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火縄銃 瀬戸内地方三匁五分細筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 鍛巻張 藤田[以下不明]) (西)㉟ |
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価格(税込)
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\165,000 |
商品番号
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【8742】 |
英 名
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Japanese Matchlock Musket, SETOUCHI Erea |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、大阪店在庫品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,154mm |
口 径
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13mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 瀬戸内地方三匁五分細筒 (在銘: 鍛巻張 藤田[以下不明])について】
本品は在銘品ですが「鍛巻張 藤田までは判読できますが)以下不明)となっています。 藤田姓は銘鑑では瀬戸内地方のみに見る鉄砲鍛冶で阿州(阿波国)が最も多く、予州(伊予国)、長州(長門国)と続きます。 例外的には土州(土佐国)も一人ありますが、この中で一番可能性があるのは阿波筒の掟には全く沿っていませんが阿州の鍛冶ではないでしょうか。 雰囲気は備前系、間違いなく瀬戸内地方の筒です。 敢えてどの地方の筒とは断定できないので、瀬戸内地方筒としました。
銘と共に刻まれた「鍛張」とは銃身の作製方法 (鍛え) のランクとも言える構法の一つです。 芯金に巻き付けた鉄板をどのような構法で張り鍛えているかを表しています。「鍛張」は鍛えた板を巻張した作りです。 他に「半巻張」「一重巻張」「二重巻張」「三重巻張」「短冊張」「蛭巻張」「鍛巻張」「惣巻張」「鍛惣巻張」「鉄惣巻張」「鍛二重巻張」「惣鍛二重巻張」「地鉄惣巻張 」「地鉄鍛惣巻張」「地鉄鍛鋼二重惣巻張」など色々な組合せで表記されます。 また「鍛張」切った品は西日本尾筒に多い銃身の作製方法です。
本品は全長115.4cm、銃身長82.3cm、重量2.57kgと火縄銃の細筒 (小筒) としては短めでやや軽量のサイズで、口径は13mm(三匁五分)となっています。 細筒は主に狩猟用や標的射撃用として使用されました。
本品の銃身は後方に向かってやや広がった形状の丸銃身で、その上面だけを平らにした「表一角」と呼ばれる形状となっています。 銃口部は丸柑子になっています。 柑子の直ぐ後ろに銅製と思われる良い時代色が付いた帯状の玉縁が光っています。 先目当ては後部がなだらかにアールを描いて低くなった台型のバリエーションで真鍮製の刃が付いています。元目当は「袖型」「片富士」のような形状ですが前半分が跳ね上がっています。 本品は目釘穴やカラクリの鋲裏金、用心金基部を蛇ノ目(小さな丸型)飾りで統一されており、火縄消しの周囲の飾り金具もシンブルな蛇ノ目になっています。 銃床下部には飾り金具はなく、矢袋の金具も当初からありません。 幅広のかなり狭い(8mm)胴金が付いています。 銃身は銃床に対して3か所の目釘により固定される構造となっています。 カラクリは外カラクリで、カラクリの蟹の目隠しは水滴型なっています。 引金は一種の釣鐘形で、用心金が設けられています。 カラクリの地板金や火挟、火蓋、胴金、用心金といった部品については真鍮製となっています。 (MM)
【本個体の説明】
台に傷みがありますが、経年の使用によるもので資料的には問題がありませんので、敢えて本来の生(うぶ)な状態でお値打ち価格で販売します。全体にやや打ち傷が見受けられ、銃床右側後方の火蓋の前に欠けがあります。またカルカ取り付け穴周辺に木部に若干の欠けが見られるものの、それ以外には大きな破損なども見受けられず、艶のある仕上げも大部分に残っています。 カラクリの地板金や胴金、雨覆、火蓋、ナマコ金といった真鍮部品は適度な時代感が付いた良い雰囲気となっています。 カラクリの作動はやや不安定で、火挟を起こした際のロックは問題なく掛かりますが、引金を引くと火挟が弱く落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尚、尾栓は新しく手の凝った作った品で、取り外しは可能ですので筒内の掃除も容易に行えます。(MM)
【登録証情報】
(種別: 火縄式銃砲、全長: 115.4cm、銃身長: 82.3cm、口径: 1.3cm、銘文: 鍛巻張 藤田[以下不明])
【その他の情報】
平成3年9月14日に茨城県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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