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◉@英国 Thomas Naylor社製 19連発 ペッパーボックス (銃砲刀剣類登録証付古式銃)  
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価格(税込)
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商品番号
 【9418】
英  名
 English Bar Hammer 19-shot Pepperbox mfd. by Thomas Naylor
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、Curio Magazine 記事候補、松本零士先生旧蔵品
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 199mm
口  径
 9mm
装 弾 数
 19発
在 庫 数
 お客様ご連絡中
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【松本零士先生と19連発 ペッパーボックス】
松本零士先生著の「零士のメカゾーン」P.228に描かれた「19連発 ペッパーボックス」そのものです。「零士のメカゾーン」にイラストで描かれている品と全く同じで他に類を見ない形状に加え彫刻の模様まで詳細が描かれているのが特徴です。 また 松本先生著の「陽炎の紋章」の「第三巻 闇の匠(ダークマイスター)」の漫画内(P.75からP.86)に非常に詳しく本銃が登場します。 「第三巻 闇の匠(ダークマイスター)」の裏表紙にもカラーでページ一杯に載っています。 松本零士先生はWikipediaにも書かれているほど「古式銃蒐集家」としては有名で、零士先生ファンには見逃せられない一挺です。

【英国 Thomas Naylor社製 19連発 ペッパーボックス について】
本品はペッパーボックスと呼ばれるダブル・アクションの管打式 (パーカッション式) 拳銃で、19本の銃身を持つ19連発の品です。 製造したメーカーは、本体左側面の「NAYLOR SHEFFIELD」の刻印から、英国中部の工業都市シェフィールド (Sheffield) にあったトーマス・ネイラー (Thomas Naylor) 社であることが判ります。 ネイラー社は、1847-68年の間に銃器メーカーとしてシェフィールドで登録されていた記録があり、本品は1850年代に作られた品と思われます。 1850年代は銃器産業にとって試行錯誤の時代で、様々な変わった銃器が登場した年代でした。 ペッパーボックスは1850年代には完全に時代遅れの産物となっていましたが、特殊な構造故に非常に変わった形状の品が現存しています。 本品はその中でも最も独創的と言えます。 現存品のペッパーボックスとしては、19連発は最も装弾数の多いものではないでしょうか。 海外の専門書にもない、世界的に見ても非常に珍しい品です。 フレーム前部には、パーカッション・ニップルに不意に衝撃が加わって暴発が発生しないよう、ニップル・シールドと呼ばれるガードが円周に沿って設けられています。

【英国製 バー・ハンマー ペッパーボックス について】
ペッパーボックス ピストル (Pepperbox Pistol) とは、シリンダー (回転式弾倉) とバレル (銃身) が一体化 (銃身と薬室が一体化) になった黎明期のリボルバー拳銃です。 形状が「コショウ挽き」に似ていることから単にペッパーボックスと呼ばれています。 狭義には1837年にイーサン・アレンがパテントを取得した管打ち式ダブル・アクション・オンリーの回転拳銃を指しますが、広義には銃身を3本以上束ねて、それを回転させることによって連射を可能とする銃器 (カービンやライフル等の長物も含む) を指します。 形状が「コショウ挽き」に似ている事からペッパーボックスの名称が付いた、西部開拓時代初期の米国でも大流行した拳銃の一種です。 一般的には、薬室と一体化した銃身を複数本束ねたものを回転させる事で、装填動作を省略し連射を可能とした銃器の事を指しますが、特にサミュエル・コルトが特許を持っていた、引き金を引くだけで回転連射が可能な「ダブル・アクション機構」を持つ護身用の小型拳銃を指していました。 米国では1830年代後半から1850年代に普及しました。
このペッパーボックスは、複数の独立した銃身を束ねるのではなく、レンコンのような穴を銃身とする一つの塊を鋳造したため、頑丈で大量生産が可能でした。 しかしながら、シリンダーと銃身が一体鋳造型であるため、口径を大型化すると重心が前方に偏る欠点がありました。 また、シリンダーと一緒に銃身も回転する事から、固定銃身に比較すると命中精度が劣ってしまう点も有り、1850年代後半にはその殆どが姿を消す事になりました。 その他、一発発射すると装填された弾が全弾暴発して発射されてしまう「チェーン・ファイア」を引き起こすと言った問題もペッパーボックスの欠点と言われていました。 しかしながら、この問題はペッパーボックスに限らず、当時のパーカッション式回転拳銃全般が抱えていた不具合でした。 また前方に銃身のないペッパーボックスでは、万が一「チェーン・ファイア」が発生した場合にも全弾が飛び出すだけで、銃本体にはダメージを引き起こさないといった利点もありました。 通常の固定銃身のリボルバーで「チェーン・ファイア」が発生した場合は致命的なダメージを銃本体と射手に及ぼしましたので、そのような点では優れていました。
バー・ハンマー・タイプのペッパーボックスは、米国では1837年のEthan Allenのバー・ハンマーに関するパテントが失効した1860年代初頭頃から様々なメーカーが製造を始めましたが、英国では1835年頃にバー・ハンマー・タイプのペッパーボックスが開発された事を皮切りに、1860年頃までの約25年間に多くのメーカーがバー・ハンマー ペッパーボックスの製造を行いました。
英国製のバー・ハンマー ペッパーボックスは、製造年代によってグループIII (1835〜1840)、グループII (1840年代)、グループI (1850〜1860) の3つのグループに大別する事が可能です。 グループIIIは英国製バー・ハンマーの中でも最も初期の試行錯誤が行われていた時代の製品で、銃本体には入念な彫刻が施されており、グリップ形状も様々なタイプの物が製造されました。 グループIIは中期に製造された品で、バグ・タイプ・グリップと呼ばれるグリップ下端が丸みを帯びた形状の物が主流となりました。 この グループIIは多くの英国のガンスミスによって生産されましたが、構造的にはほぼ同一規格になっており、1845年頃に生産された品はメーカー名を確認しない限りは製造所を特定が出来ませんでした。 また、金属部に彫刻は施されたものの、コストを下げるために全体的には浅い彫刻になっており、セーフティ等のオプションもあまり用いられませんでした。 グループIは英国製バー・ハンマー ペッパーボックスの中でも最も後期に製造された品で、この頃から多くの新興メーカーがペッパーボックス市場に参入しました。 グループIの新興メーカー製の品は製造コストを下げる為、グリップ形状は下端がフラットとなった品が主流となり、グリップ表面には荒いチェッカーが施された物が大半となっていますが、稀にチェッカーのないスムース・タイプの品も存在します。 銃本体に施される彫刻についても従来の製品よりも省力化されており、メーカー名が入っていない製品も数多く存在します。 しかしながら、一部の高級銃器メーカーではよりクオリティを上げ高級品として差別化を図った品も見受けられる事から、グループIは低コストな廉価モデルと高級品の二極化が進んだ時代と言えます。

本品のシリンダーはハンマーとは連動しておらず、射撃の度に手動で回転させる構造となっていますが、シリンダーは一方向のみ回転が可能で、各ニップルごとにクリック感が存在するため、ハンマーの直下に確実にパーカッション・ニップルの位置を合わせる事が可能です。 尚、ハンマー後方のフレーム上部にはスライド式のセーフティを備えており、携行時にハンマーをハーフ・コック状態でセーフティを前進させる事によりハンマーがロックされ、安全に携行が可能となっています。 また、銃身取付基部 (シリンダー) 外周のパーカッション・ニップル取付部には、5箇所間欠部分が存在し、携行時はこの部分にハンマーをハーフ・コック状態で下ろしておく事を想定していたと考えられます。
19本の銃身は全てターン・オフ・バレル (Turn-off Barrel) と呼ばれるねじ込み式で、取り外しが可能な構造となっています。 通常、管打式銃ではフレームと銃身が一体型の場合は銃口からパッチと呼ばれる布切れと一緒に弾を押し込んで装弾しますが、ターン・オフ・バレルの場合は、銃身を外してから薬室に直接装薬を装填し、弾頭を乗せてから銃身を取り付けて射撃を行いました。 使用される弾の直径は口径よりも僅かに大きなものとなっており、これにより銃口から装弾する銃器 (Muzzleloader) に比べて、より大きな銃口初速を得る事が出来ました。 本品の銃身内はライフリングの施されていない滑腔銃身となっています。 銃身内 (銃口付近) にはライフリングのような溝の一部が確認出来ますが、これはねじ込み式の銃身を取り外す際にドライバーなどを差し込んで回す為のものです。 トリガーは折り畳み式で、携行時は前方に折り畳まれて本体に内蔵された状態となっており、射撃時に撃鉄を起こすと、トリガーが下方に展開される構造となっています。
本品は高級品らしくフレームやハンマーといった金属部には、緻密な唐草文様が深く彫り込まれています。 グリップは繊細なチェッカリングが施されたウォールナット製で、グリップ背面には銀製と思われる長方形のプレートが嵌め込まれています。 グリップ下面はその後に表れた廉価品のようなバグ・タイプ・グリップやグリップ・エンドがフラットなタイプではなく、丸みを帯びた別部品のエンド・キャップを組み合わせた高級品に見られる構造となっており、予備のパーカッション・ニップルを収めるためのコンパートメントの蓋が設けられています。 この蓋部分は閉じた際にグリップ・エンドのカーブと面一となる凝った作りとなっています。 (MM)(KK)

【本個体の説明】
本品の銃身や本体、撃鉄といった鉄部は若干の経年による時代錆や若干の表面錆痕を除いて目立った欠損等は見られず、製造された時代を考慮すれば概ね良好な状態が保たれています。 各部に彫られた彫刻についても大部分にはっきりと残っています。
銃身取付基部 (シリンダー) には、銃身の番号と対応する位置に同じ番号が打刻されている他、バーミンガム (Birmingham) プルーフ・ハウスの刻印が二種類交互に入っています。 一つは1813年から1904年の間に使用されたクロス・ソードの上に王冠、下に「View Mark」を表す「V」が入ったView Markプルーフ刻印です。 もう一つは1813年から1904年の間に黒色火薬を使用する銃身だけに入れられた、クロス・ソードの上に王冠、下に「Proof」を表す「P」、左右に「Birmingham」を表す「B」が左に、そして「Company」を表す「C」が右に入ったBirmingham Company Proof刻印です。
オリジナルの木製グリップについては、やや打ち傷や線傷が見られ、チェッカリングがやや薄くなっている他、取付基部右側に僅かに欠けが見受けられるものの、それ以外には大きな破損等は見られず、こちらもコンディションは比較的良好です。 グリップ・エンドのコンパートメントの蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。
作動については完全で、ハンマーのハーフ・コック及びフル・コックはしっかりと掛かり、ハンマーに連動して折り畳み式トリガーが展開されます。 尚、ハーフ・コック位置はパーカッション・ニップルから僅かに浮いた程度の低い位置となっています。 ハンマーの打撃面の縁に僅かに変形が見られますが、あまり気にならないレベルのものです。 パーカッション・ニップルは2本ほど形状の異なるニップルが使われているものの、いずれも目立った欠けや変形は見受けられません。 セーフティの機能についても問題なく、ハンマーを下ろした状態でセーフティを前方にスライドさせるとハンマーがロックされます。 各銃身の銃口から銃身後部までは完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 松本零士先生著の「零士のメカゾーン」P.228に緻密なイラストは本品を見て先生が描かれたものです。 また松本零士先生著の「陽炎の紋章」にも登場しています。 (MM)(KK)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 19.9cm、銃身長: 5.3m、口径: 0.9cm、銘文: NAYLOR SHEEFLED)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 最近交付されたばかりの安心して所持できる品です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

詳細画像(Detailed Photos)はこちら


本品は1850年代に作られたペッパーボックスと呼ばれるダブル・アクションの管打式 (パーカッション式) 拳銃です。
重い19本の銃身はハンマーとは連動しておらず自動で回転しない構造で、射撃の度に手動で回転させます。 銃身は一方向のみ回転が可能で、各ニップルごとにクリック感が存在するため、ハンマーの直下に確実にパーカッション・ニップルの位置を合わせる事が可能になっています。
19本の銃身を持つ19連発の品です。
銃身取付基部には、各銃身の番号とバーミンガム・プルーフ刻印が全てに入っています。
英国中部の工業都市シェフィールドにあったトーマス・ネイラー (Thomas Naylor) 社です。
トリガーは折り畳み式で、携行時は前方に折り畳まれて本体に内蔵された状態となっており、射撃時に撃鉄を起こすと、トリガーが下方に展開される構造となっています。
ハンマー後方のフレーム上部にはスライド式のセーフティを備えており、携行時にハンマーをハーフ・コック状態でセーフティを前進させる事によりハンマーがロックされ、安全に携行が可能となっています。
丸みを帯びた別部品のエンド・キャップを組み合わせた高級品に見られる構造となっており、予備のパーカッション・ニップルを収めるためのコンパートメントの蓋が設けられています。 この蓋部分は閉じた際にグリップ・エンドのカーブと面一となる凝った作りとなっています。
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