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US コルト M1855 サイド・ハンマー ポケット リボルバー (Model 2A、登録証付、#18275) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【9399】 |
英 名
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Colt M1855 Side Hammer Root Pocket Revolver, Model 2A |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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200mm |
口 径
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7mm (.28 cal.) |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1855 サイド・ハンマー ポケット リボルバー (Model 2A) について】
コルト M1855 サイド・ハンマー ポケット リボルバーはコネチカット州ハートフォードにあったサミュエル・コルト社 (Colt Patent Firearms Company、現在のColt Firearms社) が製造した、「Cap and Ball」と呼ばれる管打ち式のリボルバーで、独特な形状をしています。 コルト社の銃器デザイナー (Elisha K. Root) の名前から、本銃は米国では「Root Model」と呼ばれており、数あるコルト製パーカッション・リボルバーの中でも本モデルが唯一のソリッド・フレーム (=一体型フレーム) のモデルです。 パターソン以来、バック・ストラップとは別部品となっていた真鍮製 (一部鉄製) のトリガー・ガードを廃し、ポケット・リボルバーとしてのコンパクトさを求め、トリガー・ガードは備えていません。 また、構造的にはシリンダー・ピンをフレームの後部から抜き出してシリンダーを取り外す特殊なもので、内部部品の取外しは、フレーム左側面の1円硬貨大の円形プレートを取り外して行います。 トリガー・ガードが無いため、トリガー・ガード・ストラップも備えておらず、代わりに一体型の木製グリップでグリップ前方も包まれた「Wraparound Grip」と呼ばれる独特の構造となっています。 尚、銃身下部にはローディング・レバーを備えています。
コルト M1855 サイド・ハンマー ポケット リボルバーは、1855年より1873年にかけて、.28口径の前期型 (1st Series) 及び.31口径の後期型 (2nd Series) の二種類のモデルが製造されました。 1st Seriesは1855年から1861年にかけて26,000挺、2nd Seriesは1860年から1873年にかけて14,000挺が生産されましたが、それぞれのシリーズについて製造時期により仕様の異なる複数のバリエーションが存在し、下記のように分類されます。
1st Series (1855-1861)
・Model 1: .28口径, 3 7/16in. オクタゴン・バレル, ラウンド・シリンダー (Cabin & Indianエングレービング)
・Model 1A: .28口径, 3 7/16in. オクタゴン・バレル, ラウンド・シリンダー (Cabin & Indianエングレービング) ※キャップ・カットアウト大型化
・Model 2: .28口径, 3 1/2in. オクタゴン・バレル, ラウンド・シリンダー (Cabin & Indianエングレービング) ※ローディング・レバー円形化
・Model 2A: .28口径, 3 1/2in. オクタゴン・バレル, ラウンド・シリンダー (Cabin & Indianエングレービング) ※シリンダー軸ピンの構造変更
・Model 3: .28口径, 3 1/2in. オクタゴン・バレル, フルーテッド・シリンダー
2nd Series (1860-1873)
・Model 3A: .31口径, 3 1/2in. オクタゴン・バレル, フルーテッド・シリンダー
・Model 4: .31口径, 3 1/2in. オクタゴン・バレル, フルーテッド・シリンダー ※トップ・ストラップとフレーム下部の左右面削り込み
・Model 5: .31口径, 3 1/2in. ラウンド・バレル, フルーテッド・シリンダー
・Model 5A: .31口径, 4 1/2in. ラウンド・バレル, フルーテッド・シリンダー
・Model 6: .31口径, 3 1/2in. ラウンド・バレル, ラウンド・シリンダー (Stagecoach Holdupエングレービング)
・Model 6A: .31口径, 4 1/2in. ラウンド・バレル, ラウンド・シリンダー (Stagecoach Holdupエングレービング)
・Model 7: .31口径, 3 1/2in. ラウンド・バレル, ラウンド・シリンダー (Stagecoach Holdupエングレービング) ※シリンダー軸ピンの固定方法変更
・Model 7A: .31口径, 4 1/2in. ラウンド・バレル, ラウンド・シリンダー (Stagecoach Holdupエングレービング)
本品は.28口径で3 1/2インチのオクタゴン・バレル及びラウンド・シリンダーを備えた、1st SeriesのModel 2Aに分類される品です。 (KK Updated)
【本個体の説明】
本品は.28口径で3 1/2インチのオクタゴン・バレル及びラウンド・シリンダーを備え、シリンダー軸ピンの固定方法が本体左側面からのネジ留めに変更となった、1st SeriesのModel 2Aに分類される品です。
Model 2Aは1st Series (.28口径) の内、シリアルNo.が概ね18853から25477までの品が該当するとされています。 本品はシリアルNo.が18275となっており、Model 2からModel 2Aへの移行期に製造された事が窺えます。 グリップ・フレーム下部にはシリアル No.18275が打刻されており、シリアルNo.から1858年 (安政4-5年) の生産品であることが判ります。 銃身上面には細かい文字で「COLT'S PT. 1855」及び「ADDRESS COL. COLT HARTFORD CT. U.S.A.」と二行で入っているのがはっきりと判読可能です。
本品はフレームにオリジナルのブルー仕上げが比較的良好に残っており、銃身やシリンダーに仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所が見られるものの、目立った欠損や朽ち込み等は見られず、古式銃としては比較的良好な状態が保たれています。
シリンダーにはやや薄くなっていますが、「COLT'S PATENT」のパテント刻印及びシリアルNo.18275が確認出来る他、シリンダー表面のCabin & Indianのロール・エングレービングも大部分が確認出来ます。 シリアルNo.はフレーム、銃身、シリンダーでマッチしています。 オリジナルの木製 (ウォルナット製) グリップについても、若干の打ち傷や角の部分の僅かな摩耗を除いて大きな破損も見られず、オリジナルの美しい状態がほぼ保たれています。
作動は完全で、ハンマーを起こすとシリンダーが歯切れ良く回転します。 オリジナルのハンマー・スプリングのため、撃鉄が非常に重くなっています。 銃身内は最後まで(全て)抜けており、僅かな表面錆は見られるものの、深く刻まれたライフリングがはっきりと確認出来ます。シリンダーのパーカッション・ニップルについても、やや表面錆は見られるものの、現状大きな変形や欠けは見受けられません。
ソリッド・フレームのため、コルト製パーカッション・リボルバーとしてはとてもタイトな作りとなっており、ガタの全くない非常にしっかりとした品です。 コルト パターソンを除くとデザイン的にもコルト社製パーカッション・リボルバーとしては独特のデザインですので、コルト社製古式銃コレクションには欠かせない一品です。 (KK)
【登録証情報】
(種別: 管打式銃砲、全長: 20.0cm、銃身長: 15.0cm、口径: 0.7cm、銘文: 18275)
【その他の情報】
昭和43年10月31日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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