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@コルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバー 4 1/2” 銃身モデル (登録証付、#7005) |
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価格(税込)
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\4,400,000 |
商品番号
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【9340】 |
英 名
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Colt Pocket Model of Navy Caliver Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、✕、X候補、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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241mm |
口 径
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9.5mm (.36 cal.) |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバー について】
コルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバー (Colt Pocket Model of Navy Caliber) は、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1865年頃から1871年頃まで製造され、1872年頃まで販売された、管打ち式 (パーカッション式) のシングル・アクション・リボルバーです。
本銃の外観及び基本構造は、M1849 ポケットやM1851 ネービーといったコルト社製リボルバーとほぼ同様となっています。 コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むような構造となっており、バレル・ウェッジと呼ばれる「楔(くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。
コルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーは、全て.36 口径の5連発です。 フレームは.31口径のM1849 ポケット リボルバーとほぼ同サイズですが、同時期のM1862 ポリス リボルバーと同様に、.36口径に対応する為、シリンダー前部の2/3を肉厚にし、ボア・アップが行われています。 また、これに伴い、フレームとシリンダーが干渉するのを避ける目的で、フレームの一部 (シリンダー下部と接する部分) が一段低くなっています。
1864年に発生したコルト社の工場火災は、同社の銃器生産に壊滅的な影響を与えました。 火災に遭った施設は、リボルバーやリボルビング・ライフルの製造専用であった事から、火災発生後、コルト社が小型フレームの.36口径リボルバーの生産を迅速に回復する為、コルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーが設計された可能性が高いと考えられます。 生産再開にあたり、本銃が新たに設計された背景としては、下記の理由が考えられています。
・コルト社の最も成功した製品の一つであるM1849 ポケットと同様の構造を備えたリボルバーが最適とされた。
・M1862 ポリスの銃身、シリンダー、ローディング・レバーの加工は複雑であり、より生産の容易なオクタゴン・バレル及びフルートのない円型シリンダー、M1849 ポケットと同様のローディング・レバーを備えたリボルバーが必要とされた。
・M1849 ポケット用の生産設備が、小型フレームの.36口径ポケット・リボルバーの部品を製造するのに適していた。
尚、1867年時点において、M1862 ポリス リボルバーの価格は、ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーより$0.75高くなっていましたが、これはより複雑な加工が必要だったためであると考えられています。 この価格差は1872年までに$2.50まで拡大しました。 コルト社内では、M1862 ポリス・リボルバーは、「Police」または「Police 36 cal.」、ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーは、「New Model Pocket 36/cal」もしくは「N.M. Pkt.36/cal,」と呼称されていましたが、時折「36/cal」が省略される事があり、これらのモデルがしばしば混同される原因となりました。
本銃にはオクタゴン銃身の銃身長の異なるバリエーションがあり、4 1/2インチ、5 1/2インチ、6 1/2インチの3種類が存在します。 シリンダーにはM1849 ポケット リボルバーと同様、駅馬車 (Stagecoach) 強盗のロール・エングレービングが施されています。 コルト ポケット モデル・オブ・ネービー キャリバー リボルバーの総生産数は約22,500挺と言われています。 (KK)
【本個体の説明】
本品はコルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーの中でも最も銃身の短い4 1/2インチ銃身モデルで、シリアルNo.は7005となっています。 コルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーについては、シリアルNo.と製造年の対応表が存在しておらず、本品の正確な製造年は不明ですが、1865年頃から1871年頃にかけての総生産数が約22,500と言われている事から、前期に生産された品と考えられます。 オリジナルのニス仕上げの木製 (ウォルナット製) のワンピース・グリップに「本郷區 明治三庚午歳 青年學校」の焼印が押されています。これは「明治三年 (庚午の年) に日本に輸入され、(昭和10年から20年の間に東京府東京市の) 本郷区の青年学校 (に於ける軍事教練用の教材として使われた印)」と弊社では考えています。
本品のシリンダーにはオリジナルの駅馬車強盗のロール・エングレービングがはっきりと確認出来ます。 シリンダーには他にも「COLTS PATENT」の文字と銃本体とマッチしたシリアル No.7005が残っています。 銃本体のシリアルがNo.は7005で、シリンダー、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、バレル・ウェッジなどのシリアルNo.は全てマッチしています。 尚、フレームの左側面には「COLTS PATENT」の刻印が入っており、トリガー・ガードの左側面前に「P」の刻印、後部に「36 CAL」の刻印が入っています。
本品の全体的な外見の程度は、全体的に表面的な時代錆が表れてはいますが、銃身など一部にオリジナルのブルー仕上げも残っており、良い雰囲気になっています。 作動は完全良好で、ハンマーを起こすとシリンダーが歯切れ良く回転します。 オリジナルのハンマー・スプリングのため、撃鉄が重くなっていますが、フル・コック、ハーフ・コックともに完全にロックされます。 トリガー・ガードやバック・ストラップといった真鍮部分には程よい時代色が付いており、トリガー・ガードの一部にオリジナルの銀鍍金仕上げが残っています。 銃身の上には細かい文字で「ADDRESS COL SAML COLT NEW-YORK U.S. AMERICA」と一行の刻印がハッキリと判読できます。 これは本銃が後世に入って磨かれていないオリジナルの状態である事を示しています。 銃身は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、銃身内には若干の表面錆は見られるものの、ライフリングは深くはっきりと確認出来ます。 シリンダーのパーカッション・ニップルについても、現状目立った変形や欠け等は見受けられません。
コルト M1849 ポケット リボルバーの総生産数は約34万挺にも及びましたが、コルト ポケット モデル・オブ・ネービー キャリバー リボルバーの総生産数は僅か約22,500挺となっています。 コルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーは、当初「Model of 1853」、その後「Model 1862 Pocket Navy Revolver」と言う名称が定着していましたが、最近の研究から、現在では「Colt Pocket Model of Navy Caliver Revolver」と呼称されるのが一般的となっています。
珍しいコルト社製リボルバーのバリエーションで、ガタつきもない非常に健全な一挺です。 弊社では本モデルでオリジナルの状態が残っている品は本品が初めてです。 流石、日本一のコレクターの旧蔵品と言える一挺です。 (MM)(KK)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 24.1cm、銃身長11.0cm、口径0.95cm、銘文: ADDRESS COL SAMEL COLT NEW-YORK USA AMERICA)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。 最近登録証が交付されたばかりの安心して所持できる品です。
古式銃は約160年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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