程度) ではあるものの、M1860 アーミー リボルバーと同様に、M1861 ネービー リボルバーにも着脱式のストック用の切り欠きを備えた個体も製造されました。
コルトM1861 ネービー リボルバーは、合計38,843挺が生産され、その内約28,000が南北戦争中 (1861年-1865年) に生産されました。 本銃は南北戦争中、合衆国陸軍及び海軍により調達・使用されましたが、調達数については文献によりばらつきが見られます。 また、イリノイ州やコネチカット州等の州民兵も相当数のM1861 ネービーを調達したと言われています。 (KK Updated)
【本個体の説明】
本品のシリアルNo.は17784で、シリアルNo.から1864年 (文久3年-元治元年) に製造された品である事が判ります。 シリンダーはラウンド・シリンダーとなっており、トリガー・ガード及びバック・ストラップは真鍮製、フレームはストック用の切り欠きのないスタンダードなタイプとなっています。 銃身上面には「- ADDRESS COL. SAML COLT NEW-YORK U.S. AMERICA -」のメーカー・アドレス刻印が一行で入っています。 本品のシリアルNo.は、銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダー、シリンダー軸、バレル・ウェッジが(17)784でマッチしています。 シリンダー表面のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) の場面のロール・エングレービングについては、全体にやや薄くなり、一部朽ち込みが表れていますが、部分的に図柄が確認出来ます。 シリンダーのパテント刻印についても朽ち込みにより見え難くなっていますが、シリアルNo.刻印については比較的はっきりと確認出来ます。 フレーム左側面の「COLTS PATENT」の刻印やトリガー・ガード基部左側面の「36 CAL」の刻印については、はっきりと残っています。
本品の銃身やフレームといった鉄部は、全体に丁寧な再仕上げによるブルー仕上げが施されており、若干の打ち傷や表面錆痕は見られるものの、目立った欠損等は見られず、概ね良好な状態が保たれています。 シリンダーについては全体に仕上げが薄くなり、やや経年による褪色や若干の朽ち込み痕が見受けられます。 真鍮製のトリガー・ガードは光沢のある鍍金の再仕上げが施されており、若干の打ち傷を除いて現状目立った腐食等は見受けられません。 オリジナルの木製 (ウォールナット製) グリップについては、若干の打ち傷や擦れの他、角の部分に僅かに欠けが見られるものの、大きな破損等は見られず、グリップ・フレームへの取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。
本品のグリップ右側面には「小濱藩兵賦藏」の文字が彫られています。 小濱藩 (=小浜藩:おばまはん) は、若狭国一国および近江高島郡の一部、越前敦賀郡を領した藩で、明治4年 (1871年) 7月の廃藩置県で小浜県となった後、同年11月には敦賀県となり、明治9年 (1876年) に滋賀県に編入され、明治14年 (1881年) には福井県に編入されました。 兵賦 (へいふ/へいぶ) とは、江戸幕府が幕末に直臣から徴発した軍役であり、文久2年(1862年)の兵賦令に基づき、500石以上の旗本や御家人に対し、領内から石高に応じた人数を出させ、歩兵組として編成しました。 尚、500石以下の士については、金納とされました。 これらの事から、本品が明治4年以前に小浜藩徴発兵により使用されていたものと考えられます。
作動については問題なく、ハンマーのハーフ・コック及びフル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーが正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引く事により、ハンマーがスムーズに落ちます。 銃身とフレームの取り付けについては現状がたつきは殆ど見られず、シリンダーの前後の遊びについても十分許容レベルです。 ローディング・レバーは左右の遊びも比較的少なく、機能的にも正常で、前方に折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 銃身内は銃口から薬室まで完全に抜けて (通って) おり、若干の表面錆痕は見られるものの、ライフリングも深くはっきりと残っています。 シリンダーのパーカッション・ニップルについても、目立った欠けや変形等は見受けられず、概ね良好な状態が保たれています。
本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 (KK)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 35.2cm、銃身長: 19.0cm、口径: 1.0cm、銘文: ADDRESS COL. SAML COLT NEW-YORK U.S. AMERICA、備考: 小濱藩兵賦藏)
【その他の情報】
平成2年10月18日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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