 |
|
|
|
 |
コルト M1851 ネービー リボルバー (銃砲刀剣類登録証付、初期型スクエア・バック、#5851) |
|
 |
 |
|
 |
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【9341】 |
英 名
|
Colt M1851 Navy Percussion Revolver, Squareback |
種 類
|
古式銃(登録証付)、東京店在庫品、X候補、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
|
アメリカ合衆国 |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
326mm |
口 径
|
10mm |
装 弾
数
|
6発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【コルト M1851 ネービー リボルバー、初期生産品 について】
コルト M1851 ネービー リボルバーは、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1850年より1873年まで製造された軍用リボルバーで、正式名称は「Colt Revolving Belt Pistol of Naval Caliber (Colt 海軍口径 回転式ベルト・ピストル)」です。 コルト社は1848年に発売した44口径のコルト ドラグーン (Model 1848 Percussion Army Revolver) を基に.31口径に小型化、改良したコルト M1849 ポケット・リボルバーを1849年に発売しました。 それとほぼ平行してRevolver Ranger modelを1850年に発売しました。 それにNavyの名前を冠して1851年から軍用とし大々的に売り出し、南北戦争 (1861年-1865年) では主要拳銃として使用されました。 M1851 ネービー・リボルバーは全て.36 口径の6連発のモデルです。 一足先に発売されたM1849 ポケットを一回り大きくしたデザインで、構造は全く同じです。 またM1849 ポケットには銃身長や装弾数の異なるバリエーションが存在しましたが、M1851 ネービーの銃身長は7,5インチのみでバリエーションはありません。 先に発売された.31口径のM1849 ポケットは、その口径から民間市場をターゲットにしていましが、M1851 ネービーは軍用としての販路を伸ばしました。 当時コルト社が生産した軍用パーカッション・リボルバーの中でM1851 ネービーはとても成功し、本国の工場で約21万5千挺、英国のLondon工場で約3万8千挺〜4万2千挺が生産されました。 コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔 (くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 シリンダーには、1843年のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面が描かれており、これが Navy と呼ばれる由来となっています。 (MM)
【本個体の説明】
本品はシリアルNo.5851から、1851年 (嘉永3年/4年) に製造された品である事が判ります。 南北戦争 (1861年-1865年) の前に製造された品で、南北戦争で使用された可能性が高い品です。
1851 ネービーは1850年から1873年まで生産され、1st Modelから Late 4th Modelまで小さな違いではありますがバリエーションが存在します。 本品はシリアル No.が5851からEarly 3rd Modelと呼ばれるモデルですが、トリガー・ガード後部が四角くなった「スクエア・バック (Squareback)」と呼ばれている1st-2nd モデルの特徴を持っています。 2ndモデルの現在判明している最終シリアル No.は4581ですので、過渡期の作品と考えられます。
本品は全体的にブルー仕上げが落ちて銀色の地の色が出ており、古式銃としては良い雰囲気となっています。 全体にやや時代錆や若干の表面錆痕が表れており、経年使用のためエッジ部分が僅かに落ちており、部分的に僅かな朽ち込み錆が見られます。 ホルスターに抜き差しされたせいでしょうか、銃口部の摩耗が僅かに見られます。シリンダーのカンペチェ海戦の彫刻は甘くなっていますが、大部分が全て確認できます。 シリンダー側面のパテント刻印、それを囲む長方形の枠、シリンダーのシリアル No.5851もハッキリと確認できます。 本品のシリアルNo.は銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダーでマッチしています。 尚、バレル・ウェッジのシリアルNo.は1267、ローディング・レバーは49となっています。 シリンダー軸は交換されており、シリアルNo.は確認出来ません。 また、フロント・サイトは、真鍮製のブレード・サイトが取り付けられています。 フレームの左側面には「COLTS PATENT」の刻印が確認出来ます。 銃身の上には細かい文字で「ADDRESS COL.SAMEL COLT NEW-YORK U.S.AMERICA」のメーカー刻印が一行で入っているのがはっきりと確認出来ます。 真鍮製のトリガー・ガード及びトリガー・ガードから続くフロント・ストラップとバック・ストラップは、やや擦り傷等は見られますが、目立った腐食等は見られず、磨かれてはいますが適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。 銃身とフレームの取り付けはしっかりとしています。 オリジナルの象牙製グリップはやや使い込まれてはいますが、象牙製と考えればかえってオリジナル感が出て良いと思います。 象牙製グリップにはやや線傷と角の部分の一部に摩耗が見られるものの、違和感はありません。 グリップ・フレームへのグリップの取り付けにはやや遊びが目立ちます。
作動については問題なく、ハンマーのハーフ・コック及びフル・コックもしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引く事により、ハンマーがスムーズに力強く落ちます。 銃身内は若干の表面錆が見られるものの、ライフリングは比較的はっきりと残っており、銃口から薬室まで完全に抜けています。 シリンダーのパーカッション・ニップルについてもやや打ち傷は見られるものの、大きな欠けや変形等は見受けられず、比較的良好な状態が保たれています。 シリンダーの前後の遊びについても比較的少なく、十分許容レベルです。
弊社に入荷したコルト M1851 ネービー リボルバーとしては生産時期が最も古い品で、「スクエア・バック」は初めての入荷です。 (MM)(KK)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 32.6cm、銃身長: 18.7cm、口径: 1.0cm、銘文: ADDRESS COL.SAMEL COLT NEW-YORK U.S.AMERICA)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約160年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
|
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |