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ルフォーショー・パリ製 ピン・ファイア 6連発 リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#193) |
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価格(税込)
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\2,420,000 |
商品番号
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【9376】 |
英 名
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Lefaucheux Paris 6 shot D/A Pinfire Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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280mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ルフォーショー・パリ製 ピン・ファイア 6連発 リボルバーについて】
ルフォーショー (ル・フォーショウ=Lefaucheux) リボルバーは、フランスのガンスミスであったカジミール ルフォーショー (Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式 (カニ目打ち式) の金属製薬莢を使用するリボルバーです。 ルフォーショー・リボルバーはフランスやベルギーで1850-70年代に多種多数製造された他、英国、ドイツ、スペインでも極少数が製造されました。 また、1858年にはフランス軍が初の金属製薬莢を使用するリボルバーとしてルフォーショー・リボルバーを採用しました。
ルフォーショー リボルバーには、5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションが存在し、銃身についても、銃身長3cmほどのラウンド・バレルから15cm以上のオクタゴン・バレルまで様々なタイプが製造されました。 用途についても多岐にわたり、大型で無骨な軍用モデルから全体に彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式銃器は、当時のヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、パテントの関係によるものか、アメリカでは余り生産されませんでした。 ルフォーショー・リボルバーは、当時ヨーロッパにおいてピン・ファイア拳銃の代名詞となり、リム・ファイア式カートリッジが普及するまで、フランスやベルギー製の品が他のヨーロッパ諸国やアメリカ、日本など世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。
本銃はフランスのパリに所在していた本家ルフォーショー社製の口径11mm、6連発のピン・ファイア式ダブル・アクション・リボルバーです。 銃身上面には「INVon E. LEFAUCHEUX BRte S.G.D.G. A PARIS」のパリ・ルフォーショーのパテント刻印が入っています。 銃身基部のヨークに相当する部分には、シリアルNo.とともにフランス製の本家ルフォーショー社製の品だけに打たれている中折れ式古式銃のロゴと「LF」の文字を組み合わせた刻印が打刻されています。 本品はトリガーを引くとシリンダーが回転しながらハンマーが持ち上がり撃発するダブル・アクションの他、ハンマーを指で起こしてコックしてからトリガーを引いて撃発するシングル・アクションの2つの方式で作動します。 銃身は銃身長13cmのラウンド・バレルで、リコイル・シールド右側には開閉式のローディング・ゲートを備えており、銃身基部右側にはエジェクター・ロッドを備えています。 フロント・サイトは三角形のベースの上部に取り付けられたビード・サイトで、独立したリア・サイトは備えておらず、ハンマー先端にリア・サイトとして用いる為のVノッチを備えています。
ルフォーショー リボルバーはバリエーションが豊富で、アメリカ製リボルバーよりも手頃な価格帯のため、コレクションとしても魅力的な分野です。 ピンファイア式は、日本では「カニ目打ち式」と呼ばれ、最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃です。 パーカッション (管打ち式) に比べて、装薬や弾頭、雷管が脱落する恐れがないという長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイア式のように完全に前から後ろまで貫通した後装式ですが、旧式の金属薬莢を使用し、現代の実包は使用できないため、現代銃に近い構造を持ちながらも、国内では古式銃として合法的に所持が可能です。 (KK)
【本個体の説明】
本銃はフランス・パリの本家ルフォーショー社で製造された品で、銃身上面には一部薄くなっていますが、「INVon E. LEFAUCHEUX BRte S.G.D.G. A PARIS」のパテント刻印が確認出来ます。 銃身基部のヨークに相当する部分には、シリアルNo.とともに、一部薄くなっていますが中折れ式古式銃のロゴと「LF」の文字を組み合わせたフランスの本家ルフォーショー社製を示す刻印が確認出来ます。 本品はルフォーショー型の拳銃としては最も洗練されたフォルムをしており、古式銃には見えない均整のとれた美しく流れるような形状が最大の特徴です。
本品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、銃身やフレーム、シリンダーといった金属部は、やや打ち傷や経年による褪色、表面錆痕が見られるものの、目立った欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 木製のグリップについても、やや打ち傷や線傷、若干の表面仕上の剥落の他、角の部分に若干の摩耗が見られますが、現状目立った割れや欠け等は見られず、グリップ・フレームへの取り付けについてもがたつきもなくしっかりとしています。
作動については概ね良好で、ハンマーを指で起こしてのシングル・アクション及びトリガーを引いてのダブル・アクションを行った際にはシリンダーが正常に回転します。 尚、本銃の構造上、ハンマー動作後に稀にトリガーが完全に前方に戻りづらい場合がございます。 このような場合は、トリガーを後方から押すとトリガーが所定の位置に戻り、再び動作が可能となります。 ローディング・ゲートやエジェクター・ロッドの機能についても問題ありません。 銃身は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、錆等も殆ど見られず、ライフリングもはっきりと確認出来ます。
松本零士先生のルフォーショー・コレクションの中、外す事が出来ない本家ルフォーショー・パリの品も入っていた事が流石と思わせます。 数あるルフォーショーのモデルで最も現代銃に近いシルエットしている品です。手に取ってご覧頂ければ形状だけではなくバランスも現代銃を彷彿させる事が判ります。 (KK)(MM)
【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長:28.0cm、銃身長:13.0cm、口径:1.1cm、銘文: 193)
【その他の情報】
昭和49年10月11日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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