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US★レミントン オールドモデル アーミー リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#4702) new
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価格(税込)
 \4,950,000
商品番号
 【9648】
英  名
 US Remington Old Model Army Revolver
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 342mm
口  径
 11mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【レミントン オールドモデル アーミー リボルバー について】
E. Remington and Sons社 (現在のレミントン・アームズ社) で製造された、.36口径の管打式 (パーカッション式) シングル・アクション・リボルバーです。 本品は銃身上に "New Model (ニューモデル)" と刻印された1863年からの生産品に対して、"オールドモデル" と呼ばれていますが、レミントン社の正式なモデル名ではありません。 "ニューモデル" と "オールドモデル" 共に南北戦争 (1861年-1865年) ではその殆どが北軍によって使用され、コルト M1851 ネービーやM1860 アーミーと共に主要拳銃として使用されました。 南北戦争時、当初はコルト製の拳銃が多く供給されていましたが、1864年のコルト社工場火災以後はレミントンの北軍への供給量が最も多くなりました。 レミントン社製のパーカッション・リボルバーは、コルト製よりも耐久性に優れ、素早いリロードが可能でした。 また、コルト社製のパーカッション・リボルバーは銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むような構造となっており、前後に分解出来ましたが、レミントン社製リボルバーは、シリンダーをまたいでフレームが一体になったソリッド・フレームで、銃身はフレームに容易には取り外せないようにネジ込み式となっていました。 この形は現代のリボルバーと同様で、ソリッド・フレームの耐久性はコルト社製に比べ優れており、精度も良く好評でした。
1856年にエリファレット・レミントン (Eliphalet Remington) の3人の息子が事業に加わり、社名が「E. Remington and Sons」となったレミントン社は、翌1857年に同社初のリボルバーであるレミントン-ビールス ポケット リボルバーの販売を開始しました。 これは、レミントン社の社員であったフォーディス・ビールス (Fordyce Beals) の設計に基づく小型のシングル・アクション式リボルバーで、口径は.31口径でした。
1856年にビールスは新型のリボルバーに関する特許を取得し、1858年にはシリンダー軸とローディング・レバー・システムの特許を取得しています。 この特許では、指掛け (Wing) 付きのシリンダー軸によりシリンダーをフレームに固定し、シリンダー軸は銃身下部に配置されたローディング・レバーによって保持され、レバーを下げた時のみフレームから引き抜く事が可能となっていました。 この特許に基づいて最初に製造されたのが.36口径のレミントン-ビールス ネービー リボルバーで、1860年末から1861年初頭にかけて量産が開始されました。 レミントン-ビールス ネービーは、シングル・アクション式の6連発リボルバーで、7 1/2インチのオクタゴン・バレルを備えていましたが、初期の生産品には約7 3/8インチ銃身の個体も存在しました。 さらにこの.36口径のネービー リボルバーに続いて、まもなく.44口径のアーミー モデルも登場しました。 レミントン-ビールス ネービーの生産が終了する1862年までに、およそ15,000挺が製造されましたが、大型のアーミー リボルバーは約2,000挺しか生産されませんでした。 その後レミントン-ビールス モデルは、ウィリアム・エリオットによる改良型であるM1861 (通称オールドモデル) により置き換えられる事となりました。
レミントン-ビールス モデルと、その後登場した改良型であるM1861 (オールドモデル)及びニューモデル (M1863) にはいくつかの相違点が存在しており、最も顕著な違いは、背の高いスパー (指掛け) を備えたハンマー及び銃身基部のネジ部分がフレームにより隠れている点でした。 M1861 (オールドモデル) の生産が開始されると、これらの特徴は廃止されていき、フレームには切り欠きが設けられ、銃身基部のネジ部分が露出することで、発射時の汚れによる作動不良を防ぐ構造となりました。 また、ハンマーのスパーも低く改良され、破損のリスクが軽減されました。 さらに、シリンダー軸の固定方式も改良が行われ、ビールス・リボルバーでは、ローディング・レバーを下げる事で軸を引き抜く事が出来ましたが、M1861 (オールドモデル) ではレバー上部に切り欠きが追加され、レバーを上げた状態でもシリンダー軸を前方に引き出せるようになりました。 この改良は、レミントン社の技術者ウィリアム・エリオット (William Elliott) によって特許が取得されましたが、実用面では射撃時の反動によってシリンダー軸が前方にスライドすると、シリンダーがロックされてしまい、使用不能になるという問題が生じました。 この致命的な欠陥に対する修正策として、ローディング・レバーの内側に頭部が平坦なネジが追加され、シリンダー軸が前方へ移動しないように改修が行われました。結果的にはこの改修により、レバーを下げないとシリンダー軸が抜けない設計に戻り、ビールス・モデルと同じ構造へと回帰する事になりました。 レミントン-ビールス モデル及びM1861 (オールドモデル) の初期生産品には、シリンダーの後部に安全ノッチがなく、シリンダーの各チャンバー間でハンマーを安全に落とした状態で固定する事が出来ませんでした。 シリンダーのセーフティ・ノッチはM1861 (オールドモデル) の生産途中 (1862年後半) から追加されました。 また、M1861 (オールドモデル) のローディング・レバーはレミントン-ビールス モデルに比べて基部の三角形部分が大型化し、より頑丈なものとなりました。
米国政府は当初、生産されたレミントン-ビールス ネービー 15,000挺のうち約11,249挺を調達し、その性能に概ね満足していました。 1862年6月に武器省はレミントン社に対し、さらに5,000挺のネービー口径 (.36口径) リボルバーの契約を結びましたが、この契約で納入されたリボルバーには、ビールス ネービーと新型のM1861 (オールドモデル) が混在していたと考えられています。 1862年8月から12月にかけて、合計5,001挺のレミントン社製.36口径リボルバーがこの契約の下で納入されました。 しかしながら、上記のM1861 (オールドモデル) の構造上の欠陥に起因する不具合の報告を受け、M1861 (オールドモデル) は生産中に改良が加えられ、最終的にニューモデル (M1863) の開発に繋がりました。 尚、武器省では1862年12月の納入以降、レミントン社から.36口径リボルバーの追加購入は行っていませんでしたが、1863年から1865年にかけて大量のニューモデル (M1863) アーミー リボルバーの調達を行いました。

【本個体の説明】
本品は.44口径のレミントン オールドモデル アーミー リボルバーです。 銃身上面に「PATENTED DEC. 17 1861」のパテント刻印及び「MANUFACTURED BY RWMINGTONS'ILION. N.Y.」のメーカー・アドレス刻印が確認出来ます。 また、銃身下部には4702のシリアルNo.が打刻されており、これはグリップを外したフレームのシリアルNo.とマッチしています。 また、シリンダーには47の番号が確認出来ます。 その他、銃身基部左側面に「PA」、シリンダーに「AB」、銃身下部及びトリガー・ガードに「S」の検査刻印が確認出来ます。
本品の銃身やフレーム、シリンダーといった鉄部は、全体に仕上げ直しによるブルー仕上げが施されており、やや打ち傷や褪色の他、若干の表面錆痕が見られるものの、大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガードについては、磨かれてはいるものの、若干の打ち傷を除いて現状目立った腐食や変形等は見られません。 木製 (ウォールナット製) グリップについても、若干の打ち傷が見られる他、グリップ下部の角に目立たないレベルの欠けの補修痕や僅かなヘアライン・クラックが見受けられるものの、それ以外には大きな破損等は見られず、フレームへの取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーが力強く落ちます。 ローディング・レバーは左右の遊びも少なく、機能的にも正常で、前方に折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 シリンダーの取り外しについても問題なく行う事が可能です。 銃身内は若干の表面錆は見られるものの、銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、ライフリングもはっきりと確認出来ます。 パーカッション・ニップルについても、若干の時代錆が表れているものの、現状目立った欠けや変形等は見受けられません。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺で、珍しい "オールド・モデル" のアーミーとネービーを持っておられたのは流石です。 (KK)(MM)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 34.2cm、銃身長: 20.1cm、口径: 1.1cm、銘文: PATENTED ED□LEC.17 1861 MANUFACTURED BY REMINOTON S’ ILION.N.Y)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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