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US Pomeroy M1816 フリント・ロック マスケット (銃砲刀剣類登録証付古式銃) new
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価格(税込)
 \1,540,000
商品番号
 【9505】
英  名
 US Pomeroy Model 1816 Flintlock Musket
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,458mm
口  径
 17,5mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【US Pomeroy M1816 フリント・ロック マスケット について】
米国陸軍が1816年に採用した、.69口径の滑腔銃身 (スムース・ボア) を備えた前装単発式のフリント・ロック式マスケットです。
1812年にアメリカ軍は、当時運用されていたシャルルヴィル・パターンのマスケットの改良及び改修を開始しました。 3年に及ぶ改良計画によって開発されたM1815 標準型マスケット (Standard Model of 1815) は、大量生産された最初の米国独自設計の軍用マスケットとなりました。 この新型銃の導入にあたっては、部品の互換性が特に重視されていました。 それまで、スプリングフィールド造兵廠及びハーパーズ・フェリー造兵廠で製造されていたシャルルヴィル・パターンのマスケット (US M1795 マスケット) は、それぞれ互換性がなく、さらに他の契約業者が生産した小銃についてもスプリングフィールドまたはハーパーズ・フェリーから提供された基準銃をもとに複製を行っていたため、基準となった銃の違いがそのまま製品の違いとなっていました。 M1815 標準型マスケットではこの問題を解決するため、各メーカーごとの部品の互換性が図られました。 M1815 標準型マスケットは、1815年から1818年までの間に段階的な改良が施されましたが、最も大きな改良点の一つが銃床で、「シャルルヴィル・パターン」から大幅に変更され、より頑丈な造りとなり、コーム (頬当て部分) が低く、グリップ部分が厚い形状となりました。 このコームの高さはその後更に低いものへと改良されています。 また、銃身バンドを固定するスプリングの配置と種類についても改良が行われた他、丸みを帯びた形状の新型のロック・プレートが採用されました。 これらの改良は1816年頃から生産銃に反映され始めましたが、新たにM1816として採用された新型のマスケットが完全に新規設計の部品のみで製造されるようになったのは、1818年1月になってからでした。 M1816 マスケットは、スプリングフィールド造兵廠では1840年頃まで、ハーパーズ・フェリー造兵廠では1844年頃まで生産され、国営造兵廠およびその他の契約業者を合わせて80万挺以上が製造されました。 M1816 マスケットは生産時期により大きくModel 1816 (Type I) 、Model 1822 (Type II)、Model 1822/28 (Type III) の3種類に分類され、Model 1816 (Type I) ではスリング・スイベルの取り付け方法がスタッドとなっており、表面仕上がNational Armory Brightと呼ばれる白磨き仕上げとなっていました。 Model 1822 (Type II) ではスリング・スイベルの取り付け位置がトリガー・ガードの前部に変更され、表面仕上もNational Armory Brownと呼ばれる酸化処理が施されたものとなりました。 Model 1822/28 (Type III) では、仕上げが白磨きのNational Armory Bright仕上げに戻り、さらなる部品の互換性向上が図られています。
米陸軍ではM1841 ライフル及びM1842 マスケットの採用に伴い、正式にパーカッション式 (管打式) の撃発機構が導入されましたが、これに合わせて1842年から1845年にかけて、軍の倉庫に保管されていた旧式のフリント・ロック マスケットの評価が行われました。 1831年以降に製造された銃のうち状態の良いものは「第1級」とされ、最終的にはほぼ全ての第1級の銃がパーカッション式に改造されました。 1822年から1831年に製造されたフリント・ロック マスケットで状態の良いものは「第2級」とされ、必要に応じてフリント・ロックのまま支給されました。 これらは検査官のイニシャルと「2」の刻印が施され、最終的には第1級の銃が改造された後に順次パーカッション式に改造されました。 1812年から1820年に製造された銃は「第3級」とされ、フリント・ロックとしての使用には適さず、パーカッション式に改造するにも不適とされました。 ただし、非常時には改造して支給できるように保管され、検査官のイニシャルと「3」の刻印が施されました。 1812年以前に製造された銃は「使用不能」と判断され、在庫から除外され、余剰品として売却されました。
米軍は1846年の米墨戦争において、新たに採用された管打式のM1842 マスケットの投入を検討していましたが、M1842 マスケットが全軍に行き渡るには不十分である事を懸念し、フリント・ロック式のM1816 マスケットと管打式のM1842 マスケットを併用する必要性を認識していました。 しかしながら、M1816用の紙製カートリッジには、フリント・ロック式の火皿 (パン) に充填する為に余分に火薬が含まれており、管打式のM1842ではこの追加の火薬は不要であった事から、もしこの2種類の銃と弾薬が混在した場合、フリント・ロック用のカートリッジがパーカッション銃を持つ兵士に支給されれば、装薬量が過剰となり、潜在的な危険を引き起こす可能性がありました。 反対に、管打式用のカートリッジがフリント・ロック式マスケットを持つ兵士に支給された場合、火皿の点火用火薬が不足し、発砲が出来なくなる恐れもありました。 最終的にはこの問題を防ぐ為、メキシコへ派遣される部隊にはフリント・ロック式のマスケットのみを支給することが決定され、結果として、M1816 マスケットは米墨戦争における米軍歩兵の主力銃となりました。 (KK)

【本個体の説明】
本品は米国マサチューセッツ州Pittsfieldに1809年から1849年にかけて所在していたLemuel Pomeroy Jr.社が製造したM1816 フリント・ロック マスケットです。 サイド・ロックには「L. POMEROY」のメーカー刻印や鷲の刻印の他、製造年を示す「1828」及び「US」の刻印が確認出来ます。 また、銃身基部には「S.N.Y JM」の刻印や「P」の検査刻印が入っており、アッパー・タングにも製造年を示す「1828」の刻印が確認出来ます。 サイド・プレート後方の銃床左側面には、1818年から1831年にかけてPomeroy社を含む複数の工場の製品の検査官を務めたJustin Murphyのイニシャルである「JM」の文字が入った刻印 (Cartouche=カートゥーシュ) が確認出来ます。 その他、バット・プレート上部には「US」の刻印が確認出来ます。
本品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、銃身やサイド・ロック、トリガー・ガードといった金属部は、やや打ち傷や時代錆、表面錆痕が見られるものの、いずれも大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 木製銃床については、やや打ち傷や線傷が見られる他、サイド・ロック周辺の木部にやや欠けが目立ちますが、それ以外には大きな破損等は見られず、各部の取り付けについてもがたつきもなくしっかりとしています。 バット・プレートについても、やや打ち傷や時代錆が見られるものの、現状目立った腐食や変形等は見られません。
作動については完全で、ハンマー (コック) のハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、フル・コック位置でトリガーを引くとハンマーが力強く落ちます。 フリズンの機能についても正常で、スプリングのテンションもしっかりとしています。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 オリジナルの鉄製さく杖が付属いたします。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 1842年から1845年にかけて、軍の評価刻印が打たれていない事から、この時期より先に日本に輸出された可能性も少なからずある興味深い品です。木部の欠けがありますのでお値打ち価格に設定してありますが、一般的なフリント・ロック式マスケットではない価値が高い米軍制式軍用小銃です。 (KK)(MM)

【登録証情報】
(種別: 火打ち石式銃砲、全長: 145.8cm、銃身長: 106.8cm、口径: 1.75cm、銘文: POMEROY US A.N.Y. JMP)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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