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【TKS/D】火縄銃 紀州細筒 吉祥文尽シ色絵象嵌 (在銘: 出来助右衛門正章作 花押) 栗㉚ |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8720】 |
英 名
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種 類
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古式銃(登録証付)、単発、【TK】 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,338mm |
口 径
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13mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 紀州細筒 吉祥文尽シ色絵象嵌 (在銘: 出来助右衛門正章作 花押)について】
六代正章は天保12年(1841年)没
吉祥文
銃口側に空、薬室側に海、その間を松竹梅で繋いでいます。
全国鉄砲鍛冶名鑑 P.224及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.○○にその銘が掲載されています。
天保6年の年記あり。金輪結柏
本品は典型的な紀州筒に「紀州三葵紋」を16紋を散らし、波濤、鶴、雲、竹、梅などの「吉祥文様尽シ」の色絵象嵌が施された非常に上等な作りの品です。
本品は銃身長約100,2cm、全長約133,8cm、口径13mmの二匁半筒と、紀州筒としては平均的な寸法と口径の品です。 銃身は八角銃身で銃口部は上手な八角柑子となっています。 八角柑子の各面に「雷光文様」が入っており、そこから銃身に向かって縊れた部分には「ジグザグ形の文様」が金象嵌で入っています。 また柑子の後ろに真鍮製帯で玉縁を配しています。 先目当は紀州筒の小さな台形に真鍮製の刃を入れています。元目当は紀州筒に多く見られる「小さな片富士/片袖 (紀州目当)」 となっています。 カラクリについては蟹目ナキ外カラクリとなっており、弾金の後部はなだらかに長く傾斜した上等の紀州筒の特徴を持っています。 用心金、火挟、胴締金、カラクリ金具などの断面が角である事が本品の大きな紀州の特徴です。 引金は水滴型となっています。 雨覆は元々楔を用いる構造ではなく、銃身にパズルのように噛み合わせる事で取り付けられる構造となっており、煙返が設けられています。雨覆いが載る部分にも金象嵌が銃身(薬室)後部から続いています。 銃身は台 (銃床) に対して3か所の目釘により固定される構造となっています。 また目釘穴の周りに補強用の金具を施していないのが紀州筒の特徴ですが、本品は真鍮製の輪を施し、その周りに蒔絵で梅花を配している見事な品です。 銃床下部の背割りの留めは金具ではなく、目釘穴の周りと同じ蒔絵で梅花を配しています。 銃床は典型的な細い姿の紀州筒で、その特徴でもある庵が浅く台尻の背が「冠落とし」と呼ばれる一部だけを更に薄くした作りとなっています。 本品は地板金の鋲裏座金三ヵ等に「桜花」を象った金具が使用されています。 本品は鋲裏座金一ヵ所だけ「○○紋」になっています。 「火縄消しの穴」の周りはシンプルな真鍮の輪になっています。
銃身を外した台の内側に「文化十一年甲戌吉日」の墨書きがあります。 文化十一年は1814年で、全国的に見ても商品経済が展開し、町人文化が花開いた安定期でした。 紀州藩では紀州徳川家十代目の徳川治宝 (はるとみ) が統治した時代です。 紀州筒は特徴があるので、地域別に火縄銃を収集されるには必要な品で、本品は無銘ながら、台に年記の墨書きがある上等な品で、龍の象嵌も美しいお勧めの品です。 伊予筒と細身のシルエット共通しているので似ていると一般的に言われますが、並べてみるとその違いが判るので興味深いです。 (MM)
【本個体の説明】
本品の金属部は若干の時代錆や表面錆痕、経年による褪色を除いて目立った欠損等は見られず、時代を考えれば総じて良好な状態が保たれています。 銃身表面に施された「紀州三葵紋」と銃身表面のほぼ全体に施された「昇龍図」の銀象嵌については、剥落などもあまり見受けられず、比較的良好に残っています。 本品は無銘ながら龍の両目には銀の粒が入れたとても丁寧な作品です。 銃身下部の目釘金具の位置は台 (銃床) の目釘穴と3か所とも一致しています。 尚、目釘は付属しておりません。 多少磨かれた真鍮製の各部については銃床のコンディションと比較してそれほど違和感はありません。 台木 (銃床) についても打ち傷等は最小限で、目立った破損等も見受けられず、総じて良好な状態が保たれています。 銃身内は銃口から銃身後端まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尾栓についてもスムーズに取り外す事が可能となっています。 銃身内部は目立った朽ち込み等も見受けられず良好な状態が保たれています。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした状態で引金を引く事により火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。
木製のかるか (さく杖) が付属致します。 (MM)
【その他の情報】
平成23年9月13日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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