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火縄銃 国友三匁馬上筒 (登録証付、在銘: 惣巻張 国友喜助重保 天保七丙申歳五月 應鶴岡信光君望造之)  
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価格(税込)
 \770,000
商品番号
 【9383】
英  名
 Japanese Matchlock Cavalry Pistol, KUNITOMO style
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、松本零士先生旧蔵品
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 49.9mm
口  径
 12.5mm (実測)
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【火縄銃 国友三匁馬上筒 (在銘: 惣巻張 国友喜助重保 天保七丙申歳五月 應鶴岡信光君望造之) について】
本品は馬の上から片手で射撃が出来るようにした小型の火縄銃です。 洋式銃ではピストルに相当しますが、火縄銃では馬の上で使用する意味で「馬上筒」と呼ばれました。 本品は全長が499mm、銃身長315mmと片手撃ちの馬上筒としては標準的なサイズより長寸となっていますが、重量が◯◯kgと比較的ずっしりとした品です。 口径は12.5mm(三匁相当)となっており、片手撃ちの馬上筒としては標準的な口径ですが銃本体の重量があるので、安定した射撃が出来たと考えられます。 銃身は鉄味の良い国友の注文筒らしい上等なもので年記入りの在銘品です。

本品は国友の在銘で、銃身下面に「惣巻張 国友喜助重保 天保七丙申 應鶴岡信光君望造之」の銘と年記、そして注文銘が切られています。 「国友喜助重保」は江州 (近江国) 国友の鉄砲鍛冶で、「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.○○及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.○○にも江州住として掲載されています。年記は「天保七丙申歳五月」で、天保七年は1836年で「丙申」の歳です。 注文銘は「應鶴岡信光君望造之」で「鶴岡信光君が望み、應じて之を造る」の意味です。 残念ながら「鶴岡信光」についての情報は現時点ではありません。

国友筒らしい鉄味の良い銃身は、後方に向かって広がった丸銃身になっています。 銃身の上面だけを平らにした「表一角」と呼ばれる形状となっています。 先目当は「三角形」で上部後方に銀の粒の照星が付いています。 元目当は「透かし」になっています。 八角柑子で銃口から約28mmの位置に玉縁(たまぶち)=化粧飾りの輪が配されています。 銃身の先端(柑子)だけを見ても上手な品であることが判ります。 銃身は台 (銃床) に対して二ヵ所の目釘と真鍮製の胴締金によって固定される構造となっています。 台の中央には真鍮製の飾金具で囲まれた小さな長方形の腕貫穴 (うでぬきあな) が設けられています。 この腕貫穴から台カブの輪束穴(わっそくあな)に紐(スリング)を通したと思われます。 銃床は全体に装飾の殆ど無い比較的質実剛健な作りとなっており、栓 (目釘) 座は蛇目金具になっています。カラクリの鋲裏座金も円形(蛇目)のシンプルなものが三ヵ所となっています。 また矢倉鋲座と矢倉鋲裏座ともに蛇目で合っています。 カラクリは外カラクリです。 地板、火挟、胴金、雨覆、火蓋、引金、そして剣先形の芝引き金といった金具は真鍮製となっています。 雨覆は凝った節のある竹形の真鍮製の楔で固定されています。 引金は小穴の開いた舌形となっており、用心金は設けられていません。引金が入る穴周りは長方形の飾り金具です。台の下部には背割が入っていません。 

一般的な火縄銃とは異なり、馬上筒は武士が使用した兵器の中でも遥かに珍しく、欧米の将校用ピストルよりも希少価性の高い品です。 本品は派手ではありませんが他に類を見ない長銘が魅力です。この銘文から江戸時代後期の1825年に異国船打払令など外国からの脅威が高まる中、上等の馬上筒を奮発した上級武士の気持ちが伝わるような一品です。 多くの馬上筒を取り扱っていますが、これほど情報が多く入った銘文はあまりありません。(MM)

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。日本一の洋式銃コレクターの旧蔵品で、火縄銃も一級品と言える品です。

【本個体の説明】
本品の筒(銃身)を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身にはやや表面錆痕が見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は二ヵ所とも一致しています。
台 (銃床) については、経年使用の気にならない小傷や擦れが見られるものの、現状比較的しっかりとした強度も十分保たれています。 最初に朱漆を塗って砥ぎ、更に仕上げを施した木目に朱の縞模様を入れた仕上げになっています。 鋲裏座金等の金具についても欠品は見られず、総じてしっかりとした強度が保たれています。 カラクリの地板や火挟、弾金、胴金、雨覆、火蓋、引金といった真鍮部分についても、目立った傷等は見られず、良い時代色が付いています。
火蓋の開閉は問題なく行う事が可能です。 尾栓は現状閉まっていますが、取り外しが可能と思われます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 カラクリの火挟を起こすとロックが掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 木製のカルカ (さく杖) が付属致します。(MM)

【登録証情報】
(種別: 火縄式銃砲、全長:cm、銃身長:31.5cm、口径:cm、銘文: 惣器(巻)張 国友喜助〇保 天保七丙申 應鶴岡信光君望造之)

【その他の情報】
昭和30年8月29日に岡山県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。無可動実銃ではありません。 

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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