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◉フランス J. B. Cessier社製 アンダー・ハンマー (PAR社特許) 管打式小型拳銃 (登録証付、#15)  
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価格(税込)
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商品番号
 【9451】
英  名
 French Underhammer Percussion Pistol by J. B. Cessier
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、Curio Magazine 記事候補、松本零士先生旧蔵品
国  名
 フランス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 188mm
口  径
 12mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 お客様ご連絡中
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【フランス J. B. Cessier社製 アンダー・ハンマー (PAR社特許) 管打式小型拳銃 について】
フランスのSaint-Étienne (サン・エティエンヌ) にあったJean Baptiste Cessier (ジャン・バティスト・セシエ) 社がPAR社の特許を使用して製造した、アンダー・ハンマー・システムの管打式 (パーカッション式) 単発小型拳銃です。 当時は管打式の撃発システムが完成し、それを用いた新たなアイデアを加味した銃が雨後の筍のように生まれていました。 本品も正にそのような銃器開発黎明期の19世紀中頃に作られた作品です。 銃本体から銃身上部に撃発装置などが無ければ、照準器具 (サイト) がなくても、銃身をターゲットに照準しやすいと言う単純な原理から生まれました。 これは当時の拳銃で主流であったセンター・ハンマーやサイド・ハンマーのような撃発装置を一切取り除き、銃身下部にハンマーを配置する事によって、ターゲットに銃を向けるだけで、ある程度の正確さが確保されるというものです。 原理的には正しいものの、現実的には銃身下部にハンマーを配置する事によって雷管を取り付けるパーカッション・ニップルも下部に移動するため、下向きに取り付けられた雷管が脱落するという欠点がありました。 それが故に当時でも多くは製造されず、現存は非常に少ない品です。
銃身はハッキリとしたダマスカス模様が入ったオクタゴン・バレル (八角形銃身) です。 銃身上部に「PAR BREVET (Par社の特許)」及び「JB・C (Jean Baptiste Cessier)」の刻印が入っています。 フランスのPAR社は、管打式のアンダー・ハンマー・システムで特許を取得しており、同システムを用いた品には「PAR BREVET」の刻印が見られます。 特殊な形状のハンマーがトリガー・ガードの役割の一部担っているのでしょうか、トリガー・ガードが無くても直接引金に物が引っ掛からないように配慮されています。
本品の銃身は一見するとネジ込み着脱式のTurn-off barrelのように見えますが、固定式で着脱は出来なくなっています。 尚、本品を製作したジャン・バティスト・セシエ社では、アンダー・ハンマー・システムとTurn-off barrelを組み合わせた品も製造しています。

ジャン・バティスト・セシエ (Jean Baptiste Cessier) は、サン・エティエンヌの曽祖父 (Philibert Cessier) の代から続く銃器職人の家庭に1781年11月29日に生まれました。 ジャン・セシエはパリに移住し王室御用達の銃器メーカーのベルサイユ工場で数年間働き修行しました。 1805 年にサン・エティエンヌに戻り、最初はその技術を使い高級武器商のオーギュスト ビザリオン (Auguste Bizalion) と提携し、ビジネスを始めました。 ジャン・セシエは、1822年に結婚し、グランド・ルー・サン=ジャック (Grande rue Saint-Jacques) で銃砲店を営んでいました。 それまでに彼は小銃の特許をいくつか取得しており、1816 年に申請した特許を使った銃で1819年のパリ博覧会でArmes de luxe présentéesという高級銃器部門で賞を獲得しました。 彼は1855年11月1日に亡くなっている事から、本品が1855年までに製造された品である事は明らかで、弊社では1840年後半頃の品と考えています。 ジャン・バティスト・セシエ社製の数少ない現存品の殆どがアンダー・ハンマー・システムの単発拳銃です。 ジャン・セシエは高級銃器を作る高い技術を持ちながら、彼はアンダー・ハンマー・システム一本に賭けたと思われます。 国内にあるアンダー・ハンマー・システムは本品が唯一の品ではないでしょうか。 (MM)

【本個体の説明】
本品の銃身上部に打刻された「PAR BREBET JB・C」の刻印は、小さいですが判読可能です。 また、銃身右側後部には「サン・エティエンヌ (St. Étienne) フランス国営造兵廠」の刻印が入っています。 その他、ハンマー及びトリガーの基部には「15」のシリアルNo.が打刻されています。
本品の銃身やハンマーといった金属部は、白磨き仕上げの表面に僅かに時代錆が見受けられるものの、朽ち込み等は殆ど見られず、適度な時代感が付いた良い雰囲気となっており、銃身のダマスカス模様も良好に残っています。 木製のグリップについても、全体に気にならない程度の僅かな小さな打ち傷が見られ、取り付け基部周辺に若干の痩せが見られるものの、取り付け自体はがたつきも見られず、しっかりとした状態が保たれています。
作動についても問題無く、ハンマーのフル・コックはしっかりと掛かり、フル・コック状態でトリガーを引く事により、ハンマーがスムーズかつ力強く落ちます。 尚、ハーフ・コックのポジションは元々設けられていません。 ハンマーやパーカッション・ニップルについても、現状目立った欠けや変形等は見受けられず、良好な状態が保たれています。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全人抜けて (通って) いる事を確認済みで、火穴も通っています。
小振りながら、松本先生のメカ好みが伺われる特殊な一挺です。(MM)(KK)

【登録証情報】
(種別: 管打式銃砲、全長: 18.8cm、銃身長: 10.5cm、口径: 1.2cm、銘文: RANNROVEP&B.C)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 昨年登録証が交付されたばかりで、安心してお求めいただける品です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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