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US シャープス M1859 カービン (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#52662)  
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価格(税込)
 \3,300,000
商品番号
 【9545】
英  名
 Sharps M1859 Carbine w/ Lawrence Pellet Primer System
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、レバー・アクション、東京店在庫品、✕、松本零士先生旧蔵品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 989mm
口  径
 14mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【シャープス M1859 カービン について】
シャープス ライフル/カービン (騎兵銃) は、クリスティアン・シャープスによって1840年代に設計された南北戦争時の代表的なライフルの一つです。 当時、シャープス銃のシンプルで堅牢なメカニズムは高い命中精度を誇り、非常に高い信頼性を得ていました。 本銃はその頑強なシステムを使用して、後にバッファロー・ライフルと呼ばれるビッグゲーム・ハンティングでも通用する大口径弾薬を使用可能な銃が製作された事でも有名です。 西部開拓時代を代表する銃として、スペンサー銃と並び現在でも人気の非常に高い銃の1つです。
本銃はアンダー・レバー式で、レバーを下方に引くことによって、ブリーチ・ブロックが垂直に下降して薬室が開きます。 その状態で後部より紙薬莢またはリネン薬莢を装填し、右側面に付いたハンマーがブリーチ・ブロックの右上のニップルに載った雷管を叩いて発火させる後装外火式管打銃となっています。 これは19世紀中期から用いられた初期の後装方式で、ハンマーはこのアンダー・レバーとは連動しておらず独立しており、レバーを下げる動作とは別に行います。 日本でも幕末にシャープス銃が輸入されており古くは「底碪式」と呼ばれました。 「底碪」とはブリーチ・ブロックを指します。 「槓桿」と兼用になった用心鉄は、英語でアンダー・レバーと呼ばれます。
シャープス銃は連発銃以前の銃でありながら、金属薬莢への換装が行われ使用し続けられた19世紀後半のアメリカ製銃器を象徴する銃でもありました。 特に騎兵銃はアメリカの南北両陣営の騎兵隊で使用された事から非常に人気も高い銃です。 また、金属薬莢時代にも使用されたため、バリエーションが非常に多いのも特徴です。
シャープス ライフル/カービンは大きく「Slant Breech (傾斜型ブリーチ、M1851、M1852、M1853、M1855)」と「Straight Breech (垂直型ブリーチ)」の二種類に分けられます。 「Straight Breech (垂直型ブリーチ)」にはNew Modelと呼ばれるM1859、M1863、M1865の三種類が存在し、それぞれ銃身後部上方 (リア・サイト後方) にモデル名が刻印されています。 これらの全てのモデルは南北戦争で使用されました。 各モデル名はシリアル No.からも推測が可能で、M1859 カービンは、シリアルNo.の範囲が30000から80000までの概ね27,000挺となっています。 M1859 カービンの銃身長は全て22インチとなっており、口径は.52口径のみでした。 尚、M1859のバット・ストック右側面には、鉄製のパッチ・ボックスと呼ばれるコンパートメントが設けられています。
M1859からM1865までのシャープス銃 (New Model) には、ローレンス・ペレット・プライマー・システム (Lawrence Pellet Primer System) と呼ばれる、ペレット・プライマーがハンマーと連動して自動的にセットされるシステムが追加されていました。 1859年に特許が取得されたローレンス・ペレット・プライマー・システムは、通常のパーカッション・キャップに比べて発火が不確実であり、またプライマーの装填操作も煩雑であった事から、大半が取り外されてしまいました。 その為、国内外に現存するシャープス銃において、このシステムが残っている個体は殆ど見られません。 (KK Updated)

【本個体の説明】
本品のアッパー・タング上面にはシリアルNo.52662が入っている他、ハンドガードを外した銃身下面にも同じシリアルNo.が入っています。 このシリアルNo.は、M1859 カービンのシリアルNo.の範囲の間に収まっている事から、銃身、機関部共にオリジナルのM1859 カービンの物である事が分かります。
本品は、ローレンス・ペレット・システム (Lawrence Pellet Primer System) と呼ばれる、ペレット・プライマーがハンマーと連動して自動的にセットされるシステムがオリジナルのまま完全に残った極めて希少な品です。 1859年に特許が取得されたローレンス・ペレット・システムは、通常のパーカッション・キャップに比べて発火が不確実であり、またプライマーの装填操作も煩雑であった事から、大半が取り外されてしまいました。 その為、国内外に現存するシャープス銃において、このシステムが残っている個体は殆ど見られません。
本品の機関部右側面には、ローレンス・ペレット・システムのパテントを示す「R.S.LAWRENCE PAT APRIL 12TH 1859」及び「C.SHARPS' PAT OCT.5TH 1852」のシャープスのパテント刻印が確認できます。 尚、機関部左側面の「C.SHARPS' PAT SEPT. 12TH 1848」のシャープスのパテント刻印や銃身上面の「SHARPS RIFLE MANUFG. CO HARTFORD CONN」のメーカー刻印は一部薄くなり判読が難しくなっています。 他にも、銃身上面後部には「NEW MODEL 1859」のモデル名刻印が入っており、リア・サイト・ベースには「R.S.LAWRENCE PATENTED FEB 15TH 1859.」のパテント刻印が確認出来ます。
本品の銃身や機関部といった鉄部は、やや打ち傷や時代錆及び表面錆痕は見られるものの、目立った欠損等は見られず、製造された時代を考慮すれば比較的良好な状態が保たれています。 木製のハンドガードやバット・ストックについても、やや打ち傷や線傷が見られる他、ハンドガード前部の縁に若干の欠け、ハンドガード後部下面に一部ひびが見られますが、各部の取り付けはがたつきもなくしっかりとしています。 傷み易いバット・プレートについても、若干の時代錆や表面錆が見られる程度で、目立った変形等は見られず、銃床への取り付けもがたつき等は見られません。 銃床側面のパッチ・ボックスの蓋の開閉については問題なく行う事が可能で、しっかりとしたテンションが掛かっています。
本品はレバーによるブリーチ・ブロックの開閉については完全で、「Breech Block Opening Lever」とも呼ばれるアンダー・レバーを引き下ろす事によりブリーチが下降し、戻せばブリーチがスムーズに上昇します。 アンダー・レバーを固定する「レバー・ロック」は、後方にそのままスライドさせるだけで解除できます。 また、レバー・ロック後部の突起を押しながら前進させてアンダー・レバーをロックする機構についても、オリジナル通り完全に作動します。 撃発機構の作動も完全で、フル・コック及びハーフ・コックはしっかりと掛かり、フルコックの状態で引金を引くと、ハンマーがスムーズかつ力強く落ちます。 特徴的なローレンス・ペレット・システムについても部品が完全に残っており、ハンマーと連動してペレット・プライマーを送り出す機構や、装填したペレット・プライマーが本体から飛び出さないようロックするレバーについても機能しています。 パーカッション・ニップルについても、現状大きな欠けや変形は見られません。 リア・サイトの起倒・調整操作については問題なく行う事が可能です。 銃身は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、銃身内についても若干の表面錆は見られるものの、ライフリングははっきりと確認できます。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 シャープス系小銃は、有名な割には国内現存数が少なく、弊社でも全般的に入荷の極端に少ない品です。 その中でもオリジナルのローレンス・ペレット・システムが完全に残った品は貴重です。 (KK)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 98.9cm、銃身長: 54.0cm、口径: 1.4cm、銘文: R.S.LAWRENCE PATENTED FEB1□□ 1859 NEW MODEL 1859 SDAT TH 1848 R.S.LAWRENCE PAT APRIL 12TH 1859 CSHARPS' PAT OCT 5TH 1852)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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