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火縄銃 ニ匁五分変リ馬上筒 (銃身の途中が角柱形) (銃砲刀剣類登録証付古式銃、無銘) |
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価格(税込)
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\605,000 |
商品番号
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【9411】 |
英 名
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Japanese Matchlock Cavalry Pistol with unusual barrel |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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544mm |
口 径
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11.7mm (実測) |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 ニ匁五分変リ馬上筒 (銃身の途中が角柱形) について】
本品は馬の上から片手で射撃が出来るようにした小型の火縄銃です。 洋式銃ではピストルに相当しますが、火縄銃では馬の上で使用する意味で「馬上筒」と呼ばれました。 本品は全長が544mm、銃身長338mmと片手撃ちの馬上筒としては標準的なサイズよりかなり長寸となっていますが、重量が◯◯kgとやや細身で片手で長距離を狙うには丁度良い大きさです。 口径は11.7mm(ニ匁五分相当)となっており、片手撃ちの馬上筒としては標準的な口径です。銃身の途中が角柱形になった珍しい馬上筒です。
銃身は、後方に向かって僅かに広がった丸銃身になっています。 先目当は背の高い「三角形」で、元目当は「透かし」になっており、透かしの中に「逆T字型」の照準器具が入っており、それを付けた状態で「背の高い先目当」と丁度照準が合います。 銃身の前から約1/3の部分が最も細くなり銃口部分に向けてテーパーがかかり太くなっています。
本品の特徴は銃口から17cmの位置から約8.5cmの部分が「角柱形」になっており、その直ぐ後ろに元目当があります。 この「謎の角柱形」部分は照準を合わせるのに何か意味がありそうですが現状ではハッキリとは分かりません。 しかしながら、角柱形の上部の平な部分に特別な器具を固定、または置いて精密射撃を行ったのではないでしょうか。将来的な研究課題となる希少品です。
銃身は台 (銃床) に対して二ヵ所の目釘によって固定される構造となっています。 銃床は全体に装飾の殆ど無い質実剛健な作りとなっており、栓 (目釘) 座は蛇目金具になっています。カラクリの鋲裏座金も円形(蛇目)のシンプルなものが三ヵ所となっています。 カラクリは外カラクリです。 地板、火挟、胴金、雨覆、火蓋、引金、そして剣先形の芝引き金といった金具は真鍮製となっています。雨覆は楔を用いない「コの字型」で上から差し込む仕組みになっています。 引金は水滴形となっており、用心金は設けられていません。引金が入る穴周りは長方形の飾り金具です。台の下部には背割が入っています。 精密射撃専用銃のような品です。火縄通しの穴と、火縄消しの穴はありません。
馬上筒は一般的な火縄銃とは異なり、武士が使用した兵器の中でも遥かに珍しく、欧米の将校用ピストルよりも馬上筒と言うだけでは希少価性の高い品です。 それに加え特殊な銃身が資料的価値を高めています。(MM)
【本個体の説明】
本品の筒(銃身)を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身にはやや表面錆痕が見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は二ヵ所とも一致しています。
台 (銃床) については、杢目が凝った硬い材質です。 台カブ左下(火挟の下)に殆ど気にならない古い修理があります。 このように上手な直しを施すほど貴重な品であったことがわかります。 その他は経年使用の気にならない小傷や擦れが見られるものの、現状比較的しっかりとした強度も十分保たれています。 鋲裏座金等の金具についても欠品は見られず、総じてしっかりとした強度が保たれています。 カラクリの地板や火挟、弾金、胴金、雨覆、火蓋、引金といった真鍮部分についても、目立った傷等は見られず、昔磨かれたようですが時代色が付いています。火挟の下部に小さな当たり傷が数ヵ所あります。
火蓋の開閉は問題なく行う事が可能です。 尾栓の取り外しが可能です。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 カラクリの火挟を起こすとロックが掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 木製のカルカ (さく杖) が付属致します。 流石、日本一の古式銃コレクターの旧蔵品と言える、特殊な品です。 変わった馬上筒を一挺お捜しであれば価格もお手頃ですのでお勧めです。これからの研究が楽しみな一挺です。(MM)
【登録証情報】
(種別: 火縄式銃砲、全長: 54.4cm、銃身長:33.8cm、口径:1.2cm、銘文: 無銘)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 最近交付されたばかりの安心して所持できる品です。 本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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