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US ウィンチェスター M1866 イエローボーイ ライフル 2nd Model (登録証付古式銃、#16432) |
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価格(税込)
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\5,500,000 |
商品番号
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【9539】 |
英 名
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Winchester M1866 Yellow Boy Rifle, 2nd Model |
種 類
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古式銃(登録証付)、レバー・アクション、東京店在庫品、✕、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,108mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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17発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【US ウィンチェスター M1866 イエローボーイ ライフル 2nd Model について】
ウィンチェスター M1866 は西部開拓時代のアメリカにおける最も有名なライフルです。 1866年から98年まで1st〜4thの4つのモデルが生産されました。
レバー・アクションと呼ばれる銃の機関部下方に付いた用心鉄兼用のレバーを下に引き、それをまた戻す事により薬室から空薬莢を排除すると同時に次弾を装填するという画期的な仕組みを持った銃です。 銃身の下に平行して付けられたチューブ・マガジン (管状弾倉) を備えたレバー・アクションはウィンチェスター社の商品の代名詞にもなっています。
ウィンチェスター社はオリバー・ウィンチェスターにより創業された元繊維会社で、1857年に独自のレバー・アクション構造のパテントを持っていたボルカニック リピーティング・アームズ社の武器製造工場を買収したのが銃器産業に参入する切っ掛けとなりました。 当初はニューヘイヴン・アームズ社として創業し、ヘンリー ライフルとして知られるボルカニックの進化型であるレバー・アクション ライフルの製造権を取得すると、オリバーの息子であるウィリアムにより全米で販売を開始しました。 そして1866年にウィンチェスター社として改名後は、工場長であったネルソン・キングのパテントによりヘンリー ライフルの欠点であったマガジンを改良し、フレーム右側面のローディング・ゲートから弾薬を装填出来るようにしました。 更にハンド・ガードを追加する事により、連続射撃による銃身の過熱から手を守る工夫などの改良を施した「M1866」を発売しました。 この銃はフレーム全体が真鍮製 (砲金製="bronze alloy" または "gun metal") であることから「イエローボーイ」と一般的に呼ばれています。 一世紀半の時を経て金色に輝いていたフレームがまさに「イエロー」と呼ばれる色合いになった貴重な品も弊社には入荷しています。
M1866には銃身長が27インチのマスケット、24インチのライフル、20インチのカービンがありました。 本品は銃身長24インチのライフル・モデルです。 バット・プレートについては、マスケットはカービン型と呼ばれるなだらかなカーブを描いた形状、ライフルはクレセント型 (三日月型) と呼ばれる、強いカーブを描き、角が尖った形状で、カービンにはカービン型とクレセント型の両方が見られます。
本銃は幕末に日本にも少数が輸入されました。 日本語では「直動鎖閂式 (ささんしき) 銃」と呼ばれ、同じレバー・アクション式の「底碪式 (ていがんしき) 銃」と混同されやすいものの、遊底 (ボルト) が (回転することなく) 前後するため「直動鎖閂式」になり、ブリーチが上下する「底碪式」とは構造的には全く異なるものです。
【本個体の説明】
本品は米国ウィンチェスター社製オリジナルのM1866 イエローボーイ ライフル 2ndモデルです。 ウィンチェスター M1866 イエローボーイ カービンは、1stモデルから4thモデルへと改良されるに従って、ヘンリー ライフルから受け継いだ特徴が徐々にイエローボーイ独自の形状に変化しました。 ハンマー前方のフレーム後部のカーブは、ヘンリー ライフルでは一旦急なカーブを描いて落ち込み、顕著なくびれを経て銃把部分へと繋がるHenry Dropと呼ばれるデザインでしたが、イエローボーイでは改良されるに従ってHenry Dropの面影が薄くなり、次第になだらかな形状となります。 本品は2ndモデルで、フレーム後部の形状は1stモデルに比べてなだらかになっていますが、Henry Dropと呼ばれるヘンリーの面影は比較的残っています。 本品のフロント・サイトは頂部が真鍮製となった鉄製のブレード・タイプで、アリ溝により固定されています。 リア・サイトはステップ・エレベーターにより調整可能なセミ・バックホーン・サイトが取り付けられています。 本品の銃身上面には「WINCHESTER'S REPEATING ARMS. NEW HAVEN. CONN U.S.A」のメーカー・アドレス刻印及び「-KING'S IMPROVEMENT PATENTED MARCH 29. 1866. OCTOBER 16. 1860.-」のパテント刻印が二行にわたって入っています。 シリアルNo.はロア・タングに打刻されていますが、バット・ストックを取り外した状態でのみ確認出来るようになっています。 このような打刻方法は、シリアルNo.が概ね21,000までの個体に見られます。 尚、ハーフ・コック機能はシリアルNo.が23,000以降から導入されたため、本品もハーフ・コック機能を元々備えていません。
本品の銃身やアンダー・レバーといった鉄部は、やや打ち傷や経年による褪色、若干の時代錆は見られるものの、大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 砲金製のレシーバーについては、若干の打ち傷等を除いて目立った腐食等は見られず、適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。 オリジナルのウォールナット製のハンドガードやバット・ストックについては、やや打ち傷や線傷が見られる他、ハンドガード先端に一部ひびの補修痕が見受けられ、バット・ストック取り付け基部に僅かに欠けが見られるものの、それ以外に大きな破損等は見られません。 傷み易いバット・プレートについても、やや打ち傷は見受けられるものの、目立った腐食や変形等は見られず、銃床への取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 ストック内コンパートメントの蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。
作動についても完全で、装弾レバーを下げると装弾エレベーターが上昇し、同時にボルトが後退してハンマーをコックさせます。 ハンマーのフル・コックはしっかりと掛かり、トリガーを引くとハンマーがスムーズに落ちます。 リア・サイトの調整についても問題なく行う事が可能です。 銃身内はやや表面錆痕が見られるもものの、銃口から薬室まで完全に通っており、ライフリングも比較的はっきりと確認出来ます。
幕末の日本でイエローボーイは最新型であり、非常に高価であったため、他の後装式銃に比べ遥かに国内での現存数が少ない品です。 弊社では複数挺のウィンチェスター M1866 イエローボーイを扱っていますが、弊社の企業努力によるもので、通常では入手が非常に困難な品です。
松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 (KK)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 110.8cm、銃身長: 59.9cm、口径: 1.1cm、銘文: WINCHESTER'S-REPEATING-ARMS NEW HAVEN.CONN U.S.A KING'S-IMPROVEMENT-PATENTED-MARCH29 1866 OCTOBER16 1860)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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