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ウィンチェスター M1866 イエローボーイ カービン 2nd Model (登録証&書類付、#16951)  
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価格(税込)
 登録証訂正終了まで非売品 \5,500,000
商品番号
 【9430】
英  名
 Winchester M1866 Yellow Boy Carbine, 2nd Model
種  類
 古式銃(登録証付)、レバー・アクション
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,050mm
口  径
 11mm
装 弾 数
 13発
在 庫 数
 登録証訂正終了まで非売品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ウィンチェスター M1866 イエローボーイ カービンについて】
ウィンチェスター M1866 は西部開拓時代のアメリカにおける最も有名なライフルです。 1866年から98年まで1st〜4thの4つのモデルが生産されました。
レバー・アクションと呼ばれる銃の機関部下方に付いた用心鉄兼用のレバーを下に引き、それをまた戻す事により薬室から空薬莢を排除すると同時に次弾を装填するという画期的な仕組みを持った銃です。 銃身の下に平行して付けられたチューブ・マガジン(管状弾倉)を備えたレバー・アクションはウィンチェスター社の商品の代名詞にもなっています。 ウィンチェスター社はオリバー・ウィンチェスターにより創業された元繊維会社で、1857年に独自のレバー・アクション構造のパテントを持っていたボルカニック リピーティング・アームズ社の武器製造工場を買収したのが銃器産業に参入する切っ掛けとなりました。 当初はニューヘイヴン・アームズ社として創業し、ヘンリー ライフルとして知られるボルカニックの進化型であるレバー・アクション ライフルの製造権を取得すると、オリバーの息子であるウィリアムにより全米で販売を開始しました。 そして1866年にウィンチェスター社として改名後は、工場長であったネルソン・キングのパテントによりヘンリー ライフルの欠点であったマガジンを改良し、フレーム右側面のローディング・ゲートから弾薬を装填出来るようにしました。 更にハンド・ガードを追加する事により、連続射撃による銃身の過熱から手を守る工夫などの改良を施した「M1866」を発売しました。 この銃はフレーム全体が真鍮製(砲金製="bronze alloy"または"gun metal”)であることから「イエローボーイ」と一般的に呼ばれています。 一世紀半の時を経て金色に輝いていたフレームがまさに「イエロー」と呼ばれる色合いになった貴重な品も弊社には入荷しています。

M1866には銃身長が27インチのマスケット、24インチのライフル、20インチのカービンがありました。 本品はそのカービン (騎兵銃) ・モデルです。 特にフレームの左側面に鞍 (サドル) に銃を固定するリング (環) が付いているため「サドル・リング・カービン (Saddle Ring Carbine)」と呼ばれました。 バット・プレートはマスケットはカービン型と呼ばれる「なだらかなカーブを描いた形状で、ライフルはクレセント型(三日月型)と呼ばれる強いカーブが特徴で、カービンにはカービン型とクレセント型の両方があります。

本銃は幕末に日本にも少数が輸入されました。 日本語では「直動鎖閂式(ささんしき)銃」と呼び、同じレバー・アクション式の「底碪式(ていがんしき)銃」と混同されやすいが、遊底(ボルト)が(回転することなく)前後するので「直動鎖閂式」になり、ブリーチが上下する「底碪式」とは構造的には全く異なるものです。

【本個体の説明】
本品は米国ウィンチェスター社製オリジナルのM1866 イエローボーイ カービン 2ndモデルです。 シリアルNo.16951は、2ndモデルの中では前期型になる本品はバット・ストックで隠れているロアー・タング側面に刻印されいます。 これはシリアルNo.が約19,000台以前の品に見られる掟通りの特徴となっています。 シリアル No.16951から生産開始から僅か2年目の初期生産品である1868年製であることが判ります。 ウィンチェスター M1866 イエローボーイ カービンは1stモデルから4thモデルへと改良されるに従って、ヘンリー ライフルから受け継いだ特徴がだんだんとイエローボーイ独自の形状に変化してきます。 ハンマー前方のフレーム後部のカーブの傾斜(Henry Drop)がヘンリー ライフルでは曲面がハッキリとカーブしているのが判りますが、次第になだらかな形状となります。 本品のフレーム後部の形状は2ndモデルのやや傾斜の付いたヘンリーの面影(Henry Drop)を少し残すカーブとなっており、シリアルNo.から判る製造時期ともマッチしています。 フロント・サイトについてはフロント・バンドと一体型のタイプとなっています。 また1stモデルと2ndモデルの大きな差は左側面から見るとネジが1本増えており、1stモデルは装弾エレベーターを有するレシーバー前方(フォアエンドと接触する部分)がフラットになっており、それに対して2ndモデルは段差があります。 1stモデルと2ndモデルの大半にはハーフ・コック・ポジションはありません。本品も2ndモデルの中では前期型なのでハーフ・コック・ポジションはありません。

本品の特筆すべき点として、やや薄くなっているもののリア・サイト前方の銃身上面に「HENRY'S PATENT-OCT. 16. 1860」及び「KINGS-PATENT-MARCH 29, 1866」と伝統的なヘンリーのパテント刻印がまだ刻まれています。 これはシリアルNo.が23,000までの初期のM1866 イエローボーイのみに見られる刻印で、このような刻印の入った品は非常に希少となっています。

本品の機関部上面には「壬申二八四三 武庫司」の刻印が入っています。 明治5年(1872年)に明治新政府の命令で国内にあった銃砲調査が行われましたが、「壬申刻印」はその際の登録番号で、古式銃の一種の戸籍番号とも呼ばれるものです。 明治4年に6鎮台に分けられた明治陸軍は、主力小銃の統一化をはかるため、旧藩の銃砲の種類、挺数の把握が急務となり、明治5年(1872年=壬申)に調査が始まり、明治20年頃まで行われました。 明治5年(1872年=壬申)の壬申調査が最も大々的に行われました。 武庫司とは明治新政府が維新前に各藩が保有した武器を調査、回収し保管した組織で、新陸軍の兵器統一には欠かす事のできないものでした。 新装備銃として4種の歩兵銃 (アルビニー銃、スナイドル銃、シャスポー銃、エンピール銃) の選定が終わった1875年(明治8年)2月8日の陸軍省布第45号達による組織改正で武庫司は廃止されました。 武庫司には多種多様な銃が集められて、上記の4種類の小銃以外に騎兵用としてスペンサー、スタール、シャープスなどの騎兵銃も制式となりました。 尚、海軍はマルティニ・ヘンリーを制式としました。 武庫司に集められた兵器の中で制式から外れた品の多くは中国に売却されたと言われています。 
イエローボーイは当時の最新型ではありましたが、当時でも国内に残った数は少なく、徴兵によって集められた兵士には複雑過ぎる構造でした。 本品の「壬申〜武庫司」刻印は所荘吉氏著の古銃図鑑に掲載されているイエローボーイと同じ場所に打たれており、同書掲載品とほぼ同時期に刻印された品と思われます。 また弊社が販売した同じM1866 イエローボーイ カービン 2nd Modelにも「壬申二八二三 武庫司(東京都登録)」の刻印が入っており、僅か20番違いであることから江戸にあったある程度まとまった挺数のイエローボーイが明治五年に登録されたのかもしれません。 
本品は神奈川県中郡大磯町の農家の天井裏から発見された品(神奈川県登録)でその際の経緯を前所有者がレポート(A4に6枚)にまとめた書類も付属します。イエローボーイの解説が滅茶苦茶ですが、50年以上前にイエローボーイを偶然手に入れた話が気興味深い内容です。
レシーバー 左側面前部には270360066 46と戦前の番号が打刻されています。

本品の銃身やアンダー・レバーといった鉄部については、全体に良い感じの時代錆が表れていますが、現状では目立った破損や変形等は見受けられず、全体にしっかりとした状態が保たれています。 また、イエローボーイの特徴でもある真鍮製 (実際は砲金製) の機関部やバット・プレートについても、全体に非常に良い時代感の付いた風格の有る色合いとなっており、こちらも大きな破損や変形等の見られない比較的良好な状態が保たれています。 傷み易い真鍮製バット・プレートについても完全で良い時代が付いています。
木部はオリジナルのウォールナット製で、バット・ストックとハンドガードの色合いも良くマッチしています。 木部は極僅かな打ち傷や擦れが見受けられるものの全く気にならない程度で、しっかりとした状態が保たれています。 本品の銃身内は銃口から薬室まで完全に通っており非常に綺麗な状態が保たれており、ライフリングもはっきりと確認出来ます。 リア・サイトは小型の起倒式のカービン・タイプが取り付けられています。三日月型のバット・プレート内には蓋付きのコンパートメントがあり3分割式クリーニング・ロッドを収納できるようにしてあります。 クリーニング・ロッドは付属していません。 バット・プレートの蓋の開閉もしっかりとしています。
本品は約160年前に製造された品にも拘らず、装弾レバーを下げると装弾エレベーターが上昇し、同時にボルトが後退してハンマーをコックさせます。 このレバーを下げて、ハンマーがコックされる一連の動きはスムーズに行う事が可能ですが、シアの摩耗が感じられるためハンマーの掛かりが不安定となっています。レバーをしっかりと引き下げないとハンマーがコッキングされない場合があります。
幕末の日本でイエローボーイは最新型であり、非常に高価であったため他の後装式銃に比べ遥かに国内での現存数が少ない品です。 弊社では複数挺のウィンチェスター M1866 イエローボーイ カービンを扱っていますが、弊社の企業努力によるもので、通常では入手が非常に困難な品です。 イエローボーイの2nd モデルはヘンリー・パテントの刻印を含むヘンリー ライフル彷彿させる海外においても高価で取引されている品です。(MM)

【登録証情報】
(種別: ピン打ち式(かに目式)銃砲、全長: 105.0cm、銃身長: 49.0cm、口径: 1.1cm、銘文: 無銘)
*種別が間違っていましたので、先日再審査を行い再交付待ちです。

【その他の情報】
昭和42年3月2日に神奈川県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。 登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でご購入される際は、以下の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

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