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【TKS/D東京中央】火縄銃 武蔵三匁五分江戸番筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 松屋傳治郎作) (戸)52 |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【9051】 |
英 名
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Japanese Matchlock Military Musket, made in Edo |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、火縄銃地方鉄砲鍛冶、【TK】 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,199mm |
口 径
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12.8mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物とは異なります。 |
コメント
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【火縄銃 武蔵国三匁五分番筒(在銘: 松屋傳治郎作) について】
本品の口径は12.8mmで三匁半玉を使う珍しい武蔵国の火縄銃で、全長は1,199mm、銃身長は850mmとなっています。 火縄銃の中でも番筒と呼ばれる品です。
本品は在銘で銃身下面には「松屋傳治郎」の銘が入っています。 全国鉄砲鍛治銘鑑にはありませんが武蔵国(むさしのくに、現在の東京都と埼玉県及び神奈川県の川崎市、横浜市)の鉄砲鍛冶です。「武蔵江戸住松屋傳治郎」と銘を切る武州鉄砲鍛冶です。 全国鉄砲鍛治銘鑑 のP.278に「松屋傳四郎」と「松屋傳八郎」が「武蔵江戸住」として記載されています。
松屋姓は「武蔵国」と「尾張国(おわりのくに)、現在の愛知県西部」だけにみる鉄砲鍛冶姓です。 武蔵国の火縄銃は少なく資料としての価値は高い品です。
本品の筒 (銃身) は後方に向かって広がった八角銃身で、鍛えと鉄味が良く上手な国友鍛冶を彷彿させられます。 銃口部周りは八角形で柑子は設けられていませんが、僅かに広がっています。 先目当は「背の高い筋割」で、前部に薄い紙を挟めるような切れ込みがあります。 元目当も「背の高い千切透し」、両方ともに角がハッキリとした(エッジの立った)独特の形状です。 銃身は台 (銃床) に対して3ヵ所の目釘により固定される構造となっています。 台木は美しい木目が確認できる上質な赤樫材のようで、艶のある仕上げが施されています。台カブの庵はアールが比較的少なく、やや少し直線的で緩く下がっており、伊予細筒のに近いシルエットをしていますが、口径が大きい事もあり、伊予筒よりかなり太身です。 幅が約10mmの幅の狭い胴金が付き、その後方には台カブ前方上部を覆う真鍮製飾り板はありません。 カラクリは外カラクリ (蟹目カラクリ) で、カラクリの地板金や火挟、胴金、雨覆、火蓋、引金といった部品は真鍮製となっています。 蟹目隠しは小穴が開いた水滴形になっています。引金は後部が少しアールの付いた三角型で、用心金は設けられていません。 芝引金は一枚の真鍮板を銃尾部分を大きな剣先形にした美しい作りです。
火蓋は長細く、それを留める楔は珍しい形の節が入った凝った作りです。 江戸時代中期頃まで時代の上がる品かも知れません。(MM)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は落ち着いた色合いの黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 傷み易い銃床に隠れる銃床下面についても、やや錆は見受けられますが、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下部の三ヵ所の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は合っています。
台木 (銃床) については、比較的良い状態ですが、火皿の反対側(左側面)に小さな時代修理跡があり、そこから前方に向かってヒビが入っていますが、あまり気にならない程度です。 目釘は付属しておりません。 銃床は漆仕上げが残った、艶がある健全な状態です。 銃床に小傷やスレが若干見られますが、全く気になりません。 銃床両側のシノギ目 (目釘穴) の穴の周りは飾金具はありません。 台カブ下面にある二ヵ所の金具と台カブ左側面4ヶ所と同じ真鍮製の蛇目になっています。 いずれもほぼ同じ大きさの蛇目合計6個で統一されており、一見装飾が少ないかとも見える中にも統一性を持たせた真鍮金具がポイントになっています。 カラクリの地板金や胴金、雨覆、火蓋、引金といった真鍮部分についても非常に良い時代が付いています。 銃身内は銃口から銃身後部まで綺麗に整備され抜けて (通って) おり、火穴も完全に通っています。 尾栓も容易に抜け、手入れもしやすくなっています。 カラクリの作動については完全です。 代用のかるか (さく杖) が付属致します。 番筒と呼ぶには上等過ぎる品のある品で、武蔵国の火縄銃は少なく希少価値があります。江戸時代の火縄銃でありながら江戸で作られた筒は意外と少なく是非コレクションに加えて頂きたい一挺です。 (MM)
【登録証情報】
(種別: 火縄式銃砲、全長: 119.9cm、銃身長85.0cm、口径1.28cm、銘文: 松屋傳治郎作 [刻印] 筌サシ3個 火蓋裏面「百⬜︎八」銘)
【その他の情報】
平成16年5月14日に神奈川県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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