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火縄銃 三匁馬上筒「實」真鍮象嵌 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、無銘) |
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価格(税込)
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\715,000 |
商品番号
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【9646】 |
英 名
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Japanese Matchlock Cavalry Pistol |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、✕、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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365mm |
口 径
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13mm (実測 12.6mm) |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 三匁馬上筒「實」真鍮象嵌 (無銘) について】
本品は馬の上から片手で射撃が出来るようにした小型の火縄銃です。 洋式銃ではピストルに相当しますが、火縄銃では馬の上で使用する意味で「馬上筒」と呼ばれました。 本品は全長が約365mm、銃身長が226mmと馬上筒の中でもやや小振りな品でが、全長に対して口径は三匁(実測約12.6mm)とやや大き目です。 最も実用的な大きさの馬上筒です。
本品の筒 (銃身) は八角銃身(オクタゴン・バレル)で、やや寸の詰まった丸柑子で、柑子の後ろから約16mmが丸銃身になっており、帯に二本の溝が彫られた玉縁(化粧飾りの輪)があり、その後ろから八角銃身が始まりますす。先目当 (照星) は背の高い三角形で、元目当 (照門) は溝形のバリエーションになっています。 筒 (銃身) は二ヶ所の目釘により銃床に固定されます。 台 (銃床) の前部には楕円形の飾金具で囲まれた腕貫穴(うでぬきあな)が設けられています。 台カブの左右に貫通した真鍮製金具で補強された輪束穴があります。 銃身及び銃床は目立った装飾などの無いシンプルで実用性を重視した作りとなっていますが、銃身後方上部に「實」の真鍮象嵌を一文字配して、全体を引き締めシンプルな中にも光る行一点が素晴らしいです。 「實」は「実」の旧字体で、それを「白舟篆古印」で配しているセンスは抜群です。カラクリは外カラクリで、カラクリの地板や胴金(幅7.8mm)、火挟、火蓋といった金属部は真鍮製となっており、水滴形の引金には用心金は設けられていません。 雨覆は節付の楔により銃身に取り付けられています。 矢倉鋲座金は雫形になっており、真鍮製の芝引金は剣先がやや大きな綺麗な形です。 目立たない箇所に凝るのは優品の特徴です。
馬上筒は文字通り乗馬した侍が使用した品です。 足軽が使用した軍用筒や標的射撃、狩猟用の火縄銃とは異なり、馬上筒は武士が使用した兵器の中でも遥かに珍しく、欧米の将校用ピストルよりも希少価性の高い品です。
通常馬上筒は無銘の品が多く生産地の特定が難しいく、特に本品のように最もスタンダードな形の品については特定困難となっていました。 しかしながら多くの馬上筒を扱っていると地方色の無い品でも生産地の推定が出来るようになります。 本品は鉄味の良さや洗練された形、上手な細工など全体的に見て、近江國(江州)国友の注文筒ではないでしょうか。(MM)
【本個体の説明】
本品の筒(銃身)を含む鉄部はブラウン・パティーナと呼ばれる表面的な時代錆錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身は大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は二ヵ所とも一致しています。
台 (銃床) については、経年使用の気にならない小傷や擦れが見られるものの、現状比較的しっかりとした強度も十分保たれています。 鋲裏座金等の金具についても欠品は見られず、総じてしっかりとした強度が保たれています。 カラクリの地板や火挟、弾金、胴金、雨覆、火蓋、引金といった真鍮部分についても、目立った傷等は見られず、良い時代色が付いています。台の内部にひび割れを補修した形跡がありますが強度的にも問題無く、外部には傷は出ていません。背割りに細いヒビが入っていますが全く気になりません。目釘は付属していません。
火蓋の開閉は問題なくスムーズに行う事が可能です。 尾栓の取り外しも可能です。銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 カラクリの火挟を起こすとロックが掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 木製のカルカ (さく杖) が付属致します。「寶」の真鍮象嵌が素晴らしい、非常に状態が良く出来の良い上等な品です。 松本零士先生収蔵品らしいビシッと決まった一挺です。(MM)
【登録証情報】
(種別: 火なわ式銃砲、全長: 36.5cm、銃身長: 22.6cm、口径: 1.3cm、銘文: 無銘)
【その他の情報】
県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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