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ドントル銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、銅製銃身) (買) |
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価格(税込)
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\330,000 |
商品番号
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【9045】 |
英 名
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Japanese Percussion Single Shot Pistol w/ Bronze Barrel |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、大阪店在庫品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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278mm |
口 径
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12mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ドントル銃 (銅製銃身) について】
幕末に雷管式小銃が欧米から輸入されるようになってから、国内でもゲベール銃などの模作が盛んに行われました。 和製の小銃はオリジナルと大きな違いはありませんが、短銃は日本独自の形状になりました。 日本で製作された管打ち式拳銃には本体左側面に帯に差す際の突起が銃身と平行に付いた品が多く見られます。 西洋でもこのような突起 (ベルト・フック) が付いた品は存在しますが、和製の管打ち式拳銃ほど、多くに備えられるものではありませんでした。 また、銃口下部にさく杖 (ラム・ロッド) を固定する為のスイング式の金具 (ラム・ロッド・スイベル) を備え、銃身下部にさく杖の取り付けが可能となっている品の割合も高くなっています。 このような短銃は当時「ドントル銃」と呼ばれました。 本品のようにベルト・フックやラム・ロッドが当初から付かない品も同じく「ドントル銃」と呼ばれました。
1842年 (天保13年) 頃に蘭学者 吉雄常三によって著された火薬技術等に関する文献である「粉砲考」によると、当時西洋で開発された発火薬の一種を日本において「ドンドルプードル」と呼称していたという記述が見られます。 これはオランダ語で「雷 (Donder) の粉 (Poeder)」を意味する「ドンダー ポーダー (Donder Poeder)」が日本において訛ったものであると考えられます。 ドンダー ポーダーは熱や衝撃を加えると激しく爆轟する発火薬で、当時雷管に用いられた雷汞[雷酸水銀(II)] と同種の化学物質であると思われます。 「ドントル銃」の呼称は、この発火薬を雷管に使用する管打ち式の銃器について、ドンドルプードルの「ドンドル」部分のみが残り、更にこれが訛って生み出された呼称である可能性が高いと考えられます。
「ドントル」という呼称は当時は管打ち式の短銃だけに限ったものではありませんでしたが、現在では小型の洋式和製管打ち式短筒の総称としてドントル銃と呼ばれています。 ドントル銃は基本的に護身用として使用されました。 (KK)(MM)
【本個体の説明】
本品は銃身が銅製のドントル銃で、銃身や機関部には彫刻等は施されておらず、実用性を重視した質実剛健な作りとなっています。 本品には一般的なドントル銃に見られるような銃身下部のさく杖 (ラム・ロッド) やラム・ロッド用スイベル、本体側面のベルト・フックが元々設けられていないのも特徴です。 木製グリップは下部が丸みを帯びたバグ・タイプ・グリップと呼ばれる形状となっています。 一般的なドントル銃に比べて小振りで後端は握る為に曲がってはいるものの直線的な形状となっており、脱落防止用の紐(ランヤード)を通す穴がグリップ中央に空いています。
本品の銃身や機関部といった銅部分は、極僅かな打ち傷は見られるものの、目立った欠損や腐食等は見受けられず、全体に適度な時代感の付いた非常に良い雰囲気となっています。 銃身や機関部の角はエッジも立っており、シャープな印象となっています。 木製グリップについても、極僅かな打ち傷や線傷は散見されるもののとても良い状態です。グリップの取り付けにもガタつき等は見られません。 撃鉄はハーフ/フル・コックは問題なく掛かり、フル・コック状態で引金を引くと撃鉄が力強く落ちます。 パーカッション・ニップルは目立った欠け等は見られず、取り外しも問題なく行う事が可能です。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 (MM)
【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長: 27.8cm、銃身長: 17.6cm、口径1.2cm、銘文: 無銘)
【その他の情報】
昭和48年4月12日 に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 登録証には「ピン打ち式銃砲」と記載されており、「管打式銃砲」への変更手続きを弊社で致します。
"落とし箱"と呼ばれる、内部を銃の形に凹ませた桐箱に入っています。 つづら掛け箱紐付。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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