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ベルギー J. Chaineux社製 ルフォーショー 10連発 リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃)  
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価格(税込)
 \2,750,000
商品番号
 【9395】
英  名
 Belgian Lefaucheux Type 10 shot D/A Revolver by J. Chaineux
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、Curio Magazine 記事候補、松本零士先生旧蔵品
国  名
 ベルギー
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 306mm
口  径
 11mm
装 弾 数
 10発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ベルギー J. Chaineux社製 ルフォーショー 10連発 リボルバー について】
ルフォーショー (ル・フォーショウ=Lefaucheux) リボルバーは、フランスのガンスミスであったカジミール ルフォーショー (Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式 (カニ目打ち式) の金属製薬莢を使用するリボルバーです。 ルフォーショー・リボルバーはフランスやベルギーで1850-70年代に多種多数製造された他、英国、ドイツ、スペインでも極少数が製造されました。 また、1858年にはフランス軍が初の金属製薬莢を使用するリボルバーとしてルフォーショー・リボルバーを採用しました。
ルフォーショー リボルバーには、5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションが存在し、銃身についても、銃身長3cmほどのラウンド・バレルから15cm以上のオクタゴン・バレルまで様々なタイプが製造されました。 用途についても多岐にわたり、大型で無骨な軍用モデルから全体に彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式銃器は、当時のヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、パテントの関係によるものか、アメリカでは余り生産されませんでした。 ルフォーショー・リボルバーは、当時ヨーロッパにおいてピン・ファイア拳銃の代名詞となり、リム・ファイア式カートリッジが普及するまで、フランスやベルギー製の品が他のヨーロッパ諸国やアメリカ、日本など世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。

本銃はベルギーのJ. シェンヌー (J. Chaineux) 社が製造した10連発のルフォーショー・タイプのピン・ファイア式ダブル・アクション・リボルバーです。 ジョセフ・ランベール・シェンヌー (Joseph Lambert Chaineux) は、1864年から1884年まで銃砲メーカーとしてベルギー・リエージュのプルーフ・ハウスに登録されており、リエージュの26 Place des Carmesに工房 (工場) を構えていました。 同社は本銃のようなルフォーショー・タイプのリボルバー以外にも、独自パテントの特殊な後装式システムを備えたピン・ファイア式フィスト・ピストルを製造していた事で知られています。 本品はトリガーを引くとシリンダーが回転しながらハンマーが持ち上がり撃発するダブル・アクションの他、ハンマーを指で起こしてコックしてからトリガーを引いて撃発するシングル・アクションの2つの方式で作動します。 大型のシリンダーには10発装填が可能となっており、シリンダー軽量化のため、シリンダー表面にフルート (溝) が設けられている他、シリンダー軸周辺が肉抜きされており、シリンダー軸が通る部分のみパイプ状となっています。 リコイル・シールド右側には、開閉式のローディング・ゲートを備えており、銃身基部右側にはエジェクター・ロッドを備えています。 独立したリア・サイトは備えておらず、ハンマー先端にリア・サイトとして用いる為のVノッチを備えています。 口径が11mmと大口径で、グリップ下端には落下/紛失防止のランヤード (吊り紐) を取り付ける為のリングを備えている事から軍用としての使用を想定していたと考えられます。 ベルギー製ですが、品のある控えめの英国風唐草文様がフレーム、シリンダー、銃身基部、トリガーガードに入っています。

ルフォーショー リボルバーはバリエーションが豊富で、アメリカ製リボルバーよりも手頃な価格帯のため、コレクションとしても魅力的な分野です。 ピンファイア式は、日本では「カニ目打ち式」と呼ばれ、最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃です。 パーカッション (管打ち式) に比べて、装薬や弾頭、雷管が脱落する恐れがないという長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイア式のように完全に前から後ろまで貫通した後装式ですが、旧式の金属薬莢を使用し、現代の実包は使用できないため、現代銃に近い構造を持ちながらも、国内では古式銃として合法的に所持が可能です。 (KK)

【本個体の説明】
本品はベルギーのJ. シェンヌー (J. Chaineux) 社が製造した10連発のルフォーショー・タイプのピン・ファイア式ダブル・アクション・リボルバーです。 シリンダーのフルート (溝) の部分には、「CHAINEUX III□□ BTE」と読める刻印が確認出来ます。 また、シリンダー背面には楕円形の中に「ELG」の文字が打たれたリェージュのプルーフ・ハウス刻印の他、「王冠の下にVの文字」を組み合わせたリエージュの検査官刻印((J. Chaineuxのたんとう)が確認出来ます。 この「王冠とV」を組み合わせた刻印は、銃身基部にも確認出来ます。

本品の銃身上面には「壬申 五五六二 敦賀縣」の壬申刻印が確認出来ます。 「壬申刻印」とは古式銃の一種の戸籍番号に相当します。 明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から、古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。 本品の壬申刻印に打刻されている敦賀縣 (敦賀県) とは、明治4年 (1871年) に越前国今立郡・南条郡・敦賀郡および若狭国一円の区域をもって発足した県で、1873年(明治6年)に足羽県が編入され、その範囲はほぼ現在の福井県全域に相当します。

本品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、銃身やフレーム、シリンダーといった金属部はやや打ち傷や敬遠にによる褪色、若干の表面錆痕が見受けられるものの、現状目立った欠損等は見受けられず、比較的良好な状態が保たれています。 銃身基部やリコイル・シールド背面等には、オリジナルのブルー仕上げが僅かに残っています。 銃身とフレームの取り付けについては、現状がたつきは全く見られません。 オリジナルの木製グリップについても、若干の打ち傷や線傷、僅かな摩耗を除いて目立った破損等は見られず、細かなチェッカリングもほぼ完全に残っています。 作動についてはシングル/ダブル・アクションともに完全で、ハンマーのコッキングやシリンダーの回転についても正常です。 また、ローディング・ゲートやエジェクター・ロッドの機能についても問題ありません。 銃身は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、若干の表面錆痕は見られるものの、ライフリングも比較的はっきりと確認出来ます。

11mm口径ダミー薬莢対応品 (11mm口径のダミー薬莢がシリンダーに装填出来るのを確認しておりますが、10発フル装填して問題なく作動するかの確認はまだ行っておりません。 尚、ダミー薬莢は本商品には付属しておりません)。松本零士先生の膨大な古式銃コレクションの中で、最も魅力的なルフォーショーの一つです。 10連発モデルは弊社でも数種類扱ってきましたが、大型で優美なかなり珍しい形です。 弊社の資料室へ殿堂入りさせたいような一挺です。 (KK)(MM)

【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長: 30.6cm、銃身長: 16.1cm、口径: 1.1cm、銘文: 無銘)

【その他の情報】
平成3年3月28日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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