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US コルト M1860 アーミー リボルバー (登録証付古式銃、4 Screw Model、#31191)(愛) |
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価格(税込)
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\2,970,000 |
商品番号
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【8955】 |
英 名
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Colt M1860 Army Revolver, 4 Screw model |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、✕ |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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368mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1860 アーミー リボルバー について】
コルト M1860 アーミー リボルバーは、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1860年から1873年まで製造された軍用リボルバーです。
コルト社は1851年に発売した.36口径のコルト M1851 ネービー リボルバーを基に、.44口径にボア・アップしたモデルをM1860アーミー リボルバーとして1860年に発売しました。 南北戦争 (1861年-1865年) ではM1851 ネービーと共に主要拳銃として使用されました。 M1860 アーミーは全て.44 口径の6連発のモデルです。 Paper Cartridgeと呼ばれる紙に包んだ弾薬を使用しました。 M1860 アーミーのフレームはM1851 ネービーと同サイズですが、シリンダー前部2/3を.44口径に対応するために肉厚にし、ボア・アップしてあります。 そのためにフレームとシリンダーが干渉するのを避ける目的でフレームの一部 (シリンダー下部と接する部分) が一段低くなっています。 M1851 ネービーがオクタゴン・バレルであったのに対して、M1860 アーミーはラウンド・バレルで流線的なデザインになっており、同じフレームを使用してはいますが全く異なるイメージがあります。 しかしながらその基本構造は両モデルとも共通しています。 銃身長7.5インチであった極初期型を除き、M1860 アーミーの銃身長は8インチのみです。 先に発売された.36口径のM1851 ネービーよりも強力な口径から、軍用としてはM1851 ネービーを凌いでいました。 最も大きな販売先はアメリカ政府で20万挺の内、12万7千挺以上 (記録に残っているものだけでも127,156挺) が政府に納入されており、軍用専用と言われている所以です。 米本国のコルト社工場のみで生産されました。
コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 シリンダーには1843年のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面がエングレービングされています。 蛇足になりますが「M1860 Army Revolver」のモデル名は20世紀になってからコレクターが便宜上付けた名称で、発売当初のコルト社カタログでは「Colt Holster Pistol, Enlarged Caliber」となっています。 尚、「M1851 Navy Revolver」は「Colt Revolving Belt Pistol of Naval Caliber」です。(MM)
【本個体の説明】
本品はM1860の中でもフレーム左右側面にショルダー・ストック取り付け用スクリューのある 4 Screw Modelと呼ばれるミリタリー・モデルです。 また、フレームのリコイル・シールド両側面下部分に専用のショルダー・ストック取り付け用の切り欠きが設けられている他、グリップ・フレーム下部にストックを固定する為の溝が設けられています。 ショルダー・ストックが装着可能な軍用モデルは、シリアルNo.が概ね50,000までに製造された品で、その大半が合衆国政府に納入されました。 尚、フレームのスクリューが3本のみ (ショルダー・ストックを固定する短いネジ無し) のシビリアン (民間向け) モデルには、ストック取り付け用の切り欠きは設けられていません。 しかしながら、シビリアン・モデルは軍用向けモデルよりも金属部の仕上げが丁寧に行われていました。
本品の銃身上面には非常に薄くなっていますが、「-ADDRESS COL SAML COLT NEW-YORK U.S AMERICA-」の刻印が確認出来ます。 コルト社は当初、リボルバーの銃身上面に本社所在地であったNew Yorkのアドレス刻印を打刻していましたが、その後1860年〜1861年頃にかけて、南部に多かったコルト社の顧客に配慮して、当時奴隷解放運動の中心地と見做されていたNew Yorkから同社工場の所在地であるコネチカット州のHartfordへとアドレス刻印が変更されました。 しかしながら、その後1861年の南北戦争勃発に伴い、南部の顧客の大半がアメリカ連合国側に付いたため、再び銃身のアドレス刻印がNew Yorkへと戻されたと言われています。 本品は1862年製造の個体ですので、銃身刻印が再びNew York刻印へと戻された南北戦争勃発直後に製造された個体である事が分かります。
本品のシリアルNo.はフレーム及びトリガー・ガードが31191、銃身が30356、シリンダーが7934となっており、シリンダー軸のシリアルNo.は035の部分のみ確認できます。 シリンダー表面のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) の場面のエングレービングはほぼ完全に消えていますが、「COLTS PATENT」やシリアルNo.、「PATENT SEPT.10TH 1850」の刻印は判読可能です。 尚、フレーム左側面の「COLTS PATENT」の刻印ははっきりと確認可能です。
本品は全体に使い込まれて適度に時代が付いた良い雰囲気となっており、銃身やフレーム、シリンダーといった金属部は、全体に仕上げが落ちて白磨き仕上げのようになっており、やや時代錆や表面錆痕が見られる他、グリップ・フレーム下部にやや朽ち込みが見られますが、全体としては大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 木製グリップについても使い込まれたコンディションとなっており、やや打ち傷や線傷の他、左右面の下部の角に欠けが見受けられますが、取り付け自体はがたつきもなくしっかりとしています。 真鍮製のトリガー・ガードについては、オリジナルの銀鍍金仕上げが比較的良好に残っています。 バレル・ウェッジの板バネ部分の抜け止めの突起に欠損が見受けられますが、ウェッジ自体は簡単に抜けてしまう事はありません。 銃身とフレームの固定については現状目立ったがたつきなどは見受けられません。 尚、シリンダーは前後に1,6mm程度の遊びが見られます。 作動については問題なく、ハンマーのハーフ・コック及びフル・コックもしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引く事により、ハンマーがスムーズに力強く落ちます。 銃身内は若干の表面錆が見られるものの、ライフリングは比較的はっきりと残っており、銃口から薬室まで完全に抜けています。 シリンダーのパーカッション・ニップルについても大きな欠けや変形等は見受けられず、良好な状態が保たれています。 銃身下部のローディング・レバーの操作についても問題なく行う事が可能です。 ローディング・レバーは左右に若干の遊びが見られるものの、キャッチによる固定はしっかりと掛かります。
現状では全体にカッチリとしたコンディションで、古式銃としても適度な時代が付いており、コルトの人気モデルをお探しの方にお勧めの一品です。 (MM)(KK)
【その他の情報】
昭和49年5月29日に京都府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約160年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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