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英国製 Samuel Ebrall社 管打式水平二連散弾銃 (登録証付古式銃、#1610、木箱セット)(京) ㊼ |
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価格(税込)
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\1,320,000 |
商品番号
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【9122】 |
英 名
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Cased British Percussion Side-by-Side Shotgun,Samuel Ebrall |
種 類
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古式銃(登録証付)、水平二連&三連銃、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、✕ |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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117.8mm |
口 径
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1.9mm |
装 弾
数
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2発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【英国製 Samuel Ebrall社 水平二連散弾銃 (#1610) について】
Cased British Percussion Side-by-Side Shotgun, made by Samuel Ebrall of Shrewsbury in Shropshire, England.
水平二連ショットガン(Side by Side Shotgun)と呼ばれる水平に二本の銃身を並べた散弾銃で、古くは18世紀頃のフリント・ロックの時代から狩猟用として使用された非常にポピュラーな銃です。 フリント・ロックからパーカッション・ロック、そしてヨーロッパではピン・ファイア(米国ではピン・ファイアの時代は殆どありませんでした。) そして最後にセンター・ファイアと撃発機構は発展しました。 本品は二つのハンマーを備えたパーカッション・ロック(管打式)です。 左右にハンマーが付いたサイド・ロックを持つ「ザ・散弾銃」と言う外見をしています。本品は19世紀中期の英国で作られた品です。 銃身後部下方にロンドン・プルーフ・ハウスの刻印が完全に入っています。有鶏頭散弾銃は基本的にハンマーが外部に露出している水平二連散弾銃を指します。 ハンマーが内蔵されている品は無鶏頭と日本では呼ばれています。
【Samuel Ebrall社について】
1843年にSamuel Ebrall は Shrewsbury にあった銃工William Horton (4 Wyle Cop,. Shrewsbury)のビジネスを購入し、1845年に6 High Street、1853年にSmithfield Roadに移転しました。
Samuel Ebrall は1851年の第一回ロンドン万国博覧会から参加し、1862年の第二回ロンドン万国博覧会では一等賞に輝きQueen Victoria.(ビクトリア女王)御用達銃工の位が与えられました。 同社は1881年に息子達がEbrall Brothersの社名で営業を引継ぎました。1843年から1891 年まで業務を続けていた事が記録に残されています。
50km離れたBirminghamのWestley Richards社との関係は不明ですが、多くの銃砲店がWestley Richards社品に自社の社名を入れて販売していますので、本品もその一つと考えられます。 Westley Richards社については弊社在庫品の「ウエストリー・リチャーズ」社製の商品解説をご参考ください。
Samuel Ebrall社製の管打式小銃が英国Shropshire州あるAttingham Parkの邸宅に展示されています。
https://viewbritain.com/england/attingham-park/
銃床のグリップ部分には鱗状の滑り止めのチェッカーリングが施されています。鉄製の部品には良い時代がついています。 左右の両サイド・プレートとトリガー・ガード、短剣の柄、ハンマーに唐草模様が施されています。
口径は約19mmで12ゲージと呼ばれる散弾銃としては最もスタンダードな口径です。(MM)
【本個体の説明】
英国製水平二連の独特なスタイルで唐草模様の装飾が施されています。
加えて左右両サイド・プレートにはSamuel Ebrallの文字が彫られています。Samuel Ebrall は1845年から1868年の間、英国中部(英国最大の銃砲生産地であるBirmimghamの北西約50km)のShrewsburyで銃工として登録されており、自身も優秀な銃工であると共に銃砲の販売も手掛けていました。 本品はBirminghamの老舗であり現存する有名なWestley Richards社製で、Samuel Ebrallは販売店として自社名をサイド・プレートに入れたと思われます。
左右のハンマーの形状も一致しています。 木目が出た濃い色合いのウォルナット製で、グリップ部分にチェッカーリングが入っており、部分的に薄くなっていますがチェッカーリングらしいは健在です。木部には経年使用の小傷がありますが、銃身の時代に相応しい時代感があります。 バット・プレートとの合わせ目も隙間や痩せは見られず、外観を損なうような大きな破損は見られません。 銃身との結合はタイトで遊びが無く健在です。 銃身と他の鉄製部品には、部分的な地金の露出や若干の朽ちこみの錆の痕と全体的に時代錆がありますが、破損しやすいビーズ・サイトは完全で、肉が薄く変形・破損しやすい銃口付近も完全なシルエットを保っており、時代を考えると大変良い状態を保っています。木製の先台の楔を右側面から左側面に押し出すと、先台と一体になった銃床が外れます。
銃床に隠れた両銃身下部にはロンドン・プルーフ・ハウスの最終プルーフ刻印 (王冠にCP、Definitive Black Powder Proof) 及びビュー・マーク (王冠にV、View Mark) と呼ばれる検査刻印が打刻されています。 またPreliminary Black Powder proof markと「12」と「13」の数字も両銃身に打刻されており、1855年から使用されているLondon Proof Houseの4種類全ての刻印がハッキリと確認出来ます。1610のシリアル No.も同じ場所に打たれています。
トリガーは前後2本あり前のトリガーを引くと右の銃身、後ろのトリガーを引くと左の銃身用になっています。 左右のハンマー共に「フルコック」と「ハーフロック」共に歯切れ良く完全に作動します。破損しやすいニップル(雷管を載せる部分)は修繕の痕がみられますが変形もなく完全です。 そもそもニップルは消耗品で、ハンマー打撃によって破損しやすい部品ですので、本品のアクションの健在さと相まってハンマーの作動には注意が必要です。 約170年以上前に作られた時代感のある品ですがオリジナル度が高く年代を考えると比較的状態も良く、作動も完全な飾り映えのする逸品です。 オリジナルの木製(先端は金属製)さく杖が付属しています。 また当時のWestley Richards社製木製箱にハーフ・コック状態でピッタリと収まっており、内側にはWestley Richards社の紙ラベルが貼られています。 外装には真鍮製の装飾で「CAPTN TYLDEN 1852」と打刻されており、内張りのラシャ地は部分的な変色や使用感が見受けられますが、全体に鮮やかな色味を残して破れや破損、繊維の薄れも目立たず付属品(非常に珍しい肩掛け型火薬入れなど)も揃っています。 蓋の開閉はスムーズで留め具も問題なく機能しています。
オリジナル木箱入りで登録証が付いた散弾銃は弊社でも初めて扱うほどの希少価値が高い品です。
幕末期に国内に輸入されて資力のある人物が使用したと思われます。 この当時これほどの品を趣味の狩猟用に使用した人物の事を想像するのも楽しいのではないでしょうか。(MM)(YS)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 117.8cm、銃身長77.7cm、口径1.9cm 、銘文:無銘)
【その他の情報】
平成7年5月18日に兵庫県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。登録証の銃身長は銃身を外した尾栓兼固定フックまでを計測した数値です。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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