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ジェゼイル 燧石式 (フリント・ロック) マスケット (銃砲刀剣類登録証付古式銃) (戸)54  
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価格(税込)
 \242,000
商品番号
 【9130】
英  名
 Jezail Flintlock Musket
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、Curio Magazine 記事候補、✕
国  名
 アフガニスタン / 中近東
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,325mm
口  径
 10mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ジェゼイル 燧石式 (フリント・ロック) マスケットについて】
Jezail(ジェゼイル)とは、インド、中央アジア、中近東でおよそ100-200年前に遊牧民族によって使用された前装式の小銃で、戦いの際は軍用銃としても使用されました。 Jezail(ジェゼイル)はメーカーや生産国で分類する事の出来ない、バット・ストックが三日月型に曲がり全体的に細長い形状の、民族的な装飾を施された小銃全般を指します。 本品は銃尾の広がり幅が比較的狭く、バットストックの全体的な形がカーブが少ないあまり湾曲していないストレートな形状の珍しい部類になります。時代的には1800年代初期に作られたと思われます。
Jezail(ジェゼイル)とはペルシャを語源にした単語で、ペルシャ王朝 (この場合のペルシャはイランの古名ではなく広大な王朝の領土を指します) の勢力圏で使用された事から命名されたと思われます。 殆ど全てが手作りで、稀に英国製、または英国東インド会社製 (英領インド製) の機関部を使用した品が見られます。
本品の撃発方式は燧石式 (フリント・ロック) となっています。 ジェゼイル小銃は、ヨーロッパでは類を見ない細長い形状をしており、唯一似た形状をしているのはアメリカのケンタッキー・ライフルだけでした。 しかしながら、ケンタッキー・ライフルが狩猟用に作られたのに対し、ジェゼイル小銃を使用した遊牧民族が狩猟用としてジェゼイルを用いる事は殆どありませんでした。 ジェゼイル小銃は成人男子における短剣ジャンビーヤ (Janbiya) と共にステイタスとして常に携帯され、宗教的な儀式等を始め、戦いにも使用されました。 アラビア半島では短剣と銃を所有する事が自由人としての誇りとされていました。
ジェゼイル小銃の使用国を特定する事は難しいものの、第一次アフガン戦争 (1838年〜1842年) でアフガニスタンがイギリスを破った際にアフガン戦士によって使用された事から、欧米ではアフガニスタン (ジェゼイル) ライフルとも呼ばれています。
独特の形状をした銃床に一挺一挺異なった装飾が施されたジェゼイル小銃は、他のアンティーク・ガンとは異なった味があり、本品についても銃身のダマスカス模様が素晴らしく装飾品として魅力的です。

【本個体の説明】
本品は元々手造りの粗野さが見られますが、民族的なジェゼイル小銃らしい品と言えます。 本品のサイド・ロック・プレートは英国東インド会社 (EIC=East India Company) の下で製造された品を流用したものと考えられ、やや薄くなっていますがランパント・ライオン(Rampant lion)の刻印が確認できます。

銃身のダマスカス模様が素晴らしくジェゼイル マスケットの中ではかなりの高級品です。通常はダマスカス仕上げになっていても模様がハッキリと確認出来ない品が多いですが、本品はダマスカス模様が鮮明に表れた装飾的価値の高い品です。
金属部は時代が付いており、銃身や真鍮製は時代を経た退色が見られますが、多くのジェゼイル マスケットが同じような状態です。 真鍮製のバレル・バンド4個で銃身が固定されており、それらにもかなり凝った彫刻が入っているのが他のジェゼイル小銃に見られないポイントです。 フロント・サイトは真鍮製のポスト・タイプ、リア・サイトはピーピング・サイトになっています。
木部については、適度に手入れされており雰囲気の良い印象です。 全体的に時代が付いていますが、しっとりとして艶があります。サイド・ロックと木部の間に隙間がありますが、中近東製の小銃の殆どに見られます。そのような細部の隙間には拘っていなかったと思われ、本品はその中でも隙間が比較的少ない方です。 木部には細かなうち傷などはみられるものの、白蝶貝と思われる貝殻の装飾(日本では螺鈿と呼ばれます)の剥落はあまりなく悪い印象は受けません。螺鈿技法は近東に起こり、のち中国に入り唐時代には精巧な技術に発展し、日本に渡ってきたと考えられます。

銃床の先台が一度切断されて継いであるのが本品のマイナス面ですが、それを補うプラス面が多く中東のマスケットをお捜しであればお勧めできる一挺です。 銃床には二つのスリングを通すスリング・スイベルが付いています。
機関部の作動については完全で、ハンマーはハーフ、フル・コック共に分かり辛いですが掛かり、トリガーを引いた際にハンマーが力強く落ちます。 銃身は薬室まで完全に抜けており、火穴も抜けています。 鉄製のさく杖は当時から付いていたオリジナルです。(MM)

【登録証情報】
(種別: 火打ち石式銃砲、全長: 132.5cm、銃身長: 96.5cm、口径: 1.0cm、銘文: 無銘)

【その他の情報】
昭和49年5月11日に鹿児島県教育委員会によって発行された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品ですので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

詳細画像(Detailed Photos)はこちら

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