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◉@フランス ノエル (Noël) 社製 10連発 ターレット リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#358) |
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価格(税込)
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お客様ご連絡中 \3,850,000 |
商品番号
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【9642】 |
英 名
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French Noël's 10-Shot Pocket Turret Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、Curio Magazine 記事候補、✕、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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230mm |
口 径
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7mm |
装 弾
数
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10発 |
在 庫
数
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お客様ご連絡中 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【フランス ノエル (Noël) 社製 10連発 ターレット リボルバー について】
1865年にフランスのセバスチャン・アメデ・ノエル大尉 (Sébastien Amédée Noël) によって設計され、パリのJ.F. グーリー社 (J.F. Gouery Canat et Cie) によって製造された、.28口径の10連発リボルバーです。
本銃はターレット・リボルバー (Turret Revolver) と呼ばれるタイプの銃で、シリンダーのチャンバー(弾薬装填部)がシリンダー外周に10箇所配置され、シリンダーの回転軸が銃身に対して90度横向きに配置されている点が外観上の特徴です。 撃発にはペレット・プライマーを採用しており、シリンダー軸の周囲にはペレット・プライマーを装填するための窪みが10箇所設けられています。 本体左側面にはヒンジによって開閉する蓋が設けられており、これを開くことでシリンダーを容易に取り出し、弾薬およびプライマーの装填を行うことが可能となっています。 シリンダー左側面にはラチェットが設けられており、本体内部のシリンダー・ハンドによって回転します。 本体右側面には薄い板状のハンマーを備えており、ハンマーの先端の撃針が、本体右側面に設けられた穴を通してシリンダー内のプライマーを撃発する構造となっています。 撃発機構はオーソドックスなダブル・アクション式で、本体右側面のハンマーがトリガーと連動して右方向に持ち上がった後、撃発を行います。 本体右側面に設けられた撃針が通る穴の付近には、小型の回転式セーフティがネジ止めされており、これを回転させて本体とハンマーの間に挟むことで、撃針がプライマーに届かなくなり、安全に携行することが可能となっています。 トリガーは折り畳み式となっており、全体的に薄型の形状も相まって、当時の紳士がコートのポケットに収めて携行するのに適したデザインとなっています。 銃身の先端には背の高いブレード・タイプのフロント・サイトを備えており、フレーム上部にはVノッチ・タイプのリア・サイトが設けられています。
本銃は、当時既により進んだシステムの拳銃が数多く登場していた事から、商業的には成功せず、約500挺程度が製造されるにとどまったと言われています。1860年代前後の連発銃黎明期に現れては消えた特殊な銃の十指に数えられる特殊な銃です。 (KK)(MM)
【本個体の説明】
本品の銃身上部のリブ状となった部分の右側面には、非常に薄くなっていますが「Noël Bte (ノエル特許)」の刻印が入っており、左側面には「J.F. Gouery Cant et Cie」のメーカー刻印が入っていますが、現状非常に薄くなっており、判読が難しくなっています。 グリップ下部にはシリアルNo.358が入っており、トリガー・ガード及び本体左側面の蓋の内側にもシリアルNo.が確認出来ます。
本品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、銃身やフレームといった金属部は全体にグレイ・パティナと呼ばれる薄い黒錆が表れており、若干の表面錆痕が見られるものの、目立った欠損等は見られず、総じてしっかりとした状態が保たれています。 2ピース・タイプの木製グリップについても、若干の打ち傷や線傷を除いて目立った破損等は見られず、彫刻やチェッカリングも大部分に残っています。
作動については完全で、ダブル・アクションでトリガーを引くと、シリンダーが本体内部で回転し、ハンマーも正常に動作します。 本体左側面のヒンジ式の蓋を開く事により、シリンダーを容易に取り外す事も可能です。 折り畳み式トリガーについても、現状固着などは見られません。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、錆等も少なく、3条のライフリングも比較的はっきりと確認出来ます。
本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 本品は澤田平氏著「日本の古銃」P.193及びP.229に載っている品と同一個体の所載品です。 「昼間の梟」のP.171〜P.185に詳しく載っています。 この時代は各種多様な構造の銃が出現した連発銃の黎明期の終焉を迎えており、商業的に成功しなかった銃は少数しか製造されませんでした。 日本では恐らく本品が唯一の品で、世界的に見ても極僅かな挺数(10数挺)しか現存していない博物館級の希少品です。本品は松本先生だからこそ手に入れる事が出来た逸品です。(KK)(MM)
【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長: 23.0cm、銃身長: 16.3cm、口径: 0.7cm、銘文: 無銘)
【その他の情報】
昭和49年7月16日に大阪府教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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本体左側面にはヒンジによって開閉する蓋が設けられており、これを開くことでシリンダーを容易に取り出し、弾薬およびプライマーの装填を行うことが可能となっています。
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