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九九式短小銃 末期型 (東洋工業製、#58194) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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\187,000 |
商品番号
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【9001】 |
英 名
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Type 99 Short Rifle, Last Ditch |
種 類
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ボルト・アクション、大阪店在庫品、無可動実銃買取品 2024年 夏 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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1,117mm(実測) |
口 径
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7,7mm×58 |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【九九式短小銃 末期型 について】
三八式の後継銃として、大口径他様々な改良点を踏まえて開発・採用された大日本帝国陸軍の小銃です。 日本陸軍は昭和十四年(皇紀2599年)に世界各国の主力小銃短縮化に伴い、九九式長小銃を約140mm短くした短小銃を制式にしました。
最大の特徴は三八式からの大口径化ですが、三八式では現物合わせや調整が必要だった部品の規格化が行われ、弾薬の共通化なども考慮されました。 しかしながら、皮肉にも戦況による品質低下や仕様の簡略化、また新旧弾薬の混在などが起こりました。
当時の日本の状況を反映するように時期によって細かい部分の仕様が異なり、特に初期と末期のタイプでは品質や細部のパーツ仕様にかなりの差があります。
末期型は当時の国状により各部の製造工程を簡略化された仕様で、初期型と比べると同じ九九式とは思えないような品質の違いがあります。九九式の中では最多の生産数といわれており、正規工廠以外の民間企業で生産された九九式の多くが末期型になります。そのため細部に多くの仕様があり、最もバリエーションに富んだモデルです。弊社での末期型定義は照尺(リア・サイト)が固定式の仕様の品を末期型としております。
その他の九九式短小銃の特色や、弊社での分類を説明したブログがございますので、詳しくはこちらをご覧下さい。
【本個体の説明】
本品は九九式短小銃 末期型 (東洋工業製) です。 東洋工業は民間企業ですが、初期の段階から九九式の生産へ参加しており、名古屋、小倉工廠に次いだ生産数を誇りました。 機関部側面にはシリーズ<エ> とシリアルNo.58194に加え東洋工業製を示す刻印が打たれており、昭和19年中ごろから昭和20年初頭までの生産品である事が判ります。 薬室上部に九九式の刻印は元より無く、菊の御紋は削り取られています。 槓桿 (ボルト・ハンドル) は丸く、安全子は溶接痕の有るタイプとなっています。
照星(フロント・サイト)ガードが無い仕様で銃床が下帯部(センター・バンド)で分離式となっています。 また木被(アッパー・ハンド・ガード)が下帯までの短縮型で床尾板(バット・プレート)は木製 、上帯(フロント・バンド)は銃身に固定されており下帯には単脚取付基部が無く、さく杖は取付できない仕様となっています。 床尾負革止(リア・スイベル)はネジ1つで留めるタイプです。
金属部は一部に退色などが見られますが、全体に良好な状態です。 銃床など木部には中央部左下側面などを中心に打ち傷等が散見されますが、時代が付いておりそれ程悪い印象は受けません。 ストックの合わせ目には若干の隙間が見られますががたつきはなく、3本の釘で打ち付けられたバットプレートもしっかりと固定されています。 ストック下部には2箇所、廣?と東洋工業を示す円形の刻印も確認できます。 弾倉底板の開閉については問題なく行う事が可能です。 弾倉内の弾受 (フォロワー) 及び弾倉バネは入っています。
ボルトの先端と下半分を切除して、ボルト・ハンドルを閉じた状態で溶接固定した新加工品です。(AW)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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