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カルカノ M1891/38 TS 短小銃 (#5250) |
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価格(税込)
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\121,000 |
商品番号
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【8944】 |
英 名
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Carcano M1891/38 TS Short Rifle |
種 類
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ボルト・アクション、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2024年 夏 |
国 名
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イタリア |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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925mm(実測) |
口 径
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6,5mm×52 |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【カルカノ M1891/38 TS 短小銃 について】
カルカノ M1891 小銃は、1891年に採用されたイタリア軍初の無煙火薬使用の制式小銃です。 機関部はモーゼル方式、弾倉はエンブロック・クリップを使用するマンリッカー方式を改良した物を用いており、この機構をカルカノ式と呼びます。
列強における主力小銃の大口径化及び歩兵銃と騎兵銃の共用化に後れをとったイタリアは、1938年にM1891 小銃の後継として口径をより強力な7,35mm×51に変更し、全長を短縮して携行しやすく改良したM1938 短小銃を開発しました。 M1938 短小銃は大口径化および全長の短縮の他に、照尺を300m固定式の物に変更することにより、生産の簡略化も図られていました。 また、1938年以降にはM1891の騎兵銃タイプについても、口径を7,35mmとし、リア・サイトを固定式に変更する等の改良を行ったM1891/38 騎兵銃と呼ばれるモデルも製造されました。 第二次世界大戦が勃発すると、イタリア軍では新型の7,35mm弾の供給が不足した為、再び主力小銃の口径を6,5mmに戻す事になり、M1938 短小銃についても6,5mmへの再統一に伴い、6,5mm口径仕様のタイプが製造されました。 また、アフリカ戦線向けに製造されたM1938 短小銃の一部には、ドイツの7,92mm×57弾仕様の物も存在しました。
カルカノ小銃には通常の騎兵銃や短小銃とは別に「TS (Truppe Speciali)」と呼ばれる、砲兵や工兵、輜重兵といった部隊向けにM1891 歩兵銃を短縮したモデルが存在し、海軍部隊や民兵組織等にも供給されました。 通常のM1891 騎兵銃とは異なり、フロント・バンド下部に着剣ラグが設けられているのが特徴です。 M1891/38 TS 短小銃はTSモデルの最終型で、1938年から1940年にかけて7,35mm弾仕様のタイプが製造されていましたが、1940年以降はM1938 短小銃と同様に、口径を6,5mm仕様としたモデルが製造されました。 リア・サイトについてもM1938 短小銃と同様に固定式のタイプが装備されており、リア・サイト前部には使用弾薬の口径を示す「CAL. 6,5」の刻印が入っています。 6,5mm仕様のM1891/38 TS 短小銃の製造はベレッタ社及びF.N.A. Brescia社のみで行われ、約198,000挺が製造されたと言われています。
【本個体の説明】
本品は薬室左側面にシリアルNo.5250が打刻されており、バット・ストック左側面にもマッチしたシリアルNo.が打刻されています。
本品は全体に適度に使い込まれたコンディションとなっており、金属部はやや打ち傷や擦れ、経年による褪色の他、一部に表面錆痕や仕上げが薄くなり金属の地肌が表れている箇所が見受けられるものの、目立った欠損等は見られず、オリジナルのブルー仕上げも比較的残っています。 木部についても全体にやや打ち傷や線傷、一部に表面的な欠けが見られる他、バット・プレート周辺の木部に強度に影響のない程度のヘアライン・クラックが見られるものの、大きな破損や欠損等は見られず、こちらも概ねしっかりとした状態が保たれています。 傷み易いバット・プレート部についても、やや打ち傷や時代錆の他、角の部分に仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所が見られますが、こちらも現状目立った朽ち込みや変形等は見られず、銃床への取り付けもがたつきなどは見受けられません。 尚、さく杖は付属致しません。
ボルトの先端と下半分を切除して、ボルト・ハンドルを閉じた状態で溶接固定した新加工品です。 (KK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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