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【再審査】火縄銃 堺二匁細筒 ○○紋金象嵌 (在銘: 地鉄鍛釼二重惣巻張 摂州住榎並屋佐兵衛 正吉[花押]) (戸)㊾ |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8901】 |
英 名
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Japanese Matchlock Musket, SAKAI Style in Premier grade |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、再審査 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,360mm (実寸1,305mm) |
口 径
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12mm (実寸11.1mm) |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 堺二匁細筒 (在銘: 地鉄鍛釼二重惣巻張 摂州住榎並屋佐兵衛 正吉[花押])について】
本品は装飾が多い堺筒の中でも更に凝った高級品です。
真鍮金具が他の品よりも多い事を始め、胴金カブにも線彫で獅子が入っており、矢倉鋲座を兼ねた台カブ上部前方の金具には○○を彫っており、他には見ない飾りです。
摂州堺 (現在の大阪府堺市)の「摂州住榎並屋佐兵衛 正吉」により製作された堺筒です。 「榎並屋佐兵衛 正吉」は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.⚪︎⚪︎及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.241に掲載されている鉄砲鍛冶です。
堺筒とは摂州堺の鉄砲鍛冶によって製造された火縄銃で、口径が二匁目玉から三匁目五分玉程度の細筒に銃身や台木など全体に豪華な装飾が施された物が多く見られます。 これらの火縄銃は主に狩猟や射的用として製造されました。
本品は全長136.0cm、銃身長100.0cm、口径実測12mm、重量約3.84kg の一般に細筒 (小筒) と呼ばれるサイズの火縄銃です。
銃身は八角銃身で、柑子は堺筒の特徴でもある大きく膨らんで筋立てが施された芥子柑子となっています。 筋立部分には銀で加飾されています。芥子柑子とは、ケシの花が開花する前にプックリと膨らんだ形状から名付けられました。 先目当はタンケン形で後部がなだらかに低くなっており、刃は銀と思われる異なった素材になっています。元目当は堺筒に多く見られる前後に裾野が長く広がった富士山形のものが付いています。 銃身は銃床に対して4箇所の目釘金具により固定される構造となっています。 銃身の上部後端には金象嵌で抱名荷紋が上手に配されています。
台 (銃床) については各部に飾り金具が取り付けられた堺筒らしい装飾に富んだ作りとなっており、カルカ取付部 (矢袋) の金具には〇〇文様があります。 銃床下面のほぼ一面から用心金と取付金具まで繋がった金具には松や兎、人物などが描かれており何らかの物語を表しているのかもしれません。胴金後方の銃床上面に張良、庵の上部分に真鍮製の飾り板で龍や雲の図で覆っています。 その後ろから床尾板を含み、更に台カブ下部の駒形の部分までも真鍮金具で覆われています。 駒形の部分は亀甲文様の入った珍しい仕様になっています。左側面に兎の飾り金具が取り付けられています。 その他、銃床の目釘座やカラクリの鋲裏座金には蔦を象った金具が用いられています。 尚、銃床には花弁が何重にも重なった菊の座金のついた火縄通しの穴や火縄消しの穴が設けられています。
カラクリは外カラクリ (平カラクリ) となっており、火挟の軸部分はシンプルな丸型で、半菊状の蟹の目隠しが取り付けられています。 幅広(約〇〇mm)の胴金上部部分から雲形板にかけて中国・秦末期〜前漢初期の軍略家「張良」を象った彫刻が施されおり、雲形板は「張良が橋の上にいる」図に合わせて形どりされており、通常の雲形板とは全く形状が異なります。下部にも「獅子」の彫刻が施されている手の込んだ品です。 引金は水滴形で、用心金 (トリガー・ガード) が設けられています。 (MM)
【その他の情報】
平成14年11月15日に奈良県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
【本個体の説明】 ⇐個体説明は他の銃のコピペ⇐要確認
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身にはやや表面錆痕が見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身上面に施された昇龍図の色絵象嵌については一部剥落が見られるものの、大部分が良好に残っています。 台 (銃床) については、銃身取付部周辺の木部にややひびが見られる他、一部に虫食いの補修痕が見受けられますが、現状比較的しっかりとした強度が保たれています。 全体に銃床各部に取り付けられた飾り金具については現状目立った欠品等は見受けられません。 カラクリの地板や火挟、雨覆、火蓋、引金、用心金といった部分についても、現状目立った腐食等は見られず、適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。
カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 金属製の口金が付いたかるか (さく杖) が付属致します。 (MM)
本品の銃身はやや丸みを帯びた八角銃身で、柑子は堺筒の特徴でもある大きく膨らんで筋立てが施された芥子柑子となっています。 芥子柑子とは、ケシの花が開花する前にプックリと膨らんだ形状から名付けられました。 先目当はたんけん形、元目当は堺筒に多く見られる富士形のものが付いています。 元目当周辺の銃身上面には昇龍図が色絵象嵌により施されています。 尚、銃身は銃床に対して4箇所の目釘金具により固定される構造となっています。
台 (銃床) については各部に飾り金具が取り付けられた堺筒らしい装飾に富んだ作りとなっており、銃床下面やカルカ取付部 (矢袋) の金具に龍や雲、胴金後方の銃床上面に、庵部分に蝶や牡丹、台かぶ右側面に蝶といった飾り金具が取り付けられています。 また、台かぶ下面には猿が彫り込まれた板が取り付けられています。 その他、銃床の目釘座やカラクリの鋲裏座金には梅の花弁を象った金具が用いられています。 尚、銃床には火縄通しの穴や火縄消しの穴が設けられています。
カラクリは外カラクリ (平カラクリ) となっており、火挟の軸部分が菊の花弁を象った形状となっている他、半菊状の蟹の目隠しが取り付けられています。 胴金部分に植物を象った彫刻が施されている他、雨覆と胴金の縁部分には銀もしくは洋白と思われる別金属による縁取りが行われているなど、豪華な作りとなっています。 引金は丸引金で、用心金 (トリガー・ガード) が設けられています。 用心金についても前半部と後半部で色を変えるなど、総じて手の込んだ作りとなっています。
【その他の情報】
平成14年11月15日に奈良県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
(種別: 火なわ式銃砲、全長: 131.0cm、銃身長100.0cm、口径1.2cm、銘文: 地鉄鍛釼二重惣巻張攝州住榎並屋佐兵衛正吉 花押) |
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