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@USロジャース & スペンサー アーミー・モデル パーカッション・リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#2083) |
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価格(税込)
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\4,950,000 |
商品番号
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【9342】 |
英 名
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US Rogers & Spencer Army Model Percussion Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、X候補、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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345mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ロジャース & スペンサー アーミー・モデル パーカッション・リボルバー について】
1864年11月26日に米国陸軍省 (War Department) から5,000挺の注文を受けて、ニューヨーク州ユーティカ (Utica) のロジャース & スペンサー社で製造された陸軍用拳銃です。
本モデルは1862年12月9日にオースティン・T・フリーマンがパテントを取得したリボルバーを改良して開発された管打ち式 (パーカッション式) のシングル・アクション・リボルバーで、アーミー・モデルと呼ばれる.44口径、6連発モデル以外にバリエーションは存在せず、ロジャース & スペンサー社において1864年頃から1865年頃にかけて約5,800挺製造されました。 その内、5,000挺が1865年1月から9月にかけて米国陸軍省に納入されましたが、南北戦争中に実戦に投入される事はなかったと言われています。 本銃は終戦により需要がなくなったため、その後政府の倉庫に約40年間手付かずの状態で保管されていました。 1901年に当時の大手武器商人フランシス・バナーマン (Francis Bannerman) に競売を経て一挺あたり僅か$30で払い下げられた後、一般市場向けに販売されました。
本銃の5条のライフリングが入った7.5インチのオクタゴン銃身とフレーム上部の形状は、レミントン アーミー リボルバーに非常に類似しています。 耐久性の高いレミントン アーミー リボルバーの不足を補う為に製造されただけあり、丈夫なソリッド・フレームは150年以上経った現在でも、しっかりとした重厚さがあります。 トップ・ストラップ (Top Strap) と呼ばれるフレーム上部には、「ROGERS & SPENCER」と「UTICA N.Y」の2行の刻印が入っています。 1850年代の後半にロジャース & スペンサー社はペッテンギル (Pettengill) パーカッション・リボルバーを製造しており、本アーミー・モデルは銃身とローディング・レバーを含む前半分がペッテンギル・リボルバーと同じ生産ラインで製造され、それにレミントン・タイプを改良したフレームを取付けたと言われています。 グリップの左側面には米国陸軍兵器廠の検査官刻印 (Cartouche=カートゥーシュ) が入っている軍用モデルです。(MM)(KK)
【本個体の説明】
本品のソリッド・フレームの上面には、「ROGERS & SPENCER」と「UTICA, N.Y.」の刻印がしっかりと読み取れます。 また、銃身の下方にはシリアル No.に重なる形で、「J.J. PALMER'S SONS」の非常に小さな刻印が確認出来ます。 同社はバージニア州ニューポート・ニューズで1905年から1931年まで存在していた宝石・眼鏡商で、本品が1901年にフランシス・バナーマンに払い下げられた後、1905年以降J.J. PALMER'S SONS社を経て一般に販売された事が窺えます。 シリアル No.はフレーム、ローディング・レバー、グリップ・フレーム、シリンダーで揃っています。 残念な事に銃身のシリアル No.のみ「2823」とマッチしていませんが、本体を含む全てのシリアル No.が「2083」である事から、打ち間違えではないかと考えられます。 本品は主に銃身部分に表面的な時代錆や経年による褪色が表れていますが、本体やシリンダーの大部分にオリジナル・ブルーが残っています。 ローディング・レバー、ハンマー、トリガーがブルー仕上げになっていないのはオリジナルの掟通りです。
本品はソリッド・フレームということもあり、造りにがたつきなどは全く見られません。 作動はハンマーを起こすとシリンダーが歯切れよく回転/作動します。 メイン・スプリングのテンションは、オリジナルのしっかりとした重さが保たれています。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、表面錆は見られず、5条のライフリングも深くはっきりと確認出来ます。 シリンダーのパーカッション・ニップルについても、現状目立った変形や欠け等は見受けられません。 オイル・ステイン仕上げのウォルナット製グリップ左側面には、米国陸軍のインスペクター花押とも呼べる、イニシャルが入った刻印 (Cartouche=カートゥーシュ) が打刻されています。 本品には横長の長方形の中に「RPB」と刻印されており1860-1865年の間に米国陸軍兵器廠の検査官であった陸軍大尉Robert P. Barryが検査した事を示しています (「RPB」はRobert P. Barry大尉のイニシャルです)。 ロジャース & スペンサー アーミー モデルは、基本的に全てが米国政府の注文に基づいて製造された品でしたが、軍に納入された品だけにこの「検査官刻印」が入っています。 反対に言えば、この刻印が無い品は、米国陸軍省に納入された品ではありません。 グリップについても若干の打ち傷や角の部分の擦れを除いて、目立った破損等は見られず、取り付けについてもがたつきもなくしっかりとしています。 その他、主要部品にはロジャース & スペンサー社のサブ・インスペクター刻印 (B,X) が入っています。 本銃の米国陸軍省からの注文は5,000挺で、米国に残る最後のシリアル No.が5800である事から、約800挺は陸軍省に納入されずに民間に販売されたと考えられています。 米国ではグリップの「RPB」陸軍検査官刻印の無い品は、その800挺の民間用であるとされています。 南北戦争時に、ほぼ軍用目的オンリーとして製造されたといっても過言ではない、製造数も少ない希少価値の高い品です。 弊社で把握している同型モデルは国内に4挺のみです。
本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 希少品を、それも最高の状態の品をコレクションに入れられている、さすが日本一の洋式銃コレクターである松本先生と納得出来ます。 現用銃と見間違うようなコンディションです。 ロジャース & スペンサーは何百挺も古式銃を扱っている弊社でも本品を含め僅か3挺目です。 (KK)(MM)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 34.5cm、銃身長18.7cm、口径1.1cm、銘文: ROGERS & SPENCER UTICA N.Y)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会の銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約160年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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