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BAR M1918A2 ブローニング オートマチック ライフル (#545826) |
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価格(税込)
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\495,000 |
商品番号
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【8761】 |
英 名
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Caliber .30 US Model 1918A2 Browning Automatic Rifle |
種 類
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自動小銃、軽機関銃、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2025年 春 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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1,219mm(実測) |
口 径
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.30-06 |
装 弾
数
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20発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【BAR M1918A2 ブローニング オートマチック ライフル について】
BAR (Browning Automatic Rifle, ブローニング オートマチック ライフル) は、機関銃を配備した敵に対して分隊単位で対抗可能な小火器の必要性を受けて1917年に開発された、自動小銃と軽機関銃の中間的な特徴を併せ持った銃です。
1917年にアメリカの第一次世界大戦への参戦に先駆けて、ジョン・M・ブローニングは後にM1917として採用される.30-06弾を使用する水冷式重機関銃のプロトタイプ及び同じく.30-06弾を使用するBMR (Browning Machine Rifle, ブローニング マシン ライフル) と呼ばれる自動小銃をワシントンD.C.に持参し、デモンストレーションを行いました。 このデモンストレーションの結果、BMR自動小銃はすぐさま米軍制式となり、軍の最優先生産品となりました。 同時期に制式となったM1917重機関銃との混同を避けるため、この自動小銃は「Rifle, Caliber .30, Automatic, Browning, M1918 (BAR)」と命名されましたが、初期生産品のBARでは銃本体に「BROWNING MACHINE RIFLE」のモデル名が打刻された品も見られます。 1917年7月にはブローニングのパテント権限を保有していたコルト社に12,000挺が発注されました。 しかしながら、当時コルト社は英国向けのビッカース機関銃の生産によりBARを製造する余裕がなかったため、工場拡張期間中はBARの納入期限を遅らせる事を要請しましたが、政府はこれを却下し、代わりにウィンチェスター社を主契約者に指名し、25,000挺のBARを発注しました。 ウィンチェスター社はBARの生産開始に先駆けて排莢方向を上方から右側面に変更するなど、BARに幾つかの改良を加えて1918年2月に製造を開始しましたが、初期生産品の1,800挺は個体間で部品の互換性が無いなど軍の仕様を満たすものではなく、軍の仕様が満たせるようになるまで一時的に生産停止を余儀なくされました。 その後、ウィンチェスター社によるBARの一カ月当たりの生産数は1918年6月には約4,000挺に達し、7月には月生産数が約8,000挺となりました。 ウィンチェスター社によるBARの製造が軌道に乗ってから程なくして、当初の主契約者であったコルト社及びマーリン・ロックウェル社によるBARの製造も開始されました。 マーリン・ロックウェル社による最初の生産ロットは1918年6月に納品され、同社による最盛期の生産数は一日当たり200挺であったと言われています。 BARの生産は1918年9月までに34,500挺に達し、1918年11月に第一次世界大戦が終結するまでに53,000挺のBARが納品されました。 この内約28,000挺がウィンチェスター社、約16,000挺がマーリン・ロックウェル社によるもので、コルト社が終戦までに製造したBARは僅か9,000挺程度に留まりました。
その後、1930年代に入ると、既存のBARを改修したM1918A1と呼ばれるモデルの開発が進められ、1937年6月24日に制式となりました。 M1918A1ではハンドガード前方のガス・シリンダー・チューブに折り畳み式の二脚が追加された他、元々のバット・プレートにヒンジ式のアウター・バット・プレートが追加されました。 1938年に入ると、さらなる改良モデルであるM1918A2が開発されました。 M1918A2では二脚の取り付け位置が銃口付近に移されている他、ハンドガードが短縮され、ヒート・シールドが追加されました。 M1918A2では射撃機能がフル・オートマチックのみとなり、発射速度を低速もしくは高速で切り替える構造となりました。 また、1942年10月には当初木製であったバット・ストックが樹脂製に変更された他、1944年12月にはキャリング・ハンドルが銃身に追加されました。 M1918A2は従来のM1918やM1918A1の改修の他、ニューイングランド・スモール・アームズ社やIBM社によって新規製造も行われました。
BARは戦後、M1ガランドやM1カービンと共に我国の自衛隊にも供与されていたため、日本でも馴染みのある銃とも言えます。 (KK Updated)
【本個体の説明】
本品はニューイングランド・スモール・アームズ (NESA) で当初からBAR M1918A2として製造された品で、レシーバー上面にはシリアルNo.545826の他、「BROWNING AUTOMATIC RIFLE U.S. CAL 30 M1918 A2」のモデル名刻印及び「MAN'F'D BY N.E. SMALL ARMS CORP.」のメーカー刻印が打刻されています。 レシーバー上面にはそのほかにもかなり薄くなっていますが米国武器省 (Ordnance Department) の検査刻印である「クロス・キャノン」刻印及び「P」のプルーフ刻印が入っています。 バット・ストックは樹脂製となっており、付属の二脚は脚の長さの調整ノブが上部に設けられている1944年5月に採用された後期タイプとなっています。 銃身前部上面にはフレーミング・ボムの刻印と共にニューイングランド・スモール・アームズ社を示す「NE-7」のサブコントラクター刻印の他、製造時期を示す「9-44」の刻印が入っています。 二脚基部の刻印は塗装に覆われ、一部を除き確認が出来ません。 その他、リア・サイト・ガードには「C-64231A」の刻印が見られます。 トリガー・ガード・グループは、マガジン・ガイドが一体式となったタイプで、トリガー・ガード下面に「D35470」の刻印が見られます。 その他、ガス・シリンダーは穴が大きい後期のタイプ、バット・プレートはヒンジ式の蓋 (バット・トラップ) が省略された1942年10月に採用されたタイプとなっています。
本品のレシーバーは全体に仕上げ直しが施されており、やや打ち傷や擦れ、経年による褪色が見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身やガス・チューブについても、一部に擦れや褪色は見られるものの、パーカー仕上げが比較的残っています。 フラッシュ・ハイダー部分については、やや時代錆や表面が表れています。 ハンドガードやキャリング・ハンドルの木部についても、やや打ち傷や線傷は見られるものの、大きな破損は見られず、取り付けもガタつきもなくしっかりとしています。 樹脂製バット・ストックについても、全体にやや打ち傷や線傷が見受けられますが、こちらも目立った破損や欠損等は見られません。 バット・ストックとレシーバーの取り付け部に若干の隙間や僅かな欠けが見られますが、取り付け自体はがたつきもなくしっかりとしています。 バット・プレート及びショルダー・レスト部分については、やや打ち傷や擦れの他、仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所が見られますが、現状大きな朽ち込みや変形等は見られません。 バット・プレートと銃床の取付部に若干の隙間が見られますが、銃床への取り付けにはがたつきは見られません。 ショルダー・レスト取り付け基部付近のネジは上から真鍮のような金属により覆われています。 リア・サイトの起倒・調整やマガジンの着脱、二脚の展開・伸縮、ショルダー・レストの開閉については問題なく行う事が可能です。 セレクター・レバーの切り替えについても問題なく、安全位置でトリガーがロックされます。 付属のマガジンはブルー仕上げで、こちらもやや小傷や擦れは見られるものの、凹みや変形等は見られず、オリジナルの仕上げも大部分に残っています。 尚、マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (YS)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
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