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英国製 ブランダバス 火打石式 カービン (銃砲刀剣類登録証付古式銃、Hugh Verncomb社製)  
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価格(税込)
 \880,000
商品番号
 【9574】
英  名
 English Flintlock Blunderbuss mfd. by Hugh Verncomb, Bristol
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、✕、松本零士先生旧蔵品
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 772mm
口  径
 26mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【英国製 ブランダバス 火打石式 カービン (Hugh Verncomb社製) について】
英国のヒュー・ヴァーンコム (Hugh Verncomb) 社により製造された、火打石式 (フリント・ロック式) の点火機構を備えた前装銃です。 火打石式は燧石式 (すいせきしき) とも呼ばれ、1620年頃に開発されたとされており、より信頼性の高い雷管を用いた管打式 (パーカッション・ロック式) が1840年頃より主流となるまでの約200年間に、大型の軍用銃から小型の護身用拳銃まで様々な小火器の撃発機構として使用されました。
本品は銃口が喇叭 (らっぱ) 状に広がったブランダバス (Blunderbuss) と呼ばれるもので、ライフリングの無いスムース・ボアになっています。 ブランダバスは、ラッパ銃とも呼ばれる大口径短銃身の前装式小銃で、銃口が喇叭のように広がった形状をしているのが特徴です。 喇叭型銃口は移動中や馬上でも火薬・弾が込めやすいという利点がありますが、当初想定されていたほどラッパ状の銃口は弾丸の拡散効果は無いことが判明し、19世紀中頃になるとブランダバスは時代遅れになり、前時代の騎兵銃の代名詞となりました。 軽量で扱いやすいブランダバスは、主に騎兵隊や海軍の近距離戦闘用に支給されました。 通常海軍モデルは真鍮製の銃身を使用しました。
本品は真鍮製の銃身を備えており、火皿 (パン) がフリズンと独立した構造となった、比較的初期のフリント・ロック式銃器の特徴を備えています。 サイド・プレートやバット・プレート、トリガー・ガード、ラム・ロッド・パイプなど、各部に真鍮製の部品が用いられています。 銃身は前部の約2/3がラウンド・バレル、後部の約1/3がオクタゴン (八角)・バレルとなっています。 また、ハンマーやフリズンを含むサイド・ロックについては鉄製となっています。
本品を製造したヒュー・ヴァーンコム (Hugh Verncomb) は、18世紀中期から後期にかけてブリストルで活動した優れた地方銃工であり、特に銀線象嵌を施した小型ピストルの製作を得意としていました。 彼は1720年頃から1770年頃にかけて、ブリストルのクレア・ストリート21番地を拠点に工房を構え、精巧な細工と高い技術で知られていました。 ヴァーンコムの作品には、上下二連のタップ・アクション・フリントロック・ピストルや、大砲の砲身に似たCannon Barrelとも呼ばれる形状の真鍮製銃身を持つマフ・ピストル、水平二連のフリント・ロック式ブランダバス コーチング・カービン等があり、いずれも精緻なエングレーブや豪華な銀象嵌、グロテスク・マスクを象った銀製バット・キャップなど、美術的価値の高い装飾を特徴としています。 また、スペイン製の銃身や金象嵌を用いた高級スポーティング・ガンも製作しており、その完成度の高さから「Great British Gunmakers 1740–1790」においても高く評価されています。 ヴァーンコムが制作した銃器は、実用性と美術性を兼ね備えた英国銃工芸の優れた例として、現在でも収集家や博物館で高く評価されています。 (KK)

【本個体の説明】
本品の銃身基部上面には「VERNCOMB BRISTOL」のメーカー刻印が大きく彫られており、ロック・プレートにもやや見え難いものの筆記体により「VERNCOMB」の細い文字が入っています。 銃身基部左側面には一部薄くなっていますが、王冠と思われるプルーフ刻印が複数打刻されているのが確認出来ます。
本品は全体に適度に使い込まれて時代が付いたコンディションとなっており、サイド・ロックや撃鉄 (コック)、フリズンといった鉄部はやや時代錆が表れ、一部表面錆痕が見られますが、現状目立った欠損等は見受けられません。 真鍮製の銃身や金具類についても、適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、やや打ち傷は見られるものの、現状目立った腐食等は見受けられません。 バット・プレートに一部ひびが見られますが、あまり気にならないレベルのものです。 木製銃床については、全体にやや打ち傷や線傷の他、部分的にひびや古い補修痕、僅かな欠けが見られるものの、強度的には概ねしっかりとした状態が保たれています。 真鍮製の口金が付いた木製ラム・ロッドが付属いたします。
作動については完全で、撃鉄 (コック) のハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、フル・コック位置でトリガーを引くと、撃鉄が力強く落ちます。 当り金 (フリズン) の開閉についても問題なく、しっかりとしたテンションが掛かっています。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。

松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 気にならない程度ですが古い補修痕があるので、18世紀の有名銃工によって製造された品としてはお値打ち価格に設定してあります。真鍮製銃身のブランダバスで、修理痕を歴史痕跡と考えれば非常にお値打ちです。 (KK)(MM)

【登録証情報】
(種別: 火打ち石式銃砲、全長: 77.2cm、銃身長: 38.5cm、口径: 2.6cm、銘文: 無銘)

【その他の情報】
昭和48年12月12日に大阪府教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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