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【TKS/D愛知北西】火縄銃 尾張十五匁大筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 國友紋三郎) (京)㊽ |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【9276】 |
英 名
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Japanese Large-caliber Matchlock Gun, OWARI style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、火縄銃地方鉄砲鍛冶、【TK】 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,028mm |
口 径
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実測21.5mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物とは異なります。 |
コメント
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【火縄銃 尾張十五匁大筒 (在銘: 國友紋三郎) について】
非常に珍しい尾張十五匁大筒です。 尾州(びしゅう、尾張国=おわり-の-くに)は現在の愛知県西部と岐阜県海津市の一部にあたります。 尾張国は織田信長・豊臣秀吉という火縄銃を大量に使用した天下人を輩出していますが、尾張国の鉄砲鍛冶は少なく珍しい品となっています。 中筒や本品のような大筒は弊社でも見たことがありません。 これは距離的に近い江州国友が一大鉄砲生産地であったため、敢えて領国内で鉄砲を作る必要はなかったためです。 しかしながら国友から鉄砲鍛治を招聘して少ないながらも鉄砲の生産は行われていました。 本品の製作者である国友紋三郎も其の内の一人です。
本品は口径が実測21.5mmmm、全長が約102.8cm、、銃身長74.9cm、重量約〇〇kgの十五匁で中筒と大筒の間の口径になります。 大きさと重量的には大筒で抱きかかえるようにして射撃をしたと思われます。 軍用の中筒は6匁筒 (15,8mm)〜10匁筒 (18,7mm) 前後で、それ以上は大筒と呼ばれる事もあります。 大筒の定義は定かではありませんが、抱えて射撃の不可能な50匁筒 (33mm) 以上の品を大筒と呼ぶこともあるようです。
本品の銃身は丸銃身が多い大口径筒の中では比較的少ない八角銃身で、銃口部は八角柑子です。 銃口から約5.2cm離れた場所に縁に線が入り盛り上がった帯状の玉縁があります。 銃身は3箇所の目釘によって台 (銃床) に取り付けられ、穴の周りには蛇目の飾り金具が付いています。 目当は先目当、元目当ともに筋割となっています。
本品は在銘で、筒 (銃身) の下面には「國友紋三郎」の銘及び「十五」の漢数字が切られています。 「國友紋三郎」は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.154 と「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.69 に掲載されている尾洲の鉄砲鍛冶の一門です。「國友紋三郎」の銘も比較的ハッキリと確認出来ます。
本品のカラクリは内カラクリとなっており、カラクリの地板金や火蓋、雨覆、楔、火挟、胴金等の部品は真鍮製となっています。 引金は舌形の板状で、用心金は設けられていません。 柴引金は元よりない品です。 引金後方の銃床下部の銃把部分にナマコ金と呼ばれる強度を増すための真鍮製の部品が取り付けられています。 (MM)
【本個体の説明】
本品は全体に古式銃としては平均的な状態が保たれていますが、銃身を始め鉄の部分には時代錆と朽込錆が見られます。 台 (銃床) には使用感がかなり見られ、全体的に打ち傷や欠けがあります。 台の火皿の下部分に古い補修の跡が見られます。銃身下部の目釘金具と台 (銃床) の目釘穴の位置は3箇所とも一致しています。 カラクリの地板金や胴金、雨覆、楔、引金、ナマコ金といった真鍮部については適度な時代の付いています。 本品のカラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、火挟が起きた状態で引金を引くと火挟が力強く落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 しかし尾栓は完全に固着しており取り外しは難しいかも知れません。 その他、火蓋の開閉についても問題有りません。 木製のかるか (さく杖) が付属致します。使用感のある品ですが尾張の大口径筒は少ないのでお勧めです。(MM)
【登録証情報】
(種別: 火なわ式銃砲、全長: 102.8cm、銃身長74.9cm、口径未記載、銘文: 國友紋三郎)
【その他の情報】
昭和48年10月19日(昭和62年11月12日に亡失のため再発行)に愛知教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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