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フランス ルフォーショー ピン・ファイア リボルビング・カービン(銃砲刀剣類登録証付古式銃、#207) (野)㉒ |
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価格(税込)
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\4,400,000 |
商品番号
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【9316】 |
英 名
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French Lefaucheux Pinfire 6 shot Revolving Carbine |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、✕、松本零士先生旧蔵品 |
国 名
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フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,033mm |
口 径
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15mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【フランス ルフォーショー 6連発 ピン・ファイア リボルビング・カービン について】
本品はフランスのルフォーショー本社で1860年代後半に製造された6連発 カニ目打式のリボルビング・カービンです。 銃身を約58cmまで伸ばし、ピストル用のグリップ・フレームを外し、木製ストックを取り付けた当初からのオリジナル リボルビング・カービン・モデルです。 口径は15mmと非常に大きく、ピストル/ハンドガン・モデルでは到底保持できないような大口径になっています。
ルフォーショー(ル・フォーショウ=Lefaucheux) リボルバーはフランスのガンスミスであったカジミール ルフォーショー(Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式(カニ目打ち式、ピン打ち式)の金属製薬莢を使用するリボルバーです。 主にフランス、ベルギーで1850-70年代に多種多数製造されました。 ドイツ、英国、スペインなどでも極少数が製造されました。1858年にはM1854としてフランス軍初の金属製薬莢を使用するリボルバーとして軍用に採用されました。
ルフォーショー拳銃のパテントは、1854年6月10日にEugene Lefaucheuxによってフランスで取得されました(No.019083)。 このパテントの主な要点としては、回転式拳銃としては初めて金属製の一体型弾薬(ルフォーショー・カートリッジ)が使用できるようになった他、未使用の弾薬を安全かつ簡単に取り出す事が出来るようになった事等が含まれています。 薬莢の装填、排莢を容易にするためにローデング・ゲートも追加されました。 また、1854年のパテントでは、銃身とフレームが一体構造とはなっておらず、コルト社製リボルバーのようにフレーム下端の一カ所で銃身を固定する方式が用いられていました。
ルフォーショー リボルバーは5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションがあります。 長さが3cmほどのラウンド・バレルから18cm以上もあるオクタゴン・バレまで色々な銃身長がありました。 用途も色々で、大型の無骨な軍用モデルもあれば、全体に見事な彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式の生産はパテントの関係でしょうか、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、アメリカでは余り生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞で、リム・ファイア式が普及されるまで、フランス、ベルギーからヨーロッパを始め、アメリカ、日本など世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っていますが、カービン・モデルは五挺にも満たないでしょう。 弊社が知る限りでは本品が国内唯一の現存するオリジナル・モデルではないでしょうか。
ルフォーショー リボルバーはバリエーションが多く、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式(ピン打ち式)と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション(菅打ち式)に比べて紙包み薬砲(装薬と弾頭を紙で包んで一体化したもの)と雷管を別々に装填しなくてもよい長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかし現代実包が使用出来ない旧式の金属薬莢を使用する為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、国内で古式銃として合法的に所持できます。
【本個体の説明】
本品は経年の時代錆が表面全体に見られますが、古式拳銃の中では標準的です。 内部構造(作動的な完璧さ)は最上位クラスの状態で、幕末から全く手の加えられていないオリジナル状態の逸品です。
フレーム右側面にルフォーショー社のプルーフ刻印(中折れ式古式銃ロゴにLFの文字、これはフランス製の本家ルフォーショー社製の品だけに打たれている刻印です)とシリアル No.207が入っています。
本体とシリンダー、銃身基部に唐草模様の彫刻が施されており、その殆どが残っています。
濃茶色のステイン仕上げのウォルナット製ストックに僅かな小さい当たり傷がありますが、これも全く気にならない程度です。 オリジナルの仕上げも残っており、希少価値から考えると素晴らしい状態です。
本品には「壬申刻印」の刻印などは入っていませんが幕末頃に日本に輸入された品と思われます。6条のライフリングも非常にハッキリと残っています。
本品はシングル・アクションのみで、その作動は外観と同じように完璧完全です。 ハンマーのハーフ・コック、フル・コックの動きは非常にスムースで、コックの際にカキッ!カキッ!と小気味良い独特の機会音する程です。 ハンマーを起こした状態でトリガーを引くとハンマーが力強く落ちます。 尚、トリガーは引き始めの遊びが殆ど有りません。 空薬莢を排出する為のエジェクターは当初から付いていません。
カービン・モデルはルフォーショー・コレクターの中で最も人気のある品で、ルフォーショー・コレクションの最後の目標となる品です。 大型の大口径であることから私物軍用として南北戦争で使用された可能性もあり、更に幕末の動乱の時代に日本に渡って使用したと思われる歴史的価値の高い弊社一押しの逸品です。
澤田平氏著「日本の古銃」のカラー・ページとP.192に掲載されている品と同一品です。
本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。流石、日本一のコレクターの旧蔵品と言える品です。 (MM)
【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長: 103.3cm、銃身長57.7cm、口径: 1.5cm、銘文: )
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 昨年登録証が交付されたばかりで安心してお求め出来る品です。無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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