 |
|
|
|
 |
フランス 王室近衛兵用 単発火打石式拳銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
|
 |
 |
|
 |
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【9462】 |
英 名
|
French Royal Guard Flintlock Pistol |
種 類
|
古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
|
フランス |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
337mm |
口 径
|
14mm |
装 弾
数
|
単発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【フランス 王室近衛兵用 単発火打石式拳銃 について】
フランス王室の近衛兵用に製作された、燧石式 (すいせきしき) /火打石式 (フリント・ロック=Flintlock) 拳銃です。 火打石式はフリント・ロックとも呼ばれる点火方式の1つで、1620年頃に開発されたとされています。 より信頼性の高いパーカッション・ロック式 (雷管式) が1840年頃より主流となるまでの約200年間に、大型の軍用銃から小型の護身用拳銃まで様々な小火器の撃発機構として使用されました。
本品のグリップ・エンドの金属部分 (バット・キャップ) に取り付けられた楕円形の金具には、1830
年の7月王政でフランス国王となったオルレアン家のルイ・フィリップの紋章が入っている事から、本品も同国王の治世下 (1830-1848) において王室近衛兵 (Garde du Corps) が使用したものと考えられます。 フルール・ド・リス (仏: fleur-de-lis もしくは fleur-de-lys) は、アヤメの花を様式化した意匠をしたもので、ブルボン王朝の時代から王冠が入るようになりました。 この紋章はフランスでは政治的、王権的、芸術的、表象的、象徴的な意味をも持ちます。
本品は王室近衛兵用に特注された、当時の軍用拳銃としては最高級の品で、フランス語では「Pistolet de Garde-du-corps du Roi」と呼ばれます。 これらの近衛兵用拳銃は、一般的に豪華な装飾と高い精度を備えており、精鋭部隊である近衛兵によって使用された事から、海外でも非常に特別で貴重な銃となっています。 通常、近衛兵用拳銃は、精巧な彫刻や金属細工が施され、しばしば装飾的な要素が強調されています。 近衛兵用拳銃のモデルは、時代や王朝によって異なりますが、そのデザインや機能性は王室の威厳を反映しており、近衛兵の名誉と象徴的な役割を示すだけでなく、当時の工芸技術の高さを示す美術品としても評価されています。
国営造兵廠で製造された士官用拳銃の場合、各部の作りに均一性が見られ、多くの精鋭部隊向けの制式拳銃は、ヴェルサイユ工廠で製造され、しばしばブーテ (Boutet) の署名が見られます。 一方、近衛兵を含む当時の士官たちは、民間の銃工に拳銃の製作を依頼する事も出来た事から、これらの士官用拳銃が全て造兵廠で製造されたわけではありませんでした。 そのため、一般的な形状は規定によって決まっていたものの、民間銃工により製作された品では、士官からのオーダーに応じて細部や金具の異なる様々なバリエーションが存在します。
本品のメーカーは不明ですが、ロック・プレートには非常に薄くなっているものの「À PARIS」の刻印が入っている事から、近衛兵からのオーダーに基づいてパリの民間銃工により特注された品である事が窺えます。 (KK)
【本個体の説明】
本品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。 銃身やサイド・ロック、トリガー・ガード、ラム・ロッド・パイプといった鉄部は、全体にグレイ・パティナと呼ばれる薄い黒錆が表れており、若干の表面錆痕は見られるものの、目立った欠損等は見られず、製造された時代を考慮すれば概ね良好な状態が保たれています。 サイド・ロックのメーカー刻印はほぼ消えていますが、それ以外の各部に施された彫刻については大部分がはっきりと残っています。 グリップ下部のバット・キャップは洋白製と思われ、こちらも適度な時代が付いていますが、目立った変形や腐食等は見られません。 木製の銃床については、銃床先端やサイド・ロック周辺にややひびや若干の欠けが見られるものの、全体として大きな破損も見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。
作動については完全で、ハンマー (コック) のハーフ/フル・コックについてはしっかりと掛かり、フル・コック位置でトリガーを引くとハンマーが力強く落ちます。 フリズンの機能についても正常で、テンションもしっかりと掛かっています。 銃身内は若干の表面錆は見られるものの、銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 木製のラム・ロッドが付属いたします。
本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 流石、日本一のコレクターの旧蔵品と言える品です。 (MM)(KK)
【登録証情報】
(種別: 火打ち石式銃砲、全長: 33.7cm、銃身長: 18.5cm、口径: 1.4cm、銘文: 無銘)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 昨年登録証が交付されたばかりで、安心してお求めいただける品です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
|
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |