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フランス ルフォーショー ピン・ファイア 単発ライフル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#180) |
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価格(税込)
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\1,320,000 |
商品番号
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【9577】 |
英 名
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French Lefaucheux Pinfire Single Shot Rifle |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,215mm |
口 径
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10mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ルフォーショー ピン・ファイア 単発ライフル について】
ユージーン・ルフォーショー (Eugène Lefaucheux, 1832-1892) が1859年に取得したパテントに基づいて、フランスのルフォーショー社で製造された、単発のピン・ファイア式 (カニ目打式) のライフルです。 本銃が使用するピン・ファイア式の金属薬莢は、ユージーン・ルフォーショーの父であるカジミール ルフォーショー(Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されました。 ピン・ファイア式は従来のパーカッション式 (管打式) に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配がなく、迅速に装填が可能といった長所がありました。
ルフォーショーは1859年12月5日に特許#043104を取得しており、この特許は金属製フレーム及び固定銃身に可動式の薬室と排莢装置を組み合わせたライフル及び拳銃に関するものでした。
本品のブリーチ・ブロック右側に設けられたレバーを持ち上げるとブリーチ・ブロックが上方に回転して薬室が開放され、完全にレバーが持ち上がった状態で、薬室後部に設けられたエジェクターが後退し、使用済弾薬を取り出せるようになります。 このエジェクター機能については、本品のようにブリーチ・ブロックのレバーと連動したタイプの他、薬室左側面にエジェクター用の独立したレバーを備えたタイプも存在します。 手動式のエジェクターを備えたタイプでは、薬室を開放してハンマーを起こした後でこのエジェクター用のレバーを持ち上げると、薬莢が後方に押し出され、排莢が行われます。 ルフォーショーは1860年2月7日と1860年2月20日に、自動排莢機構及び雷管仕様に関する2つの追加特許を取得している事から、手動式のエジェクターを備えたタイプが前期生産品で、自動排出機構を備えた本品は1860年2月に取得されたパテントに基づいた後期の生産品である事が窺えます。 尚、ブリーチ・ブロックのレバーを持ち上げると、ブリーチ・ブロック後方に配置されたハンマーのコッキング操作も同時に行われますが、ハンマーのスパー (指掛) を用いて独立してコッキング操作を行う事も可能です。
本銃に関する特許はアメリカでも登録されており、ユージーン・ルフォーショーは1861年3月26日に米国特許#31,809を取得しています。 (KK)
【本個体の説明】
本品はフランスの本家ルフォーショー社製で、銃身上面にはやや判読が難しくなっていますが、「E. Lefaucheux Bté SGDG à Paris」のメーカー刻印が筆記体により入っています。 また、ブリーチ・ブロック上面及び銃身下面には「INVON E. LEFAUCHEUX」及び「BREVETÉ SGDG PARIS」の刻印が確認出来ます。 銃身下面には他にもリボルバーと「E. LF.」の文字を組み合わせたルフォーショー社の刻印や、シリアルNo.180が確認出来ます。 本品の口径は12mm (実測11,8mm) で、銃身長は実測788mmのラウンド・バレルとなっており、銃身基部はオクタゴン (八角) 形状となっています。
本品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、銃身や機関部はやや時代錆や表面錆痕が目立つものの、大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 木製ストックについては、やや打ち傷や線傷の他、バット・プレート取り付け部周辺に僅かな欠け見られるものの、現状大きな破損等は見受けられません。 傷み易いバット・プレートについては、やや時代錆や僅かな表面錆痕は見られるものの、現状目立った変形等は見られません。 バット・プレートと銃床の間に僅かに隙間が見られるものの、銃床への取り付け自体はがたつきもなくしっかりとしています。
作動については完全で、ブリーチ・ブロックの開閉やハンマーのハーフ/フル・コック操作については問題なく行う事が可能です。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 銃身は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) います。 銃身内はやや表面錆が見受けられ、ライフリングは現状確認出来なくなっています。
本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 澤田平氏著「日本の古銃」 P.192書載品です。 (KK)
【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長: 121.5cm、銃身長: 78.8cm、口径: 1.0cm、銘文: 無銘)
【その他の情報】
昭和61年2月12日に大阪府教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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