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コルト M1849 ポケット リボルバー、5“ 銃身 プレゼンテーション・モデル (#76868) (野)㉒  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【9320】
英  名
 Colt M1849 Pocket Revolver, 5 inch/5 shot Model
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、Curio Magazine、✕、松本零士先生旧蔵品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 249mm
口  径
 8.5mm (.31 cal.)
装 弾 数
 5発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【コルト M1849 ポケット リボルバー 5インチ・モデル について】
コルト M1849 ポケット リボルバーは、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1850年より1873年まで製造されました。 南北戦争 (1861年-1865年) で主要拳銃として使用されたコルト M1851 ネービー・リボルバーよりも先に生産が始められました。 構造的にはM1851 ネービーと全く同じですが、一回り以上コンパクトになり、非常に引き締まった形をしています。 M1849 ポケット リボルバーは全て.31 口径ですが、5連発と6連発のモデルが存在します。 更にオクタゴン銃身の銃身長が3、4、5、6インチの異なるバリエーションも存在します。 コルト M1849 ポケット リボルバーは、M1851 ネービーが軍用として採用されたのに対して民間用として販売されました。 当時コルト社が生産したパーカッション・リボルバーの中で最も商業的に成功した品で、23年の間に約34万挺も製造されました。 コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔 (くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 尚、4インチ以上のバレルの下にはローディング・レバーが付いています。
銃身長と装弾数以外にも、下記の容易に判別が可能な四つのバリエーションが存在します。

#1 Two Line Hartford Address
#2 Two Line New York Address
#3 One Line New York Address
#4 London Made Pocket

銃身上の刻印の違いが大きなポイントですが、その中でも部品の多くに小差が見られます。 四つのバリエーションには特徴 (掟) があり、どれだけ本来の特徴に沿ったものであるかがその個体の価値を決めるものになっています。 (MM)

【本個体の説明】
本品のシリアルNo.は76868で、フレーム、銃身、トリガー・ガード、バック・ストラップ、ローディング・レバー、シリンダー、バレル・ウェッジ、シリンダー軸と確認できる範囲で全てマッチしています。 本品はシリアル No.から1853年製であることが判ります。 シリンダーの駅馬車 (Stagecoach) のエングレーブはほぼ完全で、鮮明に確認できます。 また、シリンダーには一部僅かに薄くなっているものの、「COLTS PATENT」の文字の一部及びシリアル No.が確認出来ます。 本品は銃身やフレーム、ハンマー、トリガー・ガード、バック・ストラップといった金属部の大部分にファクトリー・オリジナルのスクロール・エングレービングが施されており、非常に豪華な外見となっています。 エングレービング・モデルの場合、大半の個体は銃身上面のメーカー・アドレス刻印が通常モデルと同様のブロック体を用いた刻印でそのまま打刻されますが、本品では手書き風のスクリプト書体により「Saml Colt」と入っており、このような刻印が打刻された品は、ファクトリー・エングレービング・モデルの中でもさらに希少となっています。

本品の特筆すべき特徴として、バック・ストラップに「GEORGE BAKER, ESQR. from the Irish Directory OF NEW YORK. 1853.」の刻印が入っている点が挙げられます。 Irish Directoryの詳細については現時点では詳細が不明ですが、打刻されているNEW YORKという地名及び1853年という年代から年代から推定すると、1850年にホイッグ党の候補としてニューヨーク州議会に選出され、1851年1月7日から7月11日までアルバニーで開催された議会に出席したジョージ・エリス・ベイカー (George Ellis Baker, 1816-1887) が所有した品ではないかと考えられます。 州議会に出席するためアルバニーに滞在中、ベイカーは元州知事であり当時のアメリカ合衆国上院議員であったウィリアム・ヘンリー・スワード (William Henry Seward) に接近し、1860年代にはスワードの秘書として仕えました。 エイブラハム・リンカーン大統領がスワードを国務長官に任命した後、スワードはベイカーを「支出事務官」および「秘密資金管理者」に任命しました。 尚、ジョージ・エリス・ベイカーは、「アメリカ銀行業界の重鎮」として知られた金融家および慈善家のジョージ・フィッシャー・ベイカー (George Fisher Baker, 1840-1931) の父でもありました。 ジョージ・フィッシャー・ベイカーは、南北戦争後に鉄道業と銀行業で財を成し、死後にヘンリー・フォードやジョン・D・ロックフェラーに次ぐアメリカで3番目に裕福な人物と目される人物です。
本品は古式銃としては非常に良好な状態が保たれており、銃身やフォーシング・コーン、シリンダーに僅かに表面錆痕が見受けられる以外には、目立った欠損等は見受けられず、オリジナルのファクトリー・エングレービングやシリンダーのエングレービングについても大部分に残っています。 また、真鍮製のトリガー・ガードに施されたオリジナルの銀鍍金仕上げについても、ほぼ完全に残っています。 ファクトリー・オリジナルのアイボリー・グリップについても、角の部分に僅かに摩耗が見られる他は目立った割れや欠けも見られず、非常に良好な状態が保たれており、本体への取り付けについてもがたつきもなくしっかりとしています。 コルト製パーカッション・リボルバーの構造上の持病とも言える銃身とフレームの取り付けについては、非常にしっかりとしており、現状隙間や取り付け時のがたつきは見られません。 作動についても問題なく、ハンマーのハーフ・コック及びフル・コックもしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引く事により、ハンマーがスムーズに落ちます。 銃身内は若干の表面錆が見られるものの、ライフリングははっきりと残っており、銃口から薬室まで完全に抜けています。 シリンダーのパーカッション・ニップルについてもやや表面錆は見られるものの、現状大きな欠けや変形等は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 シリンダーの前後の遊びについても、十分許容レベルです。 ローディング・レバーは左右に若干の遊びが見られるものの、操作は問題なく行う事が可能で、キャッチについても問題なく掛かります。
本品は、オリジナルのファクトリー・エングレービングおよびアイボリー・グリップが非常に良好な状態で保たれている点は勿論、生産当時の所有者を示唆する刻印が施されている点でも非常に興味深い品です。国内に存在する銃砲刀剣類登録証付きのコルト・パーカッション・リボルバーの中でも、極めて高いオリジナル性と資料性を兼ね備えた逸品です。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。流石、日本一のコレクターの旧蔵品と言える品です。東京店在庫品 (KK)(MM)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長:24.9cm、銃身長: 12.5cm、口径: 0.85cm、銘文: SAM□. COLT)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 銘文欄にも「SAM□. COLT」と記載されています。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。 最近登録証が交付されたばかりの安心して所持できる品です。

古式銃は約160年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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