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火縄銃型 村田三十番散弾銃 桜花揃金物 (無可動古式銃) (野)�� |
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価格(税込)
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\330,000 |
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商品番号
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【9285】 |
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英 名
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Japanese Matchlock Style Murata Shotgun |
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種 類
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古式銃(無可動) 、単発、無可動実銃買取品 2024年 秋、✕ |
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国 名
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日本 |
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時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
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全 長
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1,355mm |
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口 径
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実測12.4mm |
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装 弾
数
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単発 |
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在 庫
数
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限定1品 |
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画像について
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画像は現物です。 |
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コメント
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【火縄銃型 村田三十番散弾銃 桜花揃金物について】
明治陸軍が軍用銃として使用した十三年式及び十八年式村田銃は、後継の二十二年式村田銃や三十年式歩兵銃の普及に伴い民間への払い下げが行われ、散弾銃などに改造された上で猟銃として使用されました。 本品は村田銃のボルトを含む機関部を火縄銃型の銃身と台木(ストック)に装着した、火縄銃型和銃の姿をした村田散弾銃です。 江戸時代に火縄銃に慣れ親しんだ人が、頬撃ちが出来るように火縄銃を作っていた鉄砲鍛治に注文で作った品です。火縄銃としては東北地方の形状をしており、東北地方で作られた品質の非常に良い品です。
村田銃は村田経芳 (1838-1921) が設計し、明治13年 (1880年) に帝国陸軍制式となった十三年式村田銃に始まる一連のボルト・アクション・ライフルのシリーズです。
最初のモデルである十三年式村田銃は口径11mmの単発式小銃で、村田経芳には銃器設計を学ぶ為に渡欧した経験が有った事から、十三年式村田銃の設計にもフランスのグラスM1874やオランダのボーモンM1871小銃からの影響が見られます。 本品は十三年式村田銃の機関部を流用しており、明治時代中期頃の品と思われます。
本品は村田銃の機関部を火縄銃型管打式和銃の銃身に装着し、火縄銃の台木 (銃床) を組み合わせた火縄銃型和銃の姿をした散弾銃です。 銃身は後方に向かってやや広がった形状の八角銃身で、銃口部は東北地方に多い芥子より長い筋立された辣韭(ラッキョウ)柑子になっています。 辣韭柑子の直ぐ後ろに銅製の帯の縁に線が入った玉縁が火縄銃のように入っています。八角銃身の上面が一段高くなっており、その両側面は丸みを帯びた非常に手の凝った見事な火縄銃型の筒になっています。 先目当 (フロント・サイト) は台型に鉄製の刃が付いています。 元目当 (リア・サイト) は後半分は「筋割(ただし側面の小穴は無)」で前半分が臼を半分に割ったような今までに見たことない凝った造りになっています。銃床は火縄銃からの流用の様に見えますが、地板を取り付ける切れ込みがありませんので、火縄銃からの改造ではなく鉄砲鍛冶が村田銃の機関部に合わせる為に火縄銃の製造技術と材料を使って特別に作った品です。 そのため非常にキッチリと綺麗に仕上がっています。 銃床は目釘穴やカラクリの鋲裏座金に花弁を透かした凝った作りの桜花を象った飾りが取り付けられています。 また、これらの花弁には茶系の漆を入れた非常に美しいもので東北地方で見られる珍しい飾りです。目釘穴の飾り金具は左右合計10ヵ所(5本)ありますが、実際は目釘は3本で、2本は飾りで目釘にはなっていません。目釘穴の飾り金具やカラクリの鋲裏金、用心金基部を桜花を象った飾りで15ヵ所統一されており、矢袋金具、胴金に英国風の唐草模様が緻密に彫られています。駒形には唐草模様ではなく「山景図」のような緻密な彫物があります。用心金の前にキリッとした「源氏車紋」が入った丸い真鍮製飾り板と矢倉鋲裏座にあたる場所に他と同じ桜花が入っています。「源氏車紋」は旗本の佐藤家が有名ですが秋田県、福島県、宮城県、三重県、岩手県と東北地方に多い家紋です。 引金は洋風の鉄製弓型で、真鍮製の作域の良い洋風用心金が取り付けられています。 芝引金は火縄銃と同じ真鍮製の剣先形です。
本品の口径は30番 (30ゲージ・30GA) で、1/30ポンドの鉛球に相当する直径約13mmの実包を使用するものです。 明治中期に村田銃の民間払い下げに際し、11mm村田ライフル薬莢をベースに砲兵工廠で製造された日本独自の番径で、真鍮ケース専用の規格です。 村田銃改造猟銃専用とも言える口径です。 (MM)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身や機関部といった鉄部はやや表面錆等が散見され、ボルト・ハンドルと銃身先端に僅かな朽ち込み錆があるものの、全体としては大きな欠損等は見受けられず、とてもしっかりとした状態が保たれています。 尚、機関部や槓桿には刻印等は確認出来ません。 真鍮製の胴金、用心金といった金具や各部の飾り金具については非常に良い時代がついています。 用心金など各部の取り付けについては大きながたつきは見られません。 銃身と銃床は火縄銃と同じように側面からの目釘で3本と台下からネジ1本で固定されていますので、取り付けのガタツキは全く見られません。 台木(銃床)については、木目が美しい上質な濃い色合いのブラック・ウォルナットと思われる材質を使っています。手入れのし甲斐がある高級木材を使用しています。 木部には極僅かな打ち傷や擦れが見受けられますが、全く気にならない程度です。 オリジナルの鉄製のカルカ(さく杖)が付属致します。
ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品で、トリガーは可動します。 本品のような火縄銃型の散弾銃は銃砲刀剣類登録証の交付対象とはならず、無可動実銃でしか所持できない為、日本国内でも希少品となっています。 また状態と質も弊社で入荷した同系統の品の中で最も良い品です。(MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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