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英国製 ルフォーショー ピン・ファイア 7連発 リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#2154)  
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価格(税込)
 \2,750,000
商品番号
 【9372】
英  名
 English Lefaucheux Type 7 shot D/A Pinfire Revolver
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、松本零士先生旧蔵品
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 298mm
口  径
 12mm
装 弾 数
 7発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【英国製 ルフォーショー ピン・ファイア 7連発 リボルバー について】
英国で製造された、ルフォーショー・タイプの7連発 ピン・ファイア式ダブル・アクション・リボルバーです。
ルフォーショー (ル・フォーショウ=Lefaucheux) リボルバーは、フランスのガンスミスであったカジミール ルフォーショー (Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式 (カニ目打ち式) の金属製薬莢を使用するリボルバーです。 ルフォーショー・リボルバーはフランスやベルギーで1850-70年代に多種多数製造された他、英国、ドイツ、スペインでも極少数が製造されました。 また、1858年にはフランス軍が初の金属製薬莢を使用するリボルバーとしてルフォーショー・リボルバーを採用しました。
ルフォーショー リボルバーには、5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションが存在し、銃身についても、銃身長3cmほどのラウンド・バレルから15cm以上のオクタゴン・バレルまで様々なタイプが製造されました。 用途についても多岐にわたり、大型で無骨な軍用モデルから全体に彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式銃器は、当時のヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、パテントの関係によるものか、アメリカでは余り生産されませんでした。 ルフォーショー・リボルバーは、当時ヨーロッパにおいてピン・ファイア拳銃の代名詞となり、リム・ファイア式カートリッジが普及するまで、フランスやベルギー製の品が他のヨーロッパ諸国やアメリカ、日本など世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。

本銃を製造したメーカーは現時点では不明ですが、銃身の下にバーミンガム (Birmingham) プルーフ・ハウスの刻印が二種類入っている事から、英国製と考えられます。 一つ目の刻印は、1813年から1904年の間に使用された、クロス・ソードの上に王冠、下に「View Mark」を表す「V」が入ったView Markプルーフ刻印です。 もう一つは1813年から1904年の間に黒色火薬を使用する銃身だけに入れられた、クロス・ソードの上に王冠、下に「Proof」を表す「P」、左右に「Birmingham」を表す「B」が左に、そして「Company」を示す「C」が右に入ったBirmingham Companyプルーフ刻印です。 同じ2種類のプルーフ刻印がシリンダー側面に対して交互に7発分、7ヵ所に打刻されています。 但し、これらの刻印はかなり小さく、肉眼では判別できません。 また、フレーム右側面にはシリアルNo.に加えて、王冠と「FA」と読める文字を組み合わせた刻印が打刻されており、これはメーカーのイニシャルを示していると思われますが、現時点ではメーカーは不明です。
本品はトリガーを引くとシリンダーが回転しながらハンマーが持ち上がり撃発するダブル・アクションの他、ハンマーを指で起こしてコックしてからトリガーを引いて撃発するシングル・アクションの2つの方式で作動します。 本品はフレーム上部がトップ・ストラップにより繋がった構造となており、一般的なオープン・フレームのルフォーショー・リボルバーに比べて高いフレーム強度を備えています。 リコイル・シールド右側には、開閉式のローディング・ゲートを備えており、銃身基部右側にはエジェクター・ロッドを備えています。 フレーム左側面前部にはシリンダー軸をロックする板バネ式のレバーを備えており、レバーをフレームとは反対方向に押しながらエジェクター・ロッドと一体となったシリンダー軸を前方に引き抜く事により、シリンダーをフレームから取り外す事が可能となります。 また、リコイル・シールド後方のフレーム左側面には板バネ状のセーフティを備えており、ハンマーを指で半分起こした状態でセーフティをフレーム側に押し込んでハンマーを戻すと、ハンマーがハーフ・コックに相当する位置で固定され、シリンダーがフリーの状態となります。 この機能は、携行時の他、弾薬の装填時や使用済み薬莢の排出時に用いたものと考えられます。 尚、射撃時にハンマーを直接指で起こす、もしくはトリガーを引いてハンマーが持ち上がると、セーフティは板バネにより自動でフレームとは反対方向に戻り、自動的に解除される構造となっています。 この様な機能は英国製の特徴です。 フレーム後端上部には、リア・サイトとして用いる為のVノッチを備えています。 本品は口径が12mmと大口径で、グリップ下端には落下/紛失防止のランヤード (吊り紐) を取り付ける為のリングを備えている事から軍用としての使用を想定していたと考えられます。

ルフォーショー リボルバーはバリエーションが豊富で、アメリカ製リボルバーよりも手頃な価格帯のため、コレクションとしても魅力的な分野です。 ピンファイア式は、日本では「カニ目打ち式」と呼ばれ、最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃です。 パーカッション (管打ち式) に比べて、装薬や弾頭、雷管が脱落する恐れがないという長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイア式のように完全に前から後ろまで貫通した後装式ですが、旧式の金属薬莢を使用し、現代の実包は使用できないため、現代銃に近い構造を持ちながらも、国内では古式銃として合法的に所持が可能です。 (KK)(MM)

【本個体の説明】
本品の銃身下面には、バーミンガム (Birmingham) プルーフ・ハウスのView Markプルーフ刻印及びBirmingham Companyプルーフ刻印が入っており、同じ2種類のプルーフ刻印がシリンダー側面に対して交互に7発分、7ヵ所に打刻されています。 但し、これらの刻印はかなり小さく、肉眼では判別できませんが、全ての薬室に打つのは英国のプルーフ刻印の特徴です。また、フレーム右側面にはシリアルNo.に加えて、王冠と「FA」と読める文字を組み合わせたメーカーを示すと思われる刻印が打刻されています。 フレーム及びトリガー・ガードには、英国的な精緻なスクロール・エングレービングが入っています。

本品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、やや打ち傷や経年による褪色、時代錆の他、若干の表面錆痕が見受けられますが、現状目立った欠損等は見られず、古式銃としては比較的良好な状態が保たれています。 オリジナルの木製 (ウォールナット製) グリップについても、若干の打ち傷を除いて目立った割れや欠けは見られず、緻密なチェッカリングも良好に残っています。 グリップのグリップ・フレームへの取り付けについても、現状がたつきなどは見られません。
作動についてはシングル/ダブル・アクションともに完全で、ハンマーのコッキングやシリンダーの回転についても正常です。 また、ローディング・ゲートやエジェクター・ロッド、板バネ式のセーフティの機能についても問題ありません。 銃身は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、目立った錆等も見られず、ライフリングも深くはっきりと確認出来ます。
松本零士先生の膨大な古式銃コレクションの中で、流石と思わせる逸品です。 英国製は弊社でも合計三挺しか扱っておらず、内二挺が7連発と特殊な装弾数です。 英国製のルフォーショーは同じ会社が作っているのかと思うほど全体的なフォルムが共通しています。ただし本品はフレーム上部がトップ・ストラップにより繋がった 実に迫力のある一挺です。(KK)(MM)

【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長: 29.8cm、銃身長:15.0cm、口径: 1.2cm、銘文: 無銘)

【その他の情報】
昭和47年3月17日に京都府教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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