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和製 カニ目打式単発拳銃、全鉄製 (銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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\990,000 |
商品番号
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【9397】 |
英 名
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Japanese made Pin-fire Single Shot Pistol |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、Curio Magazine 記事候補、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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295mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【和製 カニ目打式単発拳銃、全鉄製について】
幕末に国内で製造された珍しいカニ目打式(ピン打式)の短銃です。 サイズは全長295mm、銃身長172mmの一見やや長寸の和製のドンドル銃と見間違えるような外見です。 しかしながら、銃身が分離式であることが容易に違いが判断できます。 管打式ですと通常は本体と機関部が一体(または完全に接続状態)であることから、銃身が分離する構造は、銃身後部から装填する後装式と考えて間違いありません。 さらに銃身後部上方にカニ目打ち式の薬莢のピンが出る穴(切り込み)が見られ、ハンマーがそれを叩く構造からピン打ち式であることが判ります。 鉄製の本体や銃身、板バネに至るまで唐草文様を和風の片切彫りで施されています。仕上げが欧米のブルー仕上げのようになっているので和製であることに気が付かないかも知れません。
和銃としては珍しく撃鉄にはハーフ・コック位置とフル・コック位置が設けられています。 本品の銃身は洋式銃のような鉄製の八角銃身で、フロント・サイトは真鍮製の三角形になっています。グリップは和銃らからぬニス仕上げで、現代で言う「コンバット・グリップ」のよにグリップ前部がグリッピングし易いように凹凸があります。 グリップ・フレームの下方にはしっかりとした半円形のランヤード・リングが付いています。リアサイトは元々設けられていません。
江戸時代後期に火縄銃型の管打式馬上筒が作られ、その後洋式銃を模した管打式ドントル銃が多く作られ国産拳銃はその後の規制もあり製造は殆どされなくなりました。国内でピン打ち式を使用した期間は極僅かで、ヨーロッパから輸入されたピン打ち式のルフォーショーリボルバーを多く使用した経緯から弾薬の補給も容易で当時としては最先端のピン打ち式を模造したと考えられます。 サイズ的に護身用から実戦用まで実用的な品になっています。 (MM)
【本個体の説明】
本品の鉄部はブルー仕上げになっており火縄銃とは全く異なる仕上がりで、欧米の影響を強く受けたものです。 表面錆なども殆は見受けられず、大きな欠損等もない非常に程度の良い品ですオクタゴン・バレルのエッジ部分に僅かに使用された形跡が見られます。
木製グリップについても現代銃のような材質と仕上げで、非常にしっかりとした美しい状態が保たれています。各部品の取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 全体的な作りから幕末に海外から工作機械が輸入された頃の日本製とは思えない作りです。機関部の作動については問題なく、撃鉄を起こした際のロックは掛かり、トリガーを引くと撃鉄が落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) います。
洋式銃の影響を受けながらも、日本独自の形状を残しています。 本品は漫画家の松本零士先生の洋式古式銃コレクションの中の一挺です。和製の洋式古式銃も一通り集めておられた事が判る品です。(MM)
【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長: 29.5cm、銃身長:17.2cm、口径:1.1cm、銘文: 無銘)
【その他の情報】
昭和54年7月12日に茨城県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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