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ドイツ B. & E.W. Pistor社製 水平二連ピン・ファイア コンビネーション・ガン(登録証付)  
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価格(税込)
 価格調整中
商品番号
 【9592】
英  名
 German Side-by-side Pinfire Combination Gun
種  類
 古式銃(登録証付)、水平二連&三連銃、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品
国  名
 ドイツ
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,183mm
口  径
 15mm
装 弾 数
 2発
在 庫 数
 価格調整中
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ドイツ B. & E.W. Pistor社製 水平二連 ピン・ファイア コンビネーション・ガン について】
ドイツのB. & E.W. Pistor社製が19世紀半ば頃に製造した、ピン・ファイア式 (カニ目打式) の水平二連式コンビネーション・ガンです。 水平二連式とは水平に2本の銃身を並べた銃器で、古くは18世紀頃のフリント・ロック (燧石式、火打石式) の時代から狩猟用として使用された非常にポピュラーな形式です。 本銃が使用するピン・ファイア式の金属薬莢は、カジミール ルフォーショー(Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されました。 ピン・ファイア式は従来のパーカッション式 (管打式) に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配がなく、迅速に装填が可能といった長所がありました。
本品は銃身長が実測784mmのオクタゴン (八角)・バレルを左右に2本並べた水平二連式となっています。 銃身は右側が口径約15mm (24GA相当) の散弾銃用のスムース・ボア (滑腔銃身) で、左側は口径約15,2mmで銃身内に8条の緩やかなライフリングが施されたライフル銃身となっています。 このように、ライフルと散弾銃を組み合わせた銃器は、英語で一般的に「コンビネーション・ガン (Combination Gun)」と呼ばれ、水平二連式の場合は「ケープ・ガン (Cape Gun)」もしくはドイツ語で「ビュックスフリンテ (Büchsflinte)」と呼ばれる場合も有ります。 また、コンビネーション・ガンは、それぞれの銃身数に応じた名称も存在しており、例えば、銃身が3本のものはドイツ語で「三つ子」を意味する「ドリリング (Drilling)」、銃身が4本のものは「四つ子」を意味する「ヴィーアリング (Vierling)」、銃身が5本のものは「五つ子」を意味する「フンフリング (Fünfling)」と呼ばれます。 本品はドイツ製の水平二連式コンビネーション・ガンで、ビュックスフリンテに相当する品です。
本品は銃身それぞれに対して外部に露出したハンマーを備えた有鶏頭式となっており、サイド・ロックはハンマーがロック・プレート最前部に配置された、「バック・アクション パーカッション ロック (Back-Action Percussion Lock)」と呼ばれる方式となっています。 このバック・アクション式は、ヨーロッパではポピュラーな方式でした。 フリント・ロックからパーカッション・ロックへの移行期 (1800年前期) には、当たり金 (フリズン) の名残から、ハンマーはサイド・ロック・プレートの比較的後方に配置されていました。 バック・アクション・ロックのハンマーは、ロック・プレートの最も前方に配置されており、鉄製のサイド・ロック・プレートが、木部に最も負担のかかるグリップ部分まで覆っていることから、補強の観点からも優れたデザインとなっていました。
フリント・ロックからパーカッション・ロック、さらに米国以外のヨーロッパではピン・ファイア、そして最終的にセンター・ファイアへと撃発機構は発展してきましたが、基本的な構造は左右にサイド・ロックを備えた外観を保っています。 後装式では、装填時に薬室を開放する方法にいくつか違いが見られますが、基本的には銃身と本体前方下部にある爪がヒンジとして機能する中折れ式 (または元折れ式、ブレイク・アクション式) 構造を採用しています。 特に英国系をはじめとする多くの製品では、ブレイク・オープン式で開閉するロック・レバーが機関部後部上方の左右の撃鉄の間付近に設けられたトップ・レバー式が一般的です。 しかし、19世紀後期頃のヨーロッパ (大陸) 製品では、本体下方に開閉ロック・レバーを備えたアンダー・レバー式も見られます。 本品はドイツ製 (ヨーロッパ製) らしく、本体下部にロック・レバーを備えたアンダー・レバー式となっており、ロック・レバーを右方向に回転させる事で銃身が中折れ (ブレイク・オープン) します。 さらに、ブレイク・オープンした状態で、ロック・レバーと銃身の間に設けられたもう1本のレバーを左方向に回転させると、銃身と本体の連結が解かれ、銃身を取り外す事が可能になります。
本品を製造したB. & E.W. Pistor社はドイツ中部 (現: テューリンゲン州) のシュマルカルデン (Schmalkalden) に所在していた銃器メーカーです。 同社は民間向けにフリント・ロック式もしくは管打式の拳銃や狩猟用水平二連銃を製造した他、1840年代頃にヘッセン大公国向けに同社が生産したフリント・ロック式の軍用拳銃も現存しています。 (KK)

【本個体の説明】
本品の銃身上面には非常に薄くなっており判読が難しくなっていますが、「B. & E.W. Pistor」のメーカー名及び「Schmalkalden」の地名が銀象嵌により入っています。
本品の銃身やサイド・ロックといった金属部は、やや打ち傷や経年による褪色、若干の時代錆及び表面錆は見られるものの、目立った欠損等は見られず、製造された時代を考慮すれば比較的良好な状態が保たれています。 木製銃床については、やや打ち傷や線傷が見られる他、銃床基部付近の木部に一部欠けの補修痕が見られるものの、それ以外には大きな破損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃把から銃床下部にかけて施されたチェッカリングは、やや甘くなっていますが、比較的良好に残っています。 傷み易いバット・プレートについても、やや時代錆や若干の表面錆は見られるものの、現状目立った変形等は見られず、銃床への取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 前後スリング・スイベルについては現状固着などは見られません。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックは左右ともにしっかりと掛かり、フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 銃身内は錆等も比較的少なく、左側の銃身内部のライフリングもはっきりと確認出来ます。 本体下部のロック・レバーを操作しての銃身のブレイク・オープン操作についてもスムーズに行う事が可能です。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 水平二連式のコンビネーション・ガンは元々数も少なく、特にピン・ファイア式のドイツ製コンビネーション・ガンとなると、国内における現存数もごく僅かであると考えられます。 さすが松本零士先生のコレクションと言える一挺です。 (KK)

【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長: 118.3cm、銃身長: 79.0cm、口径: 1.5cm、銘文: 無銘)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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