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ルフォーショー M1854 6連発 官給品 リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#2305)(西)㊲ |
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価格(税込)
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\2,200,000 |
商品番号
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【8872】 |
英 名
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French Lefaucheux 6 shot Pinfire Military Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、X候補 |
国 名
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フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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285mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【フランス ルフォーショー M1854 6連発 官給品 リボルバーについて】
ルフォーショー(ル・フォーショウ=Lefaucheux) リボルバーはフランスのガンスミスであったカジミール ルフォーショー(Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式(カニ目打ち式、ピン打ち式)の金属製薬莢を使用するリボルバーです。 主にフランス、ベルギーで1850-70年代に多種多数製造されました。 ドイツ、英国、スペインなどでも極少数が製造されました。1858年にはM1854としてフランス軍初の金属製薬莢を使用するリボルバーとして軍用に採用されました。
ルフォーショー拳銃のパテントは、1854年6月10日にEugene Lefaucheuxによってフランスで取得されました(No.019083)。 このパテントの主な要点としては、回転式拳銃としては初めて金属製の一体型弾薬(ルフォーショー・カートリッジ)が使用できるようになった他、未使用の弾薬を安全かつ簡単に取り出す事が出来るようになった事等が含まれています。 薬莢の装填、排莢を容易にするためにローデング・ゲートも追加されました。 また、1854年のパテントでは、銃身とフレームが一体構造とはなっておらず、コルト社製リボルバーのようにフレーム下端の一カ所で銃身を固定する方式が用いられていました。
フランス軍によって1857年にM1854として採用されてから世界各国で軍用として採用されました。 特にM1854モデルはロシア軍(M1854)、スウェーデン軍(M1863)、ノルウェー軍(M1864)、イタリア軍(M1861)、スペイン軍等でも採用された、如何にもヨーロッパ軍用であることが判る独特の形状をした品です。 本品は最も有名なM1854の典型的なモデルで、指掛け(Spur)の付いたトリガー・ガードの形状から「Cavalry Model」とも呼ばれています。 本品はルフォーショーを始めとするピンファイア・ピストル唯一の英語専門書「Systeme Lefaucheux」のP.42に掲載されている「Standard Lefaucheux M1854 Pinfire Revolver」とほぼ同じです。ルフォーショー製のM1854は初期、中期(過渡期)、後期生産型の三種類に分けられますが、多くのバリエーションがあるルフォーショー・タイプの中では比較的分類が明確になっています。 本品は後期型です。
ルフォーショー リボルバーは5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションがあります。 長さが3cmほどのラウンド・バレルから18cm以上もあるオクタゴン・バレまで色々な銃身長がありました。 用途も色々で、大型の無骨な軍用モデルもあれば、全体に見事な彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式の生産はパテントの関係でしょうか、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、アメリカでは余り生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞で、リム・ファイア式が普及されるまで、フランス、ベルギーからヨーロッパを始め、アメリカ、日本など世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。
ルフォーショー リボルバーはバリエーションが多く、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式(ピン打ち式)と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション(菅打ち式)に比べて紙包み薬砲(装薬と弾頭を紙で包んで一体化したもの)と雷管を別々に装填しなくてもよい長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかし現代実包が使用出来ない旧式の金属薬莢を使用する為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、国内で古式銃として合法的に所持できます。
【本個体の説明】
本品はオリジナルの仕上げは完全に落ちてはいますが、全体的に均一な表面の時代感が古式銃として全く違和感のない感じになっています。
フレームとシリンダーの一部にオリジナルのブルー仕上げが残っています。 銃身は161mmのラウンド・バレル(銃身後部のみ約26mmがオクタゴン・バレル)です。 銃身後部がオクタゴン・バレル(八角銃身)である事とハンマーとリコイル・シールドの形状から本品はM1854 モデルの中でも後期生産型である事が判ります。 最も初期のM1854は銃身の全てがオクタゴン・バレルでした。 その後まず銃身の後部を残してほぼ全てラウンド・バレルになる過渡期型(シリアル No.が2000番までの品ですが例外も存在します。)、そしてリコイル・シールド(同じ線上にあるローディング・ゲートも含め)が極端に表現すると凹んだ扇型から、凸んだ曲状(通常のリボルバーのリコイル・シールドでは一般的な形)に変わり、ハンマーのスパーが僅かに後部に下がって後期生産型となります。 ルフォーショー社の製品は後の官営造兵廠製とは違い注文に応じて古い仕様での生産もしており、新旧の部品が混在したモデルも見られますが。本品は後期型です。
フレーム左側面に(前部と後部にまたいで)「2305」の刻印が入っています。 バレル側(前部)に打刻された「23」の刻印は殆ど見えません(特に「3」は目視では全く見えません)。 シリンダー後面に「C」、バレル基部に「C」と読める刻印が見られます。
木製グリップ僅かに痩せが見られ仕上げも落ちています。 ネジの金具周りに傷みが多少見られますが、古式銃としては許容範囲です。
本品はシングル・アクションとダブル・アクションで、その作動は完全です。 ハンマーのハーフ・コック、フル・コックの動きは比較的スムースで、コックの際にカキッ!カキッ!と機会音がします。 ハンマーを起こした状態でトリガーを引くとハンマーが落ちます。
M1854 モデルは軍用として幾つかの国で採用されただけありルフォーショーの中で最も人気のある品で、ルフォーショー・コレクションの中では絶対に外せない品です。 軍用官給品の典型的な品で南北戦争で使用された可能性もあります。 お値打ち価格に設定してあります。 (MM)
【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長: 28.5cm、銃身長: 16.2cm、口径: 内径1.1cm、外径16.1cm、銘文: 無銘)
【その他の情報】
昭和56年11月26日に埼玉県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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