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ベルギー製 コルト・パテント ドラグーン リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#18581) new
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価格(税込)
 \5,500,000
商品番号
 【9647】
英  名
 Belgian Colt Patent Dragoon Revolver
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品
国  名
 ベルギー / アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 378mm
口  径
 11mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ベルギー製 コルト・パテント ドラグーン リボルバー について】
ベルギーでコルトのパテントに基づいて製造された、ドラグーン リボルバーです。
ベースとなったコルト M1848 ドラグーン リボルバーは、コルト ウォーカー リボルバーの後継として1848年に発売された、.44口径の管打ち式シングル・アクション・リボルバーです。
前身となったコルト ウォーカー (ウォーカー・コルト) リボルバーは、サミュエル・コルトがテキサス・レンジャーのサミュエル ・ハミルトン・ウォーカー大尉からの書簡による依頼に基づいて、コルト パターソン リボルバーの設計を基に1846年に開発した、.44口径 6連発の軍用リボルバーです。 コルト ウォーカー リボルバーは、1847年に約1,100挺のみが製造されましたが、その内約1,000挺が米国戦争省からの受注であり、他に約100挺が民間市場向けとして生産されました。 コルト社は軍との契約を履行する為、イーライ・ホイットニー社に生産を委託しました。 コルト ウォーカーのシリンダーにはウォーカーの叙述に基づき、「ウォーカーズ・クリークの戦い」と呼ばれる1844年に発生したテキサス・レンジャーとインディアンの戦闘場面が入っていました。 この戦闘は、テキサス・レンジャーの部隊全体がコルト製リボルバーを戦闘で使用した最初の事例として知られています。 コルト ウォーカーは当時としては非常に強力なリボルバーでしたが、極めて大型かつ重量が重かった点に加え、シリンダーの破裂事故の頻発やローディング・レバーの固定機構が不十分であるといった欠点がありました。
オリジナルのコルト ウォーカーの銃身長は9インチでしたが、その後まもなく「ホイットニービル・ハートフォード ドラグーン (もしくはトランジション・ウォーカー)」と呼ばれる、銃身長を7 1/2インチに短縮した改良モデルが約240挺製造されました。 ホイットニービル・ハートフォード ドラグーンは、コルト ウォーカーとコルト M1848 ドラグーンの間に製造された過渡期のモデルであり、全体的な仕様はコルト M1848 ドラグーンに近いものとなっていますが、コルト ウォーカーの残余部品を使用して生産されました。 そのため、その後のM1848 ドラグーンとは異なり、トリガー・ガードの後端がグリップ側に傾斜して突出した形状となっているのが特徴です。 その後、1848年には後継となるコルト M1848 ドラグーン リボルバーが登場しました。 コルト M1848 ドラグーンでは、ホイットニービル・ハートフォードと同様に、7 1/2インチの銃身を備えており、シリンダーが2 7/16インチから2 3/16インチに短縮されて装填可能な装薬量が60グレインから50グレインまで減らされた事により、シリンダーの破裂の可能性を低減していました。 また、発射時の反動でローディング・レバーが下方に落ちてしまうのを防ぐ為、ラッチが追加されるなどの改良が行われています。 コルト M1848 ドラグーンには、製造時期に応じて大きく分けて1st Modelから3rd Modelまでの3種類のモデルが存在しています。

1st Model (1848-1850)
・生産数: 約7,000挺 (シリアルNo.レンジ: 概ね1341〜8000)
・トリガー・ガードはスクエア・バックと呼ばれる後部が角張った形状
・トリガー・ガード後部の傾斜がなくなり、バック・ストラップ、フレーム、トリガー・ガードの接線が一直線となる
・基本的には縦型のローディング・レバー・ラッチを備える (水平型も少数存在)
・シリンダー・ストップ (ボルト) の形状は楕円形
・初期の個体を除き、シリンダー後部の各ニップル間に合計6本のセーフティ・ピンを備える
・ハンマーの後部にローラーを備えない

2nd Model (1850-1851)
・生産数: 約2,700挺 (シリアルNo.レンジ: 概ね8000〜10700)
・トリガー・ガードはスクエア・バックと呼ばれる角張った形状
・シリンダー・ストップ (ボルト) の形状が長方形に変更
・シリンダー後部の各ニップル間に合計6本のセーフティ・ピンを備える
・ローディング・レバー・ラッチは縦型と水平型が存在する
・シリアルNo.が概ね10000以降の個体では、メイン・スプリングがV字型のタイプから板状となり、取り付け方法が変更されると同時に、ハンマー後部にローラーが追加される
・トリガー・ガードは下方に向かって幅広となる従来の形状から変更

3rd Model (1851-1861)
・生産数: 約10,500挺 (シリアルNo.レンジ: 概ね10200〜19600 ※オーバーラップ有り)
・銃身長は7 1/2インチ及び8インチが存在
・トリガー・ガードはスクエア・バックから後部が丸い形状に変更
・シリンダー後部の各ニップル間に合計6本のセーフティ・ピンを備える
・ローディング・レバー・ラッチは縦型と水平型が存在する
・メイン・スプリングは板状が標準で、ハンマー後部にローラーを備えている
・ショルダー・ストック取り付け可能な個体では、銃身に折り畳み式のリーフ・サイトを備えた個体も存在 (※リア・サイトとして使用するハンマーのVノッチは残されている)
・シリアルNo.が概ね13000以降の個体では、バレル・ラグ右側面のローディング・カットアウトが面取りされて拡大

ヨーロッパの銃器製造者がコルト社製のドラグーン リボルバーを最初に入手した時期は不明ですが、ベルギーではコルトから正規のライセンスを取得して製造された品に加えて、無許可で製造された品も多数製造されました。 これらのコルト社から製造許可やライセンスを受けずに製造されたドラグーン リボルバーは特許権を侵害しており、押収される可能性がありました。 一方、コルトのパテントを使用して正規に製造された品は、コルト社のベルギーにおける代理者によって承認され、「COLT / BREVETE」や「COLT PATENT」といったパテント刻印が打刻されています。 尚、コルト社から許可を受けて製造されたコルト・パテント ドラグーンには、銃身上面のアドレス刻印は打刻されておらず、米国コルト社製ドラグーン リボルバーのシリンダーに見られる「ウォーカーズ・クリークの戦い」の場面のエングレービングが施された品も確認されていません。 1853年3月中旬にコルト社は米国製もしくは英国ロンドン工場製の部品 (銃身、シリンダー、トリガー・ガード等) をリエージュに輸出し、コルト社の認可を受けた銃器製造者がそれらを使用してドラグーンやM1849 ポケット、M1851 ネービーといったリボルバーを製造できるようにしました。 これらの部品は、ドラグーン用が75フラン、M1849 ポケット用が50フラン、M1851 ネービー用が65フランで提供されました。 コルト社の代理人は、リエージュのプルーフ・ハウスで完成した銃を検査してプルーフ刻印を打刻し、その後、各銃に対して10フランのロイヤリティを受け取ることになっていました。そのため、一部のベルギー製ドラグーン・リボルバーには、米国製やロンドン製の部品が含まれている可能性が有ると言われています。

本品はコルト社から正規にライセンスを取得して製造されたコルト・パテント ドラグーン リボルバーで、銃身上面には「COLT PATENT」のパテント刻印が打刻されています。 バレル・ラグ右側面のローディング・カットアウトが面取りされていない点などから、最後期型の3rd Modelの内、1853年頃以前に製造されたシリアルNo.が概ね13000以前の個体を基に製造された品と考えられます。 しかしながら、ハンマー後部にはローラーを備えていない点等、オリジナルの米国製3rd Modelとは異なる、ベルギー製独自の仕様となっています。 銃身長については、8インチとなっています。 また、銃身のライフリングはオリジナルの7条とは異なり、6条となっています。 シリンダー表面にはオリジナルの「ウォーカーズ・クリークの戦い」の場面ではなく、蒸気船をモチーフにした彫刻が深く彫られています。 また、フレーム両面にはヨーロッパ風のスクロール・エングレービングも彫られています。 (KK)

【本個体の説明】
本品のシリンダーには楕円形の中に「ELG」の文字が打たれたベルギー・リェージュのプルーフ・ハウス刻印が確認出来る事から、本品がコルト社のライセンスの下に製造され、プルーフ・ハウスで検査を受けた正規のコルト・ パテント ドラグーンである事が分かります。 本品の銃身上面の「COLT PATENT」のパテント刻印やシリンダー表面の蒸気船の彫刻、フレーム側面のスクロール・エングレービング等は大部分がはっきりと残っています。 シリアルNo.は銃身、フレーム、トリガー・ガードが18581でマッチしています。
本品の銃身やフレーム、シリンダーといった鉄部は、全体に適度な使用感が見受けられ、やや打ち傷や経年による褪色、若干の時代錆及び表面錆痕が見られるものの、目立った欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガードについても僅かに磨かれているものの、違和感は殆ど感じられず、若干の打ち傷を除いて目立った腐食や変形等は見られません。 木製グリップについては、やや打ち傷や線傷、角の部分の擦れが見られるものの、大きな割れや欠け等は見られず、グリップ・フレームへの取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーが力強く落ちます。ローディング・レバーは左右にやや遊びが見られますが、機能については正常で、前方に折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 銃身とフレームの取り付けには、コルト系リボルバーの持病とも言える若干の遊びが見られます。 シリンダーの前後の遊びについては比較的少なくなっています。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、若干の表面錆痕は見られるものの、ライフリングは比較的はっきりと確認出来ます。 シリンダーのパーカッション・ニップルは一部僅かな変形やひびが見られるものの、現状大きな欠け等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 重い.44口径のリボルバーは、ヨーロッパでは好まれなかったため、コルト ドラグーン リボルバーは、イギリスやヨーロッパ各国での販売は振るわず、現存数も少なくなっています。 (KK)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 37.8cm、銃身長: 19.2cm、口径: 1.1cm、銘文: COLT PATENT)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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