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US ウィンチェスター M1866 イエローボーイ ライフル 3rd Model (銃砲刀剣類登録証付古式銃)  
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価格(税込)
 \5,500,000
商品番号
 【9537】
英  名
 Winchester M1866 Yellow Boy Rifle, 3rd Model
種  類
 古式銃(登録証付)、レバー・アクション、東京店在庫品、✕、松本零士先生旧蔵品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,115mm
口  径
 10mm
装 弾 数
 17発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ウィンチェスター M1866 イエローボーイ マスケット 3rd Model について】
ウィンチェスター M1866 は西部開拓時代のアメリカにおける最も有名なライフルです。 1866年から98年まで1st〜4thの4つのモデルが生産されました。
レバー・アクションと呼ばれる銃の機関部下方に付いた用心鉄兼用のレバーを下に引き、それをまた戻す事により薬室から空薬莢を排除すると同時に次弾を装填するという画期的な仕組みを持った銃です。 銃身の下に平行して付けられたチューブ・マガジン (管状弾倉) を備えたレバー・アクションはウィンチェスター社の商品の代名詞にもなっています。
ウィンチェスター社はオリバー・ウィンチェスターにより創業された元繊維会社で、1857年に独自のレバー・アクション構造のパテントを持っていたボルカニック リピーティング・アームズ社の武器製造工場を買収したのが銃器産業に参入する切っ掛けとなりました。 当初はニューヘイヴン・アームズ社として創業し、ヘンリー ライフルとして知られるボルカニックの進化型であるレバー・アクション ライフルの製造権を取得すると、オリバーの息子であるウィリアムにより全米で販売を開始しました。 そして1866年にウィンチェスター社として改名後は、工場長であったネルソン・キングのパテントによりヘンリー ライフルの欠点であったマガジンを改良し、フレーム右側面のローディング・ゲートから弾薬を装填出来るようにしました。 更にハンド・ガードを追加する事により、連続射撃による銃身の過熱から手を守る工夫などの改良を施した「M1866」を発売しました。 この銃はフレーム全体が真鍮製 (砲金製="bronze alloy" または "gun metal") であることから「イエローボーイ」と一般的に呼ばれています。 一世紀半の時を経て金色に輝いていたフレームがまさに「イエロー」と呼ばれる色合いになった貴重な品も弊社には入荷しています。
M1866には銃身長が27インチのマスケット、24インチのライフル、20インチのカービンがありました。 本品は銃身長24インチのライフル・モデルです。 バット・プレートについては、マスケットはカービン型と呼ばれるなだらかなカーブを描いた形状、ライフルはクレセント型 (三日月型) と呼ばれる、強いカーブを描き、角が尖った形状で、カービンにはカービン型とクレセント型の両方が見られます。
本銃は幕末に日本にも少数が輸入されました。 日本語では「直動鎖閂式 (ささんしき) 銃」と呼ばれ、同じレバー・アクション式の「底碪式 (ていがんしき) 銃」と混同されやすいものの、遊底 (ボルト) が (回転することなく) 前後するため「直動鎖閂式」になり、ブリーチが上下する「底碪式」とは構造的には全く異なるものです。

【本個体の説明】
本品はウィンチェスター社製オリジナルのM1866 イエローボーイ マスケットの3rd Modelです。 ウィンチェスター M1866は、1stモデルから4thモデルへと改良されるに従って、ヘンリー ライフルから受け継いだ特徴が徐々にイエローボーイ独自の形状に変化しました。 ハンマー前方のフレーム後部のカーブは、ヘンリー ライフルでは一旦急なカーブを描いて落ち込み、顕著なくびれを経て銃把部分へと繋がるHenry Dropと呼ばれるデザインでしたが、イエローボーイでは改良されるに従ってHenry Dropの面影が薄くなり、次第になだらかな形状となります。 3rd ModelではHenry Dropが2nd Modelに比べてなだらかな形状となり、シリアルNo.が銃の外部に初めて打刻されるようになったモデルで、基本的にはシリアルNo.はブロック体に近いフォントでトリガー後方に打刻されています。 本品のフロント・サイトはアリ溝により固定された真鍮製のブレード・サイト (ベースは鉄製) で、リア・サイトは900ヤードまで対応した折り畳み式のラダー・サイトとなっています。 3rd Modelではヘンリーのパテント刻印が省略されるようになった代わりに、「King's Improvement」の刻印が打刻されるようになりました。 本品の銃身上面にも一部薄くなっている箇所は見られるものの、「WINCHESTER-REPEATING-ARMS NEW HAVEN CT.」のメーカー・アドレス刻印及び「KING'S-IMPROVEMENT-PATENTED-MARCH 29. 1866. OCTOBER 16. 1860.」のパテント刻印が二行にわたって入っているのが確認出来ます。
本品の銃身やアンダー・レバーといった金属部は、やや打ち傷や経年による褪色が見られる他、若干の時代錆及び表面錆痕が見受けられるものの、現状目立った欠損等は見られず、適度な時代の付いた良い雰囲気となっています。 また、イエローボーイの特徴でもある砲金製の機関部についても、やや打ち傷は見受けられるものの、こちらも全体に適度な時代感の付いた風格の有る色合いとなっており、大きな破損や変形等の見られない、比較的良好な状態が保たれています。 ハンドガードやバット・ストックといった木部はオリジナルのウォールナット製で、やや打ち傷や線傷が見られる他、ハンドガード前部やバット・ストック取り付け基部周辺の木部に僅かな欠けが見られるものの、それ以外には大きな破損等は見受けられません。 ハンドガードの取り付けに僅かに遊びが見られますが、殆ど気にならないレベルのものです。 前後スリング・スイベルについても、現状固着は見られません。 傷み易いバット・プレートについても、若干の打ち傷は見られるものの、目立った腐食や変形等は見られず、銃床への取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 ストック内コンパートメントの蓋の開閉やリア・サイトの起倒・調整については問題なく行う事が可能です。
作動については完全で、装弾レバーを下げると装弾エレベーターが上昇し、同時にボルトが後退してハンマーをコックさせます。 ハンマーはハーフ・コック/フル・コックともにしっかりと掛かり、トリガーを引くとハンマーがスムーズに落ちます。 銃身内は若干の表面錆は見られるものの、銃口から薬室まで完全に抜けて (通って) おり、ライフリングもはっきりと確認出来ます。

【壬申刻印について】
本品のレシーバー上面には「壬申 三九○番 佐賀縣」の壬申刻印が入っています。 「壬申刻印」とは古式銃の一種の戸籍番号に相当します。
明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から、古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。 本品は「壬申 三九○番 佐賀縣」の刻印が入っている事から、明治5年に佐賀県に届け出が行われた品である事が判ります。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 (KK)

【登録証情報】
(種別: 紙薬包式銃砲、全長: 111.5cm、銃身長: 60.0cm、口径: 1.0cm、銘文: WINCHESTER'S REPEATING ARMS PATENTED MARCH29.1866、備考: 105688)

【その他の情報】
昭和55年11月20日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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