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英国 James A. Spencer社製 ブランダバス 火打石式 カービン (銃砲刀剣類登録証付古式銃)  
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価格(税込)
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商品番号
 【9573】
英  名
 English Flintlock Blunderbuss mfd. by James A. Spencer
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 690mm
口  径
 36,5mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
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画像について
 画像は現物です。
コメント
 【英国 James A. Spencer社製 ブランダバス 火打石式 カービンについて】
英国のJames Spencer社により製造されたと考えられる、火打石式 (フリント・ロック式) の点火機構を備えた前装銃です。 火打石式は燧石式 (すいせきしき) とも呼ばれ、1620年頃に開発されたとされており、より信頼性の高い雷管を用いた管打式 (パーカッション・ロック式) が1840年頃より主流となるまでの約200年間に、大型の軍用銃から小型の護身用拳銃まで様々な小火器の撃発機構として使用されました。
本品は銃口が喇叭 (らっぱ) 状に広がったブランダバス (Blunderbuss) と呼ばれるもので、ライフリングの無いスムース・ボアになっています。 ブランダバスは、ラッパ銃とも呼ばれる大口径短銃身の前装式小銃で、銃口が喇叭のように広がった形状をしているのが特徴です。 喇叭型銃口は移動中や馬上でも火薬・弾が込めやすいという利点がありますが、当初想定されていたほどラッパ状の銃口は弾丸の拡散効果は無いことが判明し、19世紀中頃になるとブランダバスは時代遅れになり、前時代の騎兵銃の代名詞となりました。 軽量で扱いやすいブランダバスは、主に騎兵隊や海軍の近距離戦闘用に支給されました。 通常海軍モデルは真鍮製の銃身を使用しました。
本品は非常に初期のフリント・ロック式ブランダバスで、タング・スクリューがトリガー・ガード側から取り付けられており、火皿 (パン) がフリズンと独立した構造となっている点など、初期のブランダバス特有の特徴を備えています。 本品にはスクロール装飾のサイド・プレートの他、真鍮板を折り曲げて製作され、釘により銃床に固定されたバット・プレート、トリガー・ガード、エスカッション (装飾板)、ラム・ロッド・パイプなど、真鍮製の部品が全体に用いられています。 銃身は前部の2/3がラウンド・バレル、後部の1/3がオクタゴン (八角)・バレルとなっています。 また、ハンマーやフリズンを含むサイド・ロックについては鉄製となっています。
本品を製作したと考えられるジェームズ・スペンサー (James A. Spencer) はロンドンの銃工で、1687年頃から亡くなる1699年頃まで活動し、軍にマスケットや拳銃を納入していた記録が残っています。 (KK)

【本個体の説明】
本品の銃身基部上面には、一部薄くなっていますが、「IA (もしくはJA) SPENCER」のメーカー・ロゴが彫られているのが確認出来ます (古い英語では「I」と「J」はほぼ同じ文字として扱われていました)。 その他、ロック・プレートにも一部薄くなっていますが「I SPENCER」と読めるメーカー刻印が打刻されており、繊細な「ストロベリー・リーフ (苺の葉)」模様の彫刻が広範囲に施されています。 本品の銃身基部左側には、古い時代のロンドン・プルーフ・ハウスの王冠にCPの最終プルーフ刻印 (Definitive Black Powder Proof) 及び王冠にVのビュー・マーク (View Mark) と呼ばれる検査刻印が打刻されています。 また、同じ場所には王冠?と「JS」のメーカー刻印も打刻されています。 これらの刻印の近くには、英軍用を示すブロード・アロー刻印と思われる刻印が入っています。 本品は真鍮製の銃身を備えている事から、英海軍向けに製造された可能性が高いと思われます。
本品の銃身や各真鍮製金具については、適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、やや打ち傷は見られるものの、目立った腐食等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 鉄製のロック機構についても、やや時代錆や表面錆は見られるものの、こちらも目立った欠損等は見受けられません。 木製銃床についても、やや打ち傷や線傷が見られる他、目釘穴周辺の若干の欠けや、銃床前部に一部ヘアライン・クラック及び補修痕が見られるものの、大きな破損や欠損等は見られず、各部の取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 目釘は前側の1本が付属しています。
作動については完全で、撃鉄 (コック) を起こした際のハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、フル・コック位置でトリガーを引くと、撃鉄がスムーズに落ちます。 フリズンの開閉についても問題なく、しっかりとしたテンションが掛かっています。 銃身は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 木製のさく杖が付属いたします。

多くの古式銃を扱っている弊社でも17世紀末 (1690年頃) の品と断定できる作品は殆どなく、330年以上経た歴史的な資料です。 古い時代の品ですので、1900年初期頃に造られた品のような洗練さはありませんが、独特の手作り感が感じられます。 この時代の完全な遺品は、日本国内では極少数でしょう。 さすがは松本零士先生のコレクションの中の一挺と頷ける希少品です。 (KK)(MM)

【登録証情報】
(種別: 火打ち石式銃砲、全長: 69.0cm、銃身長: 34.7cm、口径: 3.65cm、銘文: I.A.SPENCER)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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