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ランタカ砲 (指火式点火法、銃砲刀剣類登録証不要品) (戸)(55) |
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価格(税込)
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\165,000 |
商品番号
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【9243】 |
英 名
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Lantaka Ships-deck Swivel Cannon |
種 類
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単発、機関砲/大砲、✕ |
国 名
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インドネシア / マラッカ |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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970mm |
口 径
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35mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ランタカ砲について】
ランタカ砲と呼ばれる指火式点火法の旧式大砲で、ポルトガルが現在のインドネシアやマレーシア方面に伝えた「船 (艦) 載砲」が原型です。 大きさは小さいもので約1m (有効射程約100m)、大きい品でも約1,6m (有効射程約2〜300m) と、前装式大砲としては小型の軽砲です。
ランタカ砲には砲身のほぼ中央部に支柱(ピントル)が取り付けられているのが特徴です。 船のガンネル (船の縁部分) の穴にこのピントルの突起を差し込んで固定する形式ですので、台座 (砲座) は当初より装備されませんでした。 ピントルを中心に砲身を左右に回転でき、さらに仰角の上下も簡単に合わせられるので、あらゆる方向に発射することが可能でした。 また、初弾発射後に砲身を180度回転させて次弾を装弾が出来るため、射手は移動しなくて済むという利点もありました。
昔から長さ約900kmの狭いマラッカ海峡は海賊が最も多い地域でした。 現在でも国際海事局 (IMB) の主導により、インドネシア、マレーシア、シンガポールが協力して海賊を監視している地域です。 ヨーロッパの植民地期頃から、このマラッカ海峡を始めとする海賊が多い地域を航行する船は小型の大砲を備えて海賊対策をしており、現在のインドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インド等にあたる地域では艦 (船) 載砲が製造されました。 これらの艦 (船) 載砲は、製造された地域 (当時は現在のような独立国ではありませんでした) と製造された時代によって装飾などに差異がありました。
ランタカ砲は17世紀頃の青銅製大砲の形式をそのまま継承しており、東南アジアに伝わってからは砲口部分が八弁の花びら状となり、砲身に鋸歯文 (きょしもん) を組み合わせた文様を施すなど、アジアン・テイストな装飾が施されています。 小型で射程の短い大砲ですが、襲ってくる海賊に対しての防衛用としては十分な威力を備えていたと言われています。 (MM)
【本個体の説明】
本品は鋳造製で全長970mm、銃身長825mm、口径35mmと立派で見栄えのする品です。 外観は典型的なランタカ砲の作りとなっており、砲口部分は放射状に8箇所の突起が設けられており、砲身には鋸歯文 (きょしもん) を組み合わせた文様が施されています。 砲身後端には砲身に比べて一回り小さい径の円筒状の部分が設けられていますが、これは砲身の射角を操作する際の取手として機能したと思われます。 砲口上部に照星が設けられており、指火式の点火孔の左右には照門として機能すると思われる突起が設けられています。
本品は全体に適度な時代の付いた良い雰囲気となっており、全体的にパティーナと呼ばれる黒味を帯びた青銅独特の時代色 (銅錆) と一部に緑青が表れている他、砲口部など一部に鋳造時からのものと思われる鋳巣及び鋳肌荒れが見受けられますが、目立った欠損等は見られず、総じてしっかりとした状態が保たれています。 しかしながら製造時の疵ではありますが、砲口の一部に欠けの様に見える鋳巣は気になるかも知れません。元々の疵ですので、当時の鋳造方法(技術力)を知っておれば、気にならないレベルのものです。その為お値打ち価格に設定してあります。
砲身内は砲口から砲身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。
ピントルによって仰角がスムーズに上下に動きますが、それ以外の可動部分は元々ありません。 (MM)
【その他の情報】
ランタカ砲は銃刀法上「指火式点火法」と呼ばれる「手で火種をそのまま火口に付けて点火する原始的な銃砲」に該当し、銃砲刀剣類登録証は不要です。
本品には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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