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英国 Samuel Nock社製 管打式単発拳銃 (登録証付、#7660) 【9375】と二挺ペアの内の一挺 |
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価格(税込)
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\880,000 |
商品番号
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【9446】 |
英 名
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English Percussion Pistol made by Samuel Nock, one of a pair |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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イギリス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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261mm |
口 径
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16,5mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【英国 Samuel Nock社製 管打式単発拳銃 について】
英国ロンドンのSamuel Nock (サミュエル・ノック) 社が1850年代頃に製造した、管打式 (パーカッション式) の単発拳銃です。 外見はスタンダードなTravel Pistol/Overcoat Pistolと呼ばれるタイプで、口径は16,5mmの大口径となっており、銃身は基部がオクタゴン (八角) 形状となったラウンド・バレルです。 銃身は内部にライフリング (施条) が施されていないスムース・ボア (滑腔銃身) となっています。 また、銃身先端下部にはスイベル式の鉄製ラム・ロッドが取り付けられています。 銃床左側面にはベルトに挟んで携行出来るよう、ベルト・フックが取り付けられています。
本品の撃発機構 (ロック) は、バック・アクション パーカッション ロック (Back-Action Percussion Lock) と呼ばれる、ハンマーがサイド・ロック・プレートの最も前に位置する1850年代以降に製造された管打式単発拳銃に見られるスタイルとなっています。 このバック・アクション・ロックを備えた拳銃は、一見古いモデルと思われがちですが、1800年代中期頃の品に多く見られます。 フリント・ロックからパーカッション・ロックへの移行期 (1800年前期) には、当り金 (フリズン) があった名残りから、ハンマーがサイド・ロック・プレートの比較的後方にありました。 バック・アクション・ロックのハンマーは最も前方に配置されており、鉄製のサイド・ロック・プレートが、木部に最も負担のかかるグリップ部分まで覆っている事から、補強の観点からも優れたデザインとなっていました。
サミュエル・ノックは、英国ロンドン・ピカデリーの43 Regent Circusに所在していた銃工で、1823年から1851年にかけて同地に所在していた記録が残っています。 サミュエル・ノックは、著名なロンドンの銃工Henry Nock (ヘンリー・ノック、活動期間: 1770年-1804年) の甥であり、1791年に叔父のもとで徒弟修業を始め、1806年に180 Fleet Streetに自身の店を開きました。 1823年には、高級店が集まる流行の発信地であるRegent Circusに店を移し、1852年に亡くなるまで営業を続けました。 多くのサミュエル・ノックの作品が今日まで現存している事から、彼が非常に高品質な銃を製造していた事が窺えます。 また、ジョージ3世、ジョージ4世、ウィリアム4世、ヴィクトリア女王の御用銃工に任命された事も、当時のサミュエル・ノックの名声と卓越した地位を証明しています。 本品はそのスタイルからサミュエル・ノックの最末期の製品と考えられます。 (KK)
【本個体の説明】
本品のロック・プレートには「S. NOCK」のメーカー名が入っており、銃身上面には「- LONDON -」の刻印が確認出来ます。 また、銃身裏面に王冠とVの文字を組み合わせたロンドン・プルーフ・ハウスのView Mark刻印及び王冠とGPの文字を組み合わせたDefinitive Proof刻印に加えて7660のシリアルNo.が入っており、グリップ前面にも7660のシリアルNo.が確認出来ます。 ロック・プレートやハンマー、トリガー・ガード、ラム・ロッド用のスイベル金具といった鉄部には精緻なスクロール・エングレービングが施されています。
本品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、銃身やロック・プレート、トリガー・ガードといった鉄部はやや経年による褪色や僅かな表面錆痕は見受けられるものの、全体に目立った欠損等は見られず、概ね良好な状態が保たれています。 木製 (ウォールナット製) 銃床については、グリップ・エンドを中心にやや打ち傷や線傷が散見され、バレル・ウェッジの座金周辺の木部にひびの補修痕が見受けられる他、座金に若干の浮きが見受けられます。 また、銃床先端部に一部欠けが見受けられますが、それ以外には大きな欠損等は見られず、オリジナルの艶のある仕上げも比較的良好に残っています。 スイベル式のラム・ロッドの動きについてもスムーズです。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、フル・コック位置でトリガーを引くとハンマーが力強く落ちます。 ハンマーやパーカッション・ニップルについても、現状目立った変形や欠け等は見られず、良好な状態が保たれています。 銃身内は錆等も殆ど見られず、銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。
松本零士先生のコレクションで、先生は二挺ペアがお好きで何組かお持ちでした。
本品は【9375】と二挺ペアの内の一挺で、オリジナル・ペアとしてコレクションされる事をお勧めする一挺です。 (KK)(MM)
【登録証情報】
(種別: 管打式銃砲、全長: 26.1cm、銃身長: 12.4cm、口径: 1.65cm、銘文: LONDON S NOCK)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 昨年登録証が交付されたばかりで、安心してお求めいただける品です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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