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アダムス スタイル インペリアル パテント リボルバー(銃砲刀剣類登録証付古式銃、#6171) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【9302】 |
英 名
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Adams Style Imperial Patent Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、Curio Magazine、✕ |
国 名
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イギリス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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200mm |
口 径
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8mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【アダムス スタイル インペリアル パテント リボルバー について】
英国軍用拳銃のイメージが強いアダムス リボルバーですが、本品はそれに改良を加えて特殊な護身用として使用されたと思われる小型の8mm口径拳銃です。重量も約390gと軽量で上着の中に潜ませて将校のバックアップとして使用されたのでしょうか。 時代は本銃の方が古いですが、シャーロクホームズが持っていそうな一挺です。
アダムス リボルバーは英国の銃器製造業者/デザイナーであったアダムス兄弟によって開発されたリボルバーの総称で後に金属製薬莢に改造された品もありますが、一般的にはパーカッション (管打ち式) のダブル・アクション・リボルバーを指します。 英軍は1854年にアダムス M1854 リボルバーを採用しています。 アダムス リボルバーはダブル・アクションのみの撃発機構で、シングル・アクションもできるモデルはボーモント-アダムス リボルバーと別物になっています。
アダムス・リボルバーはコルト・リボルバーとは宿命のライバル関係にあり、最終的にはコルト社の英国撤退に追い込んだ英国の伝統ある拳銃です。 英国人の愛国精神がその後のウェブリー、エンフィールド リボルバーに受け継がれる結果となりました。 そしてコルト社製品のように機械化されていなかったこともあり、一挺一挺が職人技で作られた芸術品としての価値、特に後世のコレクションとしての楽しみは多くあります。 米国製リボルバーは自社製品が大多数を占めたのに対してアダムスなどヨーロッパの銃は多くの銃製造業者にライセンスで製造させました。 コルト社 (だけではなく多くの米国の銃器メーカー) は、バリエーションの違いでモデル・チェンジを行いましたが、アダムスは多種多様な製品がモデル名もなく存在しました。 本品のフレーム上部には「IMPERIAL PATENT REVOLVER」とメーカー名が彫られています。 Imperial Patent Revolver社はアダムス・リボルバーに独自の改良を加えて特許を取り販売していましたが、改良点が個性的で生産数は多くありませんでした。 現存しているImperial Patent Revolver社の品はインターネット上でも数挺のみに留まり、他のメーカーの品も含め本品と同じような品は同時代には皆無です。そのため非常に稀少価値が高い品となっています。 本品は異色のスパーレス モデルで、フレーム上部がグリップまで伸びてハンマーを隠す形状は見当たりませんでした。 現代のハンマーレス リボルバーはフレームの中にハンマーが内蔵されており、外部からはハンマーが見えないのが一般的です。 アダムス・リボルバーはハンマーが外部に露出していますが、ハンマー・スパー (ハンマーの指掛け) がないスパーレス・ハンマーを備えているのが特徴です。 身近な旧日本軍の二十六年式拳銃も同じタイプのスパーレス・ハンマーを備えたダブル・アクション リボルバーになります。 本品は引金を引いてハンマーがダブル・アクションで落ちる際に、ハンマーが異物等に挟まれないようにガードを取り付けた特殊な形状をしています。 通常は拳銃を発射する際は腕を真っすぐ伸ばして的に向かって構えるため、射撃の際にハンマーが他の物に挟まる事はありません。 しかしながら (あくまでも仮定ですが) コートの下(中)から発射するなどした場合は、スパーレス・ハンマーであってもコートの内側の裏地に引っ掛かる可能性があります。 そのような事態を防ぐ為に、ハンマーの周囲にガードを付けたものと考えられます。 また、ハンマーが何か引っかかり不用意に撃発し、暴発するのを防止する為とも(子供が触って暴発するのを防ぐとも)言われています。
もう一つの特徴は大きな現代のコンバット・グリップとも言える太くガッチリとしたグリップは印象的です。しっかりとグリップできる大型の木製グリップには個性的なチェッカーリングの入っています。イメージ的には古式銃の「S&W ハンマーレス リボルバー」と思い描いてください。 これらの独自の構造は当時の持ち主が自己流にカスタムしたのではなくImperial Patent Revolver社がオリジナル品として開発した品になります。 (MM)
【本個体の説明】
本個体は全体的に白磨き仕上げになっており、フレームやシリンダーには美しい唐草模様のエングレービングが施されています。 銃身上には斜体文字で「IMPERIAL PATENT REVOLVER」のメーカー刻印が入っています。 また、銃身基部右側面には「6171」のシリアルNo.が確認出来、シリンダーにもこれとマッチした6171のシリアルNo.が打刻されています。
銃身やフレーム、シリンダーといった白磨きの金属部は、極僅かな時代錆が見受けられるものの、目立った欠損等は見受けられず、古式銃としては良好な状態が保たれています。 オリジナルの特徴的なウォールナット製グリップについても、打ち傷や摩耗は少なく、チェッカリングや彫刻についても全体に良好に残っています。 フロント・サイト・ブレードやVノッチ型のリア・サイトについても、現状目立った変形等は見受けられません。
作動については完全で、引金を引くと、ガード内に内蔵された特徴あるスパーレス・ハンマーがダブル・アクションで力強く作動し、シリンダーも歯切れ良く正常に回転します。 シリンダー軸を前方向に引き抜く事により、シリンダーの取り外しをスムーズに行う事が可能です。 シリンダー軸の抜け止めは正常に機能しており、シリンダー軸がフレームから容易に抜けてしまう事はありません。 銃身内は銃口から銃身後端まで完全に抜けて (通って) います。 銃身内部についても若干の表面錆を除いて目立った腐食等は見受けられず、7条のライフリングもはっきりと残っています。 シリンダーのパーカッション・ニップルには現状目立った変形や欠け等は見受けられません。
画像でご覧いただくより、実際に手に取って見た方が「(銃身は3"ほどありますが) 現代のS&Wのボディガード風」の手に馴染む良い感じがします。 国内唯一の品ではないでしょうか。本年弊社がお勧めする洋式銃ベスト5に入る逸品です。(MM)(KK)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 20.0cm、銃身長7.5cm、口径: 0.8cm、銘文: IMPERIAL PATENT REVOLVER)
【その他の情報】
昭和48年10月25日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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