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US コルト M1860 アーミー リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、3 Screw Model、#138153) |
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価格(税込)
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\3,850,000 |
商品番号
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【9385】 |
英 名
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Colt M1860 Army Revolver, 3 Screw Model |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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340mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1860 アーミー リボルバー について】
コルト M1860 アーミー リボルバーは、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1860年から1873年まで製造された軍用リボルバーです。
コルト社は1851年に発売した.36口径のコルト M1851 ネービー リボルバーを基に、.44口径にボア・アップしたモデルを1860年に発売しました。 南北戦争 (1861年-1865年) ではM1851 ネービー リボルバーと共に主要拳銃として使用されました。 コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっている点が挙げられます。 この構造により、バレル・ウェッジと呼ばれる「楔」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 M1860 アーミー リボルバーは、全て.44 口径の6連発のモデルで、ペーパー・カートリッジ (Paper Cartridge) と呼ばれる、紙に包まれた弾薬を使用しました。 M1860 アーミー リボルバーのフレームはM1851 ネービー リボルバーと同サイズですが、シリンダー前部の三分の二を.44口径に対応するために肉厚にした上でボア・アップされています。 そのため、フレームとシリンダーが干渉するのを避ける目的で、フレームの一部 (シリンダー下部と接する部分) が一段低くなっているのが外見上の特徴です。 M1851 ネービー リボルバーがオクタゴン・バレルであったのに対して、M1860 アーミー リボルバーはラウンド・バレルで流線的なデザインになっており、同じフレームを使用していながら全く異なるイメージがあります。 しかしながら、その基本構造は両モデルとも共通しています。 銃身長7.5インチであった極初期型を除き、M1860 アーミー リボルバーの銃身長は8インチのみです。 先に発売された.36口径のM1851 ネービー リボルバーよりも大口径であった事から、軍用としての威力はM1851 ネービー リボルバーを凌いでいました。 最も大きな販売先はアメリカ政府で、生産数20万挺の内、12万7千挺以上 (記録に残っているものだけでも127,156挺) が政府に納入されており、これが本銃が軍用専用と言われる所以です。 M1860 アーミー リボルバーは、米本国のコルト社工場のみで生産されました。 シリンダーには1843年のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面がエングレービングされています。
蛇足になりますが、M1860 アーミー リボルバーの呼称は、20世紀になってからコレクターが便宜上付けたもので、発売当時のコルト社カタログでは「Colt Holster Pistol, Enlarged Caliber」と呼称されています。 尚、M1851 ネービー リボルバーのメーカーにおける呼称は、「Colt Revolving Belt Pistol of Naval Caliber」です。 (MM)
【本個体の説明】
本品はM1860の中でもフレーム側面にショルダー・ストック取り付け用スクリューの無い、3 Screw Modelと呼ばれるシビリアン・モデルです。 これは本品のシリアルNo.が138153で、4 Screw Modelと呼ばれる軍用タイプの生産が終了した50,000以降の生産品である事ともマッチしています。 尚、通常シビリアン・モデルでは、上記のスクリューの他、ショルダー・ストック基部が嵌るリコイル・シールド部の切り欠きや、ストックを固定する為のグリップ・フレーム下部の溝が省略されていますが、本品はこれらの切り欠きや溝を備えています。 本品のシリアルNo.は、銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダー、シリンダー軸、バレル・ウェッジが(13)8153と確認出来る範囲で全てマッチした、オリジナル度の高い品です。
本品の銃身上面には、一部薄くなっている箇所が見受けられますが、「- ADDRESS COL. SAML COLT NEW-YORK U.S. AMERICA -」のメーカー・アドレス刻印が確認出来ます。 シリンダー表面のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) の場面のエングレービングについては、一部薄くなっている箇所や時代錆により見えにくくなっている箇所は見られるものの、比較的良好に残っています。 シリンダー表面にはその他にも「COLTS PATENT」の刻印やシリアルNo.、「PAT SEPT. 10TH 1850」の刻印が確認出来ます。 また、フレーム左側面には「COLTS PATENT」の刻印が入っているのが確認出来ます。 グリップ両面にはやや薄くなっており判読が難しいものの、米国陸軍のインスペクター花押とも呼べる、イニシャルが入った刻印 (Cartouche=カートゥーシュ) が打刻されているのが確認出来ます。
本品のフレームや銃身、シリンダーといった金属部は、全体に経年による褪色や若干の打ち傷、表面錆痕が見受けられるものの、現状大きな欠損等は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガードについても、やや磨かれているものの違和感は殆ど感じられず、若干の打ち傷を除いて現状目立った腐食や変形などは見られません。 また、洋白製のフロント・サイト・ブレードについても若干の打ち傷の他は大きな変形は見られません。 付属のオリジナルのウォールナット・グリップは、全体にやや打ち傷が見受けられ、角の部分に僅かなの欠けが見受けられるものの、大きな破損や欠損等は見られず、適度な使用感のある良い雰囲気となっています。 グリップ・フレームへの取り付けについてもガタつきもなくしっかりとしています。
銃身とフレームの取り付けについては現状がたつきは殆ど見られず、シリンダーの前後の遊びやローディング・レバーの左右の遊びについても十分許容レベルです。 ローディング・レバーのキャッチについてもしっかりと掛かります。 作動については問題なく、ハンマーのハーフ・コック及びフル・コックもしっかりと掛かります。 フル・コック位置でトリガーを引くことによりハンマーがスムーズかつ力強く落ちます。 銃身内は銃口から薬室まで完全に抜けて (通って) おり、やや表面錆は見られるものの、ライフリングも深くはっきりと残っています。 シリンダーのパーカッション・ニップルについても大きな欠けや変形等は見受けられず、良好な状態が保たれています。 (KK)
【登録証情報】
(種別: 管打式銃砲、全長: 34.0cm、銃身長:20.4m、口径:1.1cm、銘文:ADDRESS COL.SAML COLT NEW.YORK U.S. AMERICA)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。 最近登録証が交付されたばかりの安心して所持できる品です。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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