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和製 コルト・タイプ 六連発 リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【9371】 |
英 名
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Japanese made Colt Type 6 shot Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、Curio Magazine 記事候補、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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日本 / アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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270mm |
口 径
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10mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【和製 コルト・タイプ 六連発 リボルバー について】
本品は日本製で、金属部分が全て鉄製の非常に珍しいコルトタイプのリボルバーです。 幕末に雷管式銃砲が欧米から輸入されるようになってから、国内でも様々な構造の単発短銃が作られました。 しかしながら、リボルバーまでは模作できず、現存品は殆ど存在しません。 僅かに博物館や個人の収蔵品に見られるのみです。 リボルバーはドンドル銃などの単発拳銃に比べ、遥かに構造が複雑で、フレームやシリンダーは従来の火縄銃を作る技術とは全く異なっており、模作は非現実的でした。
幕末の嘉永7年(1854年)のペリー来訪の際、20挺 (挺数については諸説あり) のコルト製リボルバーが献上された記録があります。 また大槻盤渓 (おおつきばんけい) という、江戸後期から幕末にかけて活躍した漢学者がペリー来航の様子を詳細に描いた絵巻「金海奇観 (きんかいきかん)」が現存しています。 その絵巻にはペリーが乗ってきた船の図と共にコルトM 1851 ネービー リボルバー 初期生産型 (シリアルNo.8367) が緻密に描かれた図が残っています。 その事から、コルト型のリボルバーの存在が1854年には日本に伝わっていたのは間違いありません。 しかしながら、1865年に終結した米国南北戦争の余剰兵器が日本に輸出されてるようになってからは、自国でコルト型だけではなくリボルバーを模作する意味は全くありませんでした。
その様な状況下においても、ごく少数ながらリボルバーの国産が行われました。 本品もその中の一挺です。
本品の側面から見たフレーム・サイズは、コルト ネービーとほぼ同じですが、フレーム先端部まで長方形で幅があり、コルト社製のようにスッキリとした台形ではなく厚みがあるためか、迫力が感じられます。 グリップの高さはオリジナルのコルト ネービーと比べて約3mmほど短く、グリップ・アングル (角度) も異なる点も本品の外観上の特徴です。 銃身長はコルト ネービー (7,5インチ=約19cm) と比べて約3cm短い13,2cmで、インチに換算すると約5,2インチ銃身となります。 尚、オリジナルのコルト ネービーとは異なり、銃身内はライフリングのないスムース・ボア (滑腔銃身) となっています。 また、フレーム左側面にはドンドル銃に見られるような帯に差す際の突起 (ベルト・フック) が銃身と平行に取り付けられているのも外見上の特徴となっています。 内部機構については、当時の和製の銃器としては珍しく、ハンマーにハーフ・コック・ポジションが設けられており、ハーフ・コック状態ではシリンダーがフリーとなり回転させる事が可能となります。 オリジナルのコルト ネービーと同様、リコイル・シールド右側面にはキャップ・カットアウトと呼ばれる切り欠きが設けられており、銃身基部 (バレル・ラグ) 右側面にもやや小さいもののローディング・カットアウトと呼ばれる切り欠き加工が施されています。
日本の刻印は入っていませんが、内部部品が和製ゲベール銃やドンドル銃の部品を流用して作られている、間違いない日本製です。 弊社では何百挺ものコルト社製オリジナルの他、ベルギー製を始めとする主にヨーロッパ製のライセンス・コピー品を見てきた経験から断言が出来ます。 (MM)(KK)
【本個体の説明】
本品の銃身やフレーム、シリンダーといった金属部は、やや経年による褪色や時代錆の他、一部に表面錆痕が見受けられるものの、現状目立った欠損等も見られず、総じてしっかりとした状態が保たれています。 銃身やフレームのエッジについてもはっきりとしており、和製でありながら全体にソリッドな印象を受けます。 小ぶりな印象の木製グリップについては、打ち傷等も比較的少なく、現状目立った割れや欠け等も見受けられず、フレームへの取り付けについてもがたつきもなくしっかりとしています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックは問題なく掛かり、フル・コック位置でトリガーを引くとハンマーがスムーズに落ちます。 コルト系のオープン・トップ構造を持つリボルバーに多く見られる銃身とフレームのがたつきについては、本個体では殆ど見られません。 ローディング・レバーについては、左右にやや遊びが見られますが、操作自体は問題なく、折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 銃身内は若干の表面錆は見られるものの、銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) います。 シリンダーのパーカッション・ニップルについても、やや時代錆や若干の打ち傷が見られるものの、現状目立った変形や欠けは見られず、比較的しっかりとした状態が保たれています。
和製であると断言できるコルト・タイプのリボルバーは、弊社でも初めての入荷です。 幕末日本における銃砲製造技術の粋を集めた逸品であり、当時の鉄砲鍛冶が新技術の吸収にかけた意気込みを垣間見る事ができます。 国内銃砲史を語る上でも欠かせない貴重な一挺です。 (KK)
本品は漫画家の松本零士先生旧蔵品の中の一挺です。 博物館級の品もコレクションされているのには驚きです。 (MM)
【登録証情報】
(種別: 管打式銃砲、全長: 27.0cm、銃身長: 13.2cm、口径: 1.0cm、銘文: 無銘)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。 最近交付されたばかりの安心して所持できる品です。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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