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US ウィンチェスター M1866 イエローボーイ マスケット 3rd Model (銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
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価格(税込)
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\7,700,000 |
商品番号
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【9534】 |
英 名
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Winchester M1866 Yellow Boy Musket, 3rd Model |
種 類
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古式銃(登録証付)、レバー・アクション、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,176mm |
口 径
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10mm |
装 弾
数
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17発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ウィンチェスター M1866 イエローボーイ マスケット 3rd Model について】
ウィンチェスター M1866 は西部開拓時代のアメリカにおける最も有名なライフルです。 1866年から98年まで1st〜4thの4つのモデルが生産されました。
レバー・アクションと呼ばれる銃の機関部下方に付いた用心鉄兼用のレバーを下に引き、それをまた戻す事により薬室から空薬莢を排除すると同時に次弾を装填するという画期的な仕組みを持った銃です。 銃身の下に平行して付けられたチューブ・マガジン (管状弾倉) を備えたレバー・アクションはウィンチェスター社の商品の代名詞にもなっています。
ウィンチェスター社はオリバー・ウィンチェスターにより創業された元繊維会社で、1857年に独自のレバー・アクション構造のパテントを持っていたボルカニック リピーティング・アームズ社の武器製造工場を買収したのが銃器産業に参入する切っ掛けとなりました。 当初はニューヘイヴン・アームズ社として創業し、ヘンリー ライフルとして知られるボルカニックの進化型であるレバー・アクション ライフルの製造権を取得すると、オリバーの息子であるウィリアムにより全米で販売を開始しました。 そして1866年にウィンチェスター社として改名後は、工場長であったネルソン・キングのパテントによりヘンリー ライフルの欠点であったマガジンを改良し、フレーム右側面のローディング・ゲートから弾薬を装填出来るようにしました。 更にハンド・ガードを追加する事により、連続射撃による銃身の過熱から手を守る工夫などの改良を施した「M1866」を発売しました。 この銃はフレーム全体が真鍮製 (砲金製="bronze alloy" または "gun metal") であることから「イエローボーイ」と一般的に呼ばれています。 一世紀半の時を経て金色に輝いていたフレームがまさに「イエロー」と呼ばれる色合いになった貴重な品も弊社には入荷しています。
M1866には銃身長が27インチのマスケット、24インチのライフル、20インチのカービンがありました。 本品は銃身長27インチのマスケット・モデルです。 バット・プレートについては、マスケットはカービン型と呼ばれるなだらかなカーブを描いた形状、ライフルはクレセント型 (三日月型) と呼ばれる、強いカーブを描き、角が尖った形状で、カービンにはカービン型とクレセント型の両方が見られます。
本銃は幕末に日本にも少数が輸入されました。 日本語では「直動鎖閂式 (ささんしき) 銃」と呼ばれ、同じレバー・アクション式の「底碪式 (ていがんしき) 銃」と混同されやすいものの、遊底 (ボルト) が (回転することなく) 前後するため「直動鎖閂式」になり、ブリーチが上下する「底碪式」とは構造的には全く異なるものです。
【本個体の説明】
本品はウィンチェスター社製オリジナルのM1866 イエローボーイ マスケットの3rd Modelです。 ウィンチェスター M1866は、1stモデルから4thモデルへと改良されるに従って、ヘンリー ライフルから受け継いだ特徴が徐々にイエローボーイ独自の形状に変化しました。 ハンマー前方のフレーム後部のカーブは、ヘンリー ライフルでは一旦急なカーブを描いて落ち込み、顕著なくびれを経て銃把部分へと繋がるHenry Dropと呼ばれるデザインでしたが、イエローボーイでは改良されるに従ってHenry Dropの面影が薄くなり、次第になだらかな形状となります。 3rd ModelではHenry Dropが2nd Modelに比べてなだらかな形状となり、シリアルNo.が銃の外部に初めて打刻されるようになったモデルで、基本的にはシリアルNo.はブロック体に近いフォントでトリガー後方に打刻されています。 本品のフロント・サイトは鉄製のブレード・サイトで、リア・サイトは900ヤードまで対応した折り畳み式のラダー・サイトとなっています。 3rd Modelではヘンリーのパテント刻印が省略されるようになった代わりに、「King’s Improvement」の刻印が打刻されるようになりました。 本品の銃身上面にも「WINCHESTER-REPEATING-ARMS NEW HAVEN CT.」のメーカー・アドレス刻印及び「KING'S-IMPROVEMENT-PATENTED-MARCH 29. 1866. OCTOBER 16. 1860.」のパテント刻印が二行にわたって入っています。
本品の銃身やアンダー・レバーといった鉄部については、全体に仕上げが落ちて白磨きのような状態となっており、やや打ち傷や若干の時代錆及び表面錆痕が見受けられるものの、現状目立った欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 イエローボーイの特徴でもある真鍮製 (実際は砲金製) の機関部についても、やや打ち傷は見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、適度な時代のついた良い雰囲気となっています。 傷み易いバット・プレートについても、やや打ち傷は見られるものの、目立った腐食や変形等は見られず、銃床への取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 ストック内コンパートメントのスライド式の蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 ハンドガードやバット・ストックといった木部についてはオリジナルのウォールナット製で、色合いもほぼマッチしています。 バット・ストック右側面には「傳習隊 横濱屯営第一大隊」の刻印が入っています。 木部はやや打ち傷や線傷が見られる他、ハンドガード先端やバット・ストック基部に一部ヘアライン・クラックが見られるものの、それ以外には大きな破損等は見受けられず、各部の取り付けについてもがたつきもなくしっかりとしています。 バット・ストック取付基部やバット・プレート取り付け部周辺の木部に僅かに痩せが見られますが、あまり気にならないレベルのものです。 前後スリング・スイベルには現状固着等は見られません。 リア・サイトの調整については問題なく行う事が可能です。
作動については完全で、装弾レバーを下げると装弾エレベーターが上昇し、同時にボルトが後退してハンマーをコックさせます。 ハンマーはハーフ・コック/フル・コックともにしっかりと掛かり、トリガーを引くとハンマーがスムーズに落ちます。 本品の銃身内は錆等も少なく、銃口から薬室まで完全に抜けて (通って) おり、ライフリングもはっきりと確認出来ます。
本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 ウィンチェスター M1866 イエローボーイの中でも、マスケット・モデルは国内での現存数が少なく希少となっています。 (KK)
【登録証情報】
(種別: 紙薬包式銃砲、全長: 117.6cm、銃身長: 66.6cm、口径: 1.0cm、銘文: WINCHESTER REPEATING ARMS、備考: 伝習隊横浜屯営第一大隊)
【その他の情報】
昭和62年5月28日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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