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火縄銃 田付流四匁馬上筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、無銘) |
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価格(税込)
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\550,000 |
商品番号
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【9454】 |
英 名
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Japanese Matchlock Cavalry Pistol, TATSUKE style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、X候補、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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468mm |
口 径
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14mm (実測13.8m) |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 田付流四匁馬上筒について】
本品は馬の上から片手で射撃が出来るようにした小型の火縄銃です。 洋式銃ではピストルに相当しますが、火縄銃では馬の上で使用する意味で「馬上筒」と呼ばれました。 本品は田付流の特徴を備えた品で、全長が468mm、銃身長282mmと片手撃ちの馬上筒としては標準的なサイズより長寸となっていますが、重量が◯◯kgと辛うじて片手で射撃が可能な大きさです。 口径は13.8mm(四匁相当)となっており、片手撃ちの馬上筒としては標準的より大きな口径です。 無銘ですが国友の作と思われます。
本品は台木 (銃床) 部分をはじめ、各部に田付流用銃の特徴が見られます。 田付流とは田付兵庫助源景澄 (のち宗鉄) により開祖された砲術流派で、井上流・稲富流と共に徳川幕府の鉄砲役三大流派として重用されました。 田付流の影響を受けた細筒を含む火縄銃は堺、國友、日野といった各地で製作されました。 田付流用銃の最大の特徴は銃床部の形状で、銃床後端が直線的にカットされ、断面が平坦な形状となっているのが特徴です。 本品にもその特徴的な銃床尾がカットされて平坦となった形状が確認できます。
本品の銃身は、後方に向かって広がった非常に鉄味の良い八角銃身になっています。 シンプルな八角銃身ではなく平らな上面に対して、左右の面はアールがある凝った造りです。 先目当は小振りな「三角形の後部に低く段差がある形状」で、元目当も同じく小振りな「筋割」になっています。 銃口部分は寸のかなり詰まった八角柑子でこのような形状は珍しいです。 銃身は台 (銃床) に対して二ヵ所の目釘によって固定される構造となっています。 銃床は全体に装飾の殆ど無い比較的質実剛健な作りとなっており、栓 (目釘) 座はなく、カラクリの鋲裏座金も円形(蛇目)のシンプルなものが二ヵ所となっています。 カラクリは内カラクリです。 地板、火挟、胴金、雨覆、火蓋、引金といった金具は真鍮製となっています。 雨覆は楔を用いず、象嵌のようにぴったりと銃身に食い込んで固定される造りとなっており、裏側には火蓋、銃身下部と同じ花押が入っています。田付流ですので芝引金はありません。 引金は小穴の開いた釣鐘形となっており、用心金は設けられていません。引金が入る穴周りは長方形の飾り金具です。台の下部には背割が入っています。 火縄通しの穴は無く、簡素な火縄消しの穴があります。
一般的な火縄銃とは異なり、馬上筒は武士が使用した兵器の中でも遥かに珍しく、欧米の将校用ピストルよりも希少価性の高い品です。 本品は弊社の経験から時代が江戸中期頃と少し古くなるのではないでしょうか。 (MM)
【本個体の説明】
本品の筒(銃身)を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身はしっかりとしており、鉄味の良さが判る状態が保たれています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は二ヵ所とも一致しています。
台 (銃床) については、経年の使用感は多少あり、気にならない小傷や擦れが見られるものの、現状比較的しっかりとした強度も十分保たれています。 鋲裏座金等の金具についても欠品は見られず、総じてしっかりとした強度が保たれています。 カラクリの地板や火挟、弾金、胴金、雨覆、火蓋、引金といった真鍮部分についても、目立った傷等は見られず、磨かれてはいますが適度な時代色が付いています。
火蓋の開閉は問題なく行う事が可能です。 尾栓は現状閉まっていますが、取り外しが可能と思われます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 カラクリの火挟を起こすとロックが掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 木製のカルカ (さく杖) が付属致します。 日本一の古式銃コレクターの松本零士先生旧蔵品でシンプルですが出来の良い品です。 田付流の馬上筒は少ないのでお勧めです。(MM)
【登録証情報】
(種別: 火縄式銃砲、全長: 46.8cm、銃身長: 28.2cm、口径: 1.4cm、銘文: 無銘)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 昨年登録証が交付されたばかりで、安心してお求めいただける品です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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